俳優の白石麻衣が、1月24日に都内で開催された映画「アンダーニンジャ」初日舞台あいさつに登場。主演の山崎賢人、共演の浜辺美波、間宮祥太朗、山本千尋、宮世琉弥、岡山天音、メガホンをとった福田雄一監督と、作品の中で自分以外の印象的なシーンについて語った。
現代の日本に潜んでいる“忍者”たちが活躍
同作は、漫画家・花沢健吾の現代社会に潜む新たな忍者像を描いた同名漫画を実写映画化したもので、コメディーの鬼才・福田監督が脚本も務める“現代忍者エンターテインメント”。戦後GHQによって組織を解体されながらも現代では秘密裏に存在し、日常に潜んでいる“忍者”の活躍を描く。主演の山崎が忍者組織「NIN」所属の下忍・雲隠九郎役を務めている。
白石は、忍者組織「NIN」に所属するすご腕のくノ一で、普段は小説家の編集者として働いている鈴木役。今作には他にも個性豊かなキャラクターが多数登場するということで、自分以外のシーンで特に印象的だった場面について語ることに。
白石は「皆さんのアクションもカッコいいですし、面白いシーンもたくさんあるんですけど」と前置きした上で、「私の好きなシーンは浜辺美波ちゃんの“見たことのない表情”が見られるシーン。ちょっと衝撃というか、変顔をしてもかわいい!と思って。かわいかったですねえ」と話すと、浜辺は照れ笑いを浮かべながら「SNSをしばらくやめようって…。(反応が)怖過ぎて」とポツリ。
慰めるように白石は「やめないでください…どんな顔をしてもかわいいんだなって思いました」と称賛すると、浜辺は「いやいや、ありがとうございます」と消え入りそうな声で返していた。
あらためてそのシーンについて聞かれると、浜辺は「公開が怖いなあって(笑)。自分以外のところは全部オススメの映画なんですけど、自分のところはちょっと怖いなと思って。しばらくXとかは開かないでおこうって」とSNSの反響におびえていることを打ち明け、福田監督から「開け!(笑)」とツッコまれていた。
さらに、浜辺は「監督が『絶対野口(浜辺)はかわいくなっているから』ってずっと言ってくるんですけど、言ってくれればくれるほどうそにしか聞こえなくなってきて」と疑心暗鬼になっていることを伝え、「これは(浜辺をおだてて)公開を押し通そうとしている!怖い!って(笑)。(その場面を)切ってもらっていいのにって」と苦笑い。
そんな浜辺に、福田監督「絶対かわいい。賢人くん、野口かわいいよね!」と同意を求めると、山崎は「かわいいっす。はい」と即答し、続けて福田監督が「撮影中も賢人くんと『野口めっちゃかわいいよね』って言ってたもんね」とフォローすると、「ありがとうございます。本当に感謝です」と浜辺は恐縮していた。
白石、使いたい忍術は「変身の術」
さらに、“現代忍者エンターテインメント”である今作にちなんで、それぞれもし忍術を使えるならどんなものを使ってみたいかを巻物で発表する企画も。
白石は「変身の術」と発表し、「朝起きてすっぴんの状態から変身!っていう感じで(笑)。メイク済みで髪形もセットされた状態に変身できる術です」と説明。すぐさま福田監督から「他の人に変身にしなくていいの?」と問われると、「そうですね。基本自分に(笑)。ちゃんと身だしなみの整った自分に変身できたら、(メイク道具など)荷物も減るだろうし、楽かなと思いまして。これですね」と答え、ファンタジックなものではなく実用的な忍術であることを明かした。
ほか、山崎は「分身の術」、浜辺は「早駆けの術」、間宮は「場所移動の術」、山本は「記憶の術」、宮世は「透明になれる術」、岡山は「無眠の術」、福田監督は「笑えるギャグが書ける術」と回答。浜辺いわく「忍術一覧に載っている」ものから、魔法あるいはドラえもんの“ひみつ道具”にありそうなものまで、幅広い忍術をそれぞれ発表していた。
◆取材・文・撮影=松崎太陽(STABLENT)
※山崎賢人の「崎」はタツサキが正式表記
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