Cline 試してみた
立ち位置としては零細企業経営者かつ Erlang/OTP でミドルウェアを書いてる人。
Cline は VS Code で Claude 3.7 Sonnet を使って試してみた感想をざっくりと。主戦場である Erlang/OTP では試していない。
Cline によってコードを読み込む、コードを編集するを自動化するだけで結構な革命、コマンド実行は手動でやってみてた。
かなり言うことは聞かないし、なんども指示しないと使い物にならない。とにかく優先順位が付けられない。例えば、コード修正したらビルドしてテスト実行してねって言ってるのに、いきなりコミットしようとする。
試した内容
SDL の v3 がでたので自社の C++ SDK 向けサンプルで SDL v2 からの移行をやらせてみた。
移行ドキュメントとビルド方法を教えて、エラーが出ないところまでを目標にしてみた。結論としては移行はできなかったが、マイグレーション内容を覚えて VS Code が勝手に動いてコード変更していくのはかなり衝撃を受けるレベル。
CMakeLists.txt や Python で書かれているビルドツールも細かい指示でなんとがんばっていたが、 1 時間ではビルドを通すところまでいかなかったが、少し手を入れ得れば動くだろうという所まではできた。かかった Claude 3.7 Sonnet API 利用の費用は 3 ドルくらい、1 ドル 150 円換算で 450 円。
自分は普段からチャットで社員に指示している側なので、特に違和感なく利用できた。
ただ、とにかく安すぎる。Cline で実現できることと、価格に違和感がありすぎる。これが 4.5 万円なら、うーん、ってなるが 450 円はちょっと安すぎる。
個人的にCline はプログラマーより、昔プログラマーで今マネージメントやってる人が触ってみると良いと思う。
追記
C++ SDK の SDL3 移行の指示を、 Plan でもう少し具体的にしてから、 1 から作業させてみた結果、1.2 ドル、180 円でビルドが通るところまで実現できた。
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