Location via proxy:   
[Report a bug]   [Manage cookies]                

気になる本を読んでみた

ジャンルは問わずに雑食な読書感想を

#50「結局、男の服は普通がいい」

a.r10.to

Amazonはこちらから

https://amzn.to/410YyC2

【PR】

 

(2020年3月初版発行)

 

服飾業界で豊富な経験を持つファッションアナリストが、

「普通服」の大事さについて説く本。

 

流行のものを着ようとすると、

常に追いかけ続けなければならなくなり疲弊してしまう。

シンプルなものをサラッと着こなすことが「オシャレ」であると述べる。

 

著者はユニクロで働いた経験があり、

その「普通服」としてのコストパフォーマンスの良さを挙げている。

 

ファッションの種類は、

・アメカジ

・アウトドア

・ストリート

・ロック

・ビジカジ

と大きく分類することが出来て、

同じカテゴリー内のものを組み合わせたり、

場合によっては似たものを合わせたりするのが良いとのこと。

 

また、これらのカテゴリーが生まれた背景についての説明や、

それに属するブランドのことも触れてくれていてありがたかった。

 

また、来ている服がどうかが大事なのかどうかではなく、

その人自身が、その服を着たいと思って着ているという

「自信」が大事であると語る。

 

ファッションの基礎的なことを説明してくれていて、

とても分かりやすくいい本だと思う。

 

 

#49「ライターになるための練習問題100 新版」

a.r10.to

Amazonはこちらか

https://amzn.to/41oEeMr


amzn.to

【PR】

 

(2007年5月初版発行)

 

出版社と編集プロダクションの違いなど、

出版業界で働くための基礎知識や、

ライターとして仕事をするために必要なテクニック、

実際に経験するであろう仕事内容にどう対応すればよいかなど、

書き手としてのいろはを、

実際にライター志望者が通う学校である『編集の学校』が,

一問一答形式で教えてくれる。

 

2007年と昔の出版物のため、

インターネット上のライティングに関することには触れておらず、

あくまで出版物に対してのライターへのアドバイスとなっている。

 

ただ、出版物でもウェブ上でも、

記事を作っていくための基本は共通する点が多く、

現在においても十分通じる内容であると感じた。

 

 

#48「非常識な読書のすすめ」


a.r10.to

Amazonはこちらから

非常識な読書のすすめ ―人生がガラッと変わる「本の読み方」30 | 清水 克衛, 「元気が出る本」出版部 |本 | 通販 | Amazon

【PR】

 

(2012年3月初版発行)

 

書店を自ら開業し「本のソムリエ」として注目された著者が、

人生において本を読むことの大切さを説く。

 

著者はこの本を、

福沢諭吉の「学問のすすめ」を意識して書いていると述べている。

 

読書を勧める本なのだが、

自己啓発本に近いかなあ。

人生で成功するには、どのような思考をして、

どのように行動すべきかを説明している。

 

興味深い表現だなあと思ったのが、

人間の真理を学ぶ読書を「タテ糸の読書」

その時代における常識的な知識を得ようとする読書を「ヨコ系の読書」と名付け、

ヨコ系だけになりがちなのを、タテ系の読書を多めにすることによって、

物事の通りを知ることが出来る・・・というところ。

 

私自身、今読書を心掛けているが、

こういったタテとヨコは意識せずにしていて、

振り返ってみるとヨコの本が多くなっているように思う。

これからはそちらに意識を向けるようにして、

タテの本を読むことを増やしていくようにしたい。

 

疑問がひとつ。

小説はどちらのカテゴリに入るのだろうか?

どちかというとタテに入るような気がする。

そうなると、結構読んでいるかも。

 

 

 

 

 

#47「藤井聡太がやさしく教える 将棋の手筋」

a.r10.to

Amazonはこちらから

https://amzn.to/41h6S1M

【PR】

 

(2023年8月発行)

 

「手筋」とは将棋のテクニックのことであり、

この本では、それぞれの駒ごとの動かし方や、

複数の駒が連動する形までを丁寧に説明してくれる。

 

以前に将棋の初歩の本を紹介したが、

ttk0114.hatenablog.com

たまたまその続きとなるような本を手にすることが出来た。

 

駒ごとの手筋の説明はとてもわかりやすく、

私でもついていけた。

「桂先の銀」「割り打ちの銀」

などの銀の働きについては全く気付いていなかったので参考になった。

「銀は斜め後ろに動けて、真後ろには動けない」

としか考えていなかったから。

 

最後の方の最終局面の駒の進め方あたりは、

難しくてまだ完全にはついて行くことが出来ず。

今後の課題である。

 

監修:藤井聡太となっているのだが、

前書きにしか本人の記述と見られるものはない。

 

発行者:羽生善治

構成:雨宮知典

 

となっており、実際には藤井聡太はあまり関わっておらず、

最近になって将棋に興味を持った人に見てもらうために、

名前を借りて表紙に起用し、

今までの書籍を練り直して新たに作られた本なのだろうと考える。

 

この「藤井聡太がやさしく教えるシリーズ」は、

他にも3冊ほど出ているので、

機会を見てまた読んでみようと思う。

 

ちなみに現在私がやっている将棋ウォーズ、

対人はまだ怖くて出来ないので、

練習モードでコンピューターと対戦中だが、

「簡単」はCPUが弱すぎて楽勝なのだが、

「普通」に全く歯が立たない。

相手の駒が効いている状態を読み切れず、

あっさり飛車や角行を取られてしまう。

(しかも待ったは出来ない)

 

早く強くなりたい・・・。

 

#46「大泉エッセイ 僕が綴った16年」

a.r10.to

Amazonはこちらから

https://amzn.to/3CVwoQO

 

俳優・大泉洋が雑誌(3誌)に連載したエッセイをまとめたものに、

書き下ろしを加えたもの。

 

水曜どうでしょう」で注目を浴びだした頃から、

地上波ドラマや映画で脚光を浴びるまでの16年間の

彼の想いが綴られている。

 

内容は、

個性的だった祖父や親兄弟との思い出、

旅行、飛行機、宿、映画撮影時などの仕事の話など何でもあり。

たまーに真面目な人生観も語っている。

 

私が大泉氏を始めて知ったのは「パパパパパフィー」で、

その後、MXテレビTVKテレビで放送された「水曜どうでしょう」に

ハマってしまい、だいぶ遅れながらもほとんどの作品を見届けた。

 

水曜どうでしょう」はとにかく面白かった。

4人の掛け合い、だまし合い(ほとんどだまされるのは大泉氏だが)。

特にカブに乗って旅をするシリーズが楽しかった。

(本人たちは相当大変だったと語っているが)

 

放送終了からしばらく経ち、

大泉氏は当時からは想像もできないぐらいビッグになってしまった。

だが、彼の立ち振る舞いはその頃とあまり変わっていないように感じる。

彼の人徳のなせる業なのか。

 

「死ぬまで大泉洋」「死ぬまで水曜どうでしょう」を

全うしていただきたい。