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株式会社リクルート エンジニアコース新人研修の内容を公開します!(2021年度版)

株式会社リクルート エンジニアコース新人研修の内容を公開します!(2021年度版)

こんにちは! Webフロントエンドエンジニアの眞野 隼輔です。
毎年大きな反響を頂いている、エンジニアコースの新人研修の内容を紹介させていただきます。

研修の概要

リクルートでは、エンジニアコースでスペシャリスト採用された新卒のエンジニアを対象に、現場で培われた「本当に必要な生きた知識・技術」を取り入れた新人研修を開催しています。

前半は研修では各分野に長けた社員による講義形式の技術研修を行い、後半は仮配属という形でそれぞれ別の部署に配属されて実際の業務を経験するOJTとなっています。

この技術研修はそのほとんどが内製されており、ベテラン社員による経験を元にした講義を通して生きた知識・技術を獲得できます。また、実際に手を動かす演習型の講義ではベテラン社員からのレビューやフィードバックを得られるため、知識の定着や更なる成長へと繋がります。

本年度の技術研修も、昨年度に引き続きフルリモートでの開催でした。

本記事では、前半の講義にて使用した資料を公開します。

昨年度との差分

昨年度までは、Webにおけるマークアップを体系的に学べるHTML/CSS講座がありましたが、本年度からはブラウザ講座へと変更されています。この研修では、ブラウザの中でどのような処理が行われているのかを部分ごとに学習します。

例えば、アドレスバーに入力されたURLからリソースを取得するまでの通信の仕組みを事細かに順を追って見ていくネットワークの章や、取得したリソースが画面に表示されるまでの間にどのような工程を経るのかを学習するレンダリングの章などがありました。

受講生の頭の中にWebに関する処理のマップを作成してもらい、Web技術に関する他の講義を受けた際の理解度を深めることを狙っています。また、自力では学びにくいWebの前提知識を知ることで、今後働く上で学習や作業の足掛かりになる内容となっていました。

新人からは以下のようなフィードバックが寄せられました。

  • ブラウザの仕組みなどを深く考えたことがなかった
  • 今後の学習の取っ掛かりができてよかったです
  • 当たり前のように考えていたブラウザでの処理を意識するようになれたので、とてもいい機会だったと感じました
  • 時折挟まる「雑談」が、個人的に好きです

私はこの研修にサポート役として参加し、新人の理解の促進と疑問の解消に努めていました。新人たちが積極的に質問する様子やハンズオンにて理解を深めようとしていたことから、自発的に学習しようとする姿勢を感じ取ることができました。

研修内容・資料

おわりに

研修の中では資料に載っている内容に留まらず、関連する知識や更に詳しく学ぶための補足まで興味を持つことで広く深い学びを得ることができます。
加えて双方向でのコミュニケーションも重要で、新人による質問から議論が発生し、より深い理解へと繋がるケースも多くありました。
今年はデータスペシャリストコースと合同の研修もあり、コースを混ぜたチームでのハッカソン型の研修等を通して、コースを超えた同期の繋がりも作れていたようです。

私も昨年この研修を受けましたが、今年は複数の研修にサポート役として参加する中で、新人たちの学習意欲の高さに驚かされました。

今後の更なる成長と活躍を期待しています!