組織一丸で作るインナーコミュニケーション施策
はじめに
初めまして、ICT統括室 企画統括グループの村瀬です。
この記事では、組織内のインナーコミュニケーション(インコミ)施策やその運営方法についてご紹介したいと思います。
背景
現在、ICT統括室ではメンバー自ら発信する組織風土を目指して、「小さなHappyから、大きなMissまで、つい話したくなる組織づくり」というスローガンを掲げて、複数の施策を実施しています。
この取り組みの背景は、2021年のコロナ禍に遡ります。リモートワークへの切り替えにより、出社してリアルな接点を持つ機会が無くなってしまった一方で、組織としては戦略推進のために毎月一定数の新規参画者が増え続けているという状況がありました。戦力として早期に組織に溶け込み、業務の進め方を把握して、価値発揮をして欲しいのに、組織風土やちょっとした声かけの温度感が分からないことで、キャッチアップが遅れたり業務がうまく進められないといったことが無視できない課題となっていました。そこで組織活性・コミュニケーション促進を目的にインコミ施策の検討と推進が始まりました。
2021年当時は、何が正解か誰もその答えを持ち合わせない中で、試行錯誤で様々な施策を実施。徐々に出社制限が解除され、環境も変化していく中で、施策の目的の見直しなどを経て今に至ります。
現在のメイン施策
現在、行われているメインの施策について概要を説明したいと思います。
1つ目はライトニングトーク会。積極的に自身のことを発信していく文化を醸成するため様々なテーマで発信を行う場作りを実施。主にオンラインミーティングの形式で、1人持ち時間15分ほどのライトニングトークを実施。テーマは表彰案件の共有や社外カンファレンス共有といった業務寄りの内容から、趣味全開で熱く語り合う企画や、部長職以上の方をゲストに招いて人となりや経歴を深掘りするといった企画を実施し、月次開催で毎回100人前後の方が視聴してくれています。
2つ目は座談会。何かあったときに気軽に相談できる人を見つけるために、少人数・リアルの場で組織を超えた交流を創出しています。入社同期で集まる会やボードゲームを楽しむ会、フィットネスを楽しむ会などを企画してきており、時には部長など意思決定者の方も顔を出し、メンバーとの交流を行う場面も見られます。規模は10~20名ほどですがその分交流の密度も高く、満足度も5段階評価で4.9以上を連発しています。
運営方法
そしてこれらの施策は、企画統括グループのインコミ担当メンバーだけでなく、ICT統括室内の他組織からも社歴の浅い方を中心に協力メンバーとして企画段階から参加してもらう形式で運営しています。
こういった体制を取ることで、歴浅の協力メンバーの意見を元に、現場ニーズにマッチした施策を企画することができるとともに、運営する各施策のイベントにおいて、協力メンバー自身が組織の中に「顔を売る」機会になっているという効果があります。
自分達で企画したライトニングトーク会や座談会を推進する過程で、登壇者と事前準備のやり取りを行ったり、司会進行役として参加者の前でしゃべることで、組織内での知名度を上げ、関係性を広げていく切っ掛けとなっています。
最後に
このように、ICT統括室では新たにジョインしてくれた方をウェルカムな雰囲気で受け入れ、組織に馴染んでもらうための施策があり、その組織風土を自身の手で作り、広げていくことに関わる機会があります。
そしてこれらの取り組みを、組織を挙げて支援してくれる環境があること(協力メンバーや部長陣)、そこから生まれる有機的なヒトの繋がりが我々の強みを支えているのだと思います。
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