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アズマオウ

登録日:2011/06/19 Sun 11:31:52
更新日:2024/12/09 Mon 15:59:50
所要時間:約 5 分で読めます






秋が くると 産卵のために 流れに 逆らって 力強く 川を 泳ぐ 姿が みられる。




アズマオウとは『ポケットモンスター』シリーズに初代から登場するポケモンの1体。


■データ


全国図鑑No.119
分類:きんぎょポケモン
英語名:Seaking
高さ:1.3m
重さ:39.0kg
タマゴグループ:水中2
性別比率:♂50♀50

タイプ:みず
特性:みずのベール(火傷状態にならない)
  /すいすい(天気が「あめ」の時、素早さの値が2倍になる)
隠れ特性:ひらいしん(電気タイプの技を受けた時、その技を無効化し特攻を1段階上げる。元々無効の場合は上がらない。
          ダブル・トリプルバトルで自分以外のポケモンが使った単体対象の電気タイプの技の対象を自分にする)

HP:80
攻撃:92
防御:65
特攻:65(初代のみ80)
特防:80
素早さ:68
合計:450

努力値:攻撃+2

トサキントがレベル33で進化

■トサキント





背びれ 胸びれが 筋肉のように 発達しており 水中を 5ノットの 速さで 泳ぐ。


全国図鑑No.118
分類:きんぎょポケモン
英語名:Goldeen
高さ:0.6m
重さ:15.0kg

タイプ:みず

■概要


進化前同様に金魚がモチーフだが、アズマオウはアズマニシキがモデル。

進化前のトサキントは『スマブラシリーズ』皆勤賞なため知名度は高い。
……が、その進化形は?と聞かれると咄嗟には出ない人も多いのではないだろうか。

黒い斑点が多いのが特徴。
秋になるとオスはメスにプロポーズするため、川底で踊る。
産卵の時期になるとアズマオウが川の上流に集まり真っ赤に染まるという。
…気持ち悪いとかシュールってレベルじゃねーぞ!

頭にある巨大な角で川底の岩に穴を開けて巣を作り、タマゴを産む。それはタマゴが敵に襲われたり流されないようにするため。
タマゴが孵るまで一月以上、オスとメスは交代で巣の周りをパトロールする。
またアズマオウマニアのトレーナーは角愛好家とヒレ愛好家に分かれ、互いの仲は悪い。

英名はSeaking。海の王である。…海水魚?

トサキントの角は金魚鉢はおろか、分厚いガラスすらたやすく割ってしまうほどの威力を持つ。


■ゲームでのアズマオウ


『BW』を除けば図鑑皆勤賞のポケモン。ただし同作でも野生で捕まえることは出来る。
ソード・シールド』では、大量のポケモンが脱落したがその中でも出演を果たしておりコイキングギャラドスと並んでシリーズ皆勤を果たしていた。
さらに『BW』のコイキングは野生では出現しないため、『剣盾』発売時点では全地方に生息している唯一のポケモンであった。
……しかし『レジェンズ』、『SV』ではなぜか登場せず、シリーズ皆勤の記録もここで途切れてしまうことになった……。『PokemonHome』が解禁されたので連れて来ること自体はできるようになったが。
因みに『レジェンズ』の舞台であるヒスイ地方は過去のシンオウ地方だが、『DP』の時代ではトサキントの野生個体は登場していたので、この地方のトサキントは外来種にあたる可能性がある。

現在ではひでんわざとなり、追加効果の変更で水物理最メジャーな「たきのぼり」をレベルアップで覚え且つ初代から使える唯一のポケモン。
ただし第三世代までは威力の低い「なみのり」でしかなかった。

ストーリー攻略上ではメノクラゲなどと並んで比較的地味な存在。
川などの水辺に出るため手に入るのは波乗りが使える中盤以降。
しかし、その頃には他の優秀な水ポケが登場する上に、レベルアップではなかなかまともな技を覚えない。寧ろ、やや高めの獲得経験値を狙われサンドバッグにされる事が多い。
ただ、ハナダジムのトサキントの「つつく」で手持ちのポケをやられた人もいるはず。
第二世代では貴重な「たきのぼり」を覚えるポケモンの一匹であった(オーダイルは当時覚えなかった)ため、
「なみのり」「うずしお」とまとめて覚えさせて水上移動のお世話になった人もいるかも。

第三世代以降では「すいすいorこうそくいどう」の後のタワークオリティの「つのドリル」の三タテで有名になる。
多くのプレイヤーにトラウマを植え付けた。

『剣盾』でもしぶとく登場したが、水辺でのランダムエンカウントが無くなったせいか少し影が薄い。
但しルリナがジム戦でトサキントを、ファイナルトーナメント一回戦でアズマオウを出してくるため必ず一度は顔を合わせる事になる。
アクアリングを使うが、耐久力自体が大したことがないのでこの点で苦労することはないだろう。
ただ、相性一致で楽勝と踏んで草タイプで挑めば、メガホーンをぶっ刺されるので注意。電気対策はしていないため、素直に電気技で仕留めてしまうと良い。

■対戦でのアズマオウ


攻撃がそこそこ高い事を除けば平凡な値。
初代の頃は一撃必殺技の成功率が素早さ依存なので、上記の高速移動+一撃必殺技コンボができるのはコイツとギャロップカイリューという点が対戦でも注目された。
金銀以降は一撃技の弱体化と水ポケでありながら特攻が低い事で埋もれがちだったが、第四世代から物理特殊技の変更と水パメジャー化と強力な追加技で使用率が激増。


タイプ一致の「たきのぼり」「アクアテール」「ハイドロポンプ
水タイプのお供「れいとうビーム
草対策の「メガホーン
草やフェアリーに有効な「どくづき
BW2からはまさかの地面技「ドリルライナー
そして一撃撃必殺技の「つのドリル」

補助技にゴーストポケ対策の「みずびたし
回復技の「ねむる」「アクアリング
すいすい以外の特性なら「こうそくいどう」

特性は隠れ特性の「ひらいしん」が特に強力、これにより実質弱点が草だけとなる。
条件が良ければ電気タイプを一方的にボコる事も可能。
そして、特殊アタッカーにもなれる。アズマオウ始まったな!

また、雨パでの採用なら「すいすい」も優先できる。

さり気なく世代を追う毎にどんどん強化されているポケモンの一匹。

…と、技や特性だけみると中々優秀だが、能力値自体が中途半端なので、読みが甘いと耐久型にもアタッカーにもならないと使い辛い。
特殊型にすると「ひらいしん」の発動が前提となり安定せず、物理型にしても「ひらいしん」を十全に生かせずそもそも素のステータスも半端…と痛し痒しな点も厳しい。
色々な型があるが、最終的には「つのドリル」が差別化の決め手という場合が多く、良くも悪くもこれに頼りがちである。

なお『スマブラ』のせいで勘違いしがちだが、「はねる」は覚えない。
『SM』ではZワザとして使うことで攻撃3段階アップという強力な効果を得られるだけに残念である。


■『ポケモン不思議のダンジョン』シリーズでのアズマオウ


初代『ポケモン不思議のダンジョン「救助隊』では、何故か野生でどこにも出現しない。

他に野生で出ないポケモンはギャラドスミロカロスがいるが、そちらは進化前が出現率が低いレアポケ(勿論コイキングも)な上、条件を満たすまでは一つのバージョンに片方しか出現しない等、特別なポジションである為まだ判る。

が、アズマオウにはそういったバックスクリーンは何も無い為、謎の存在となっている。

ダンジョンに出るポケモンは倒せば見つけたカウントに入るが、アズマオウの場合はトサキントを進化させるなりジラーチに願うなりしないとカウントされない。





トウヤ「魔王様!例の英雄についてですが」
アズマオウ「気にするな!」

ゼクロム「バリバリダー」

─────────────────── 
 あいての ゼクロムは
 弾ける オーラを 放っている!
───────────────────

アズマオウ「アァーッ!!」


ゼクロム「応援、ありがとう!」

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最終更新:2024年12月09日 15:59