タスクをどんどん、DONE(どーん!)しよう♪
タスクの状態を表すのに、「Todo、Doing、Done」ってよく使いますが、あえて「どーん!」って言いたいですよね。今回は気持ちよくタスクを「どーん!」させるためのコツを紹介します。
2017は、勢いよくどーんと行きましょう。今日は、僕の経験とスクラムをもとに、プログラマがどんどんタスクを終わらせ、DONE(どーん!)させるコツをお伝えします。極めて簡単なコツなのですが、アジャイルコーチをやると毎回指導しているのを思い出し書き出してみました。
何ができればDONE(どーん!)なのかタスクのゴールの条件を明らかにする
プログラミングのお仕事は、1人で完結することはほぼありません。仕事の依頼主が期待する結果は何か、なにができればタスクが終わったと言えるのかを合意することは欠かせません。また、運用担当やテスト担当などの同僚へどのように引き渡せば、困らないかを把握する必要があります。終わりの条件が多すぎるのであれば、ステップ・バイ・ステップでゴールへ向かうことができるように、ちょうどよいサイズのタスクに分解します。
タスクを実施する背景理由を把握する
ソフトウェアで何を実現するかの【What】だけでなく、ユーザに必要とされる背景や理由、事業にとって何の意味があるのかの【Why】の部分も把握できると、依頼主に複数案を提示し、もっともらしい案を選択してもらうことが出来ます。理想的は、多大な労力で役立たずのムダを作り出すではなく、少ない労力で最大限の価値を生むことです。Whyが曖昧であれば、タスクに着手せず、明確にしてもらうように依頼します。
複数のルートから選ぶ
車の旅行で目的地に到達するルートが複数あるように、終わらせるルートは複数存在します。同僚と相談しながらタスクを終わらせる案を出し、最も良さそうな案を選択しサブタスクに分解します。チーム内に有識者がいないのであれば、チーム外に相談することも選択肢に入れて下さい。新しい技術要素で未知の要素が多すぎる場合は、話し合いでは結論が出せない場合もあります。その場合は、期間を限定し複数案の一部を実験し、どの案がもっともらしいかを見極めます。
着手するタスクは1つに集中し、確実に終わらせる
終わらないマルチタスクが継続してしまうと、私たちの集中力を奪います。また、一人で終わらない仕事を抱え込むことで、周囲の人が状況を把握できない、後続の人が着手できない、着手後に遅れて問題が発覚するなどの悪影響を与えます。タスクを確実に1つ1つを終わらせるのが仕事の基本中の基本です。今まさに着手しているタスクを一人で終わらせることが不可能であれば、立ち話、チャット、チケット、WIPプルリクを活用して積極的に相談します。
大きな障害物に会えば、調整や計画を変更する
ソフトウェア開発は総じて、難しい仕事が多く、計画通りにものごとが進まないものです。うまくいかなかった時に、朝会や立ち話やペア作業やチャットなどを通じて、同僚や仕事の依頼側と相談し調整を図ります。障害物を乗り越える難易度が高いのであれば、小さく分解する他に、ペア作業や複数人で組ん取り組んで下さい。ペアプログラミングやモブプログラミングが一つ参考になります。
タスクが終われば,どーん!! 完成の喜びを分かち合う
チームでタスクボードを運用していれば、TODO、DOINGがスッキリとクリアになったときのあの清涼感、達成感、楽しさを感じたことがあるでしょう。難しいタスクをDONEすればどーん!です。