Location via proxy:   [ UP ]  
[Report a bug]   [Manage cookies]                

マーベル・シネマティック・ユニバース

登録日:2014/10/31 Fri 00:36:07
更新日:2024/11/24 Sun 17:55:31
所要時間:約 60 分で読めます


タグ一覧
Earth_199999 MARVEL MCU アイアンマン アベンジャーズ アメコミ アントマン ウィンター・ソルジャー ウォーマシン エターナルズ ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー キャプテン・アメリカ キャプテン・マーベル クロスオーバー ケヴィン・ファイギ コメント欄ログ化項目 シェアワールド シャン・チー シリーズ項目 シー・ハルク スカーレット・ウィッチ スパイダーマン ソニー・ピクチャーズ ソー デアデビル ディズニー デッドプール ドクター・ストレンジ ドラマ ハルク パラマウント映画 ファルコン フランチャイズ ブラックパンサー ブラック・ウィドウ ホークアイ マイティ・ソー マーベル・シネマティック・ユニバース マーベル・スタジオ ミズ・マーベル ムーンナイト ユニバーサル映画 ユニバース ロキ ヴィジョン 世界観 原点にして頂点 壮大 所要時間30分以上の項目 所要時間60分以上の項目 映画 洋画 豪華俳優陣 豪華声優陣




MARVEL STUDIOS


MARVEL CINEMATIC UNIVERSE(マーベル・シネマティック・ユニバース)(MCU)とは、アメリカのコミック会社MARVEL原作のコミックを、子会社のマーベル・スタジオが実写映画化した映画シリーズの総称、またシリーズが所有する世界観全体を指す。


概要

これまでのマーベル社原作のアメコミ映画は『X-MEN』『スパイダーマン』『ファンタスティック・フォー』等、外部の映画スタジオに版権を貸し出して製作もスタジオ任せにすることが一般的だった。
たが、『アイアンマン』を皮切りに自社の傘下にあるマーベル・スタジオに製作を任せることで版権問題を解決し、マーベルのコミックヒーロー達を随時映画化しながらクロスオーバーさせる方式をとるようになった。

配給は当初パラマウント映画が担当していたが*1、2009年にディズニーがMARVELを買収した影響もあり、パラマウントは『アベンジャーズ』以降の配給権をディズニーに譲渡。以後はウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズが配給を担当している。
『アベンジャーズ』と『アイアンマン3』の冒頭にパラマウントのロゴが流れるのは、元々同社が配給予定であった名残である。

『アベンジャーズ』以降のマーベル・スタジオはディズニーの映画レーベルを兼ねるようになったため、シンデレラ城でおなじみのディズニーのロゴは当然流れないが、スパイダーマンシリーズではソニー及びコロンビア・ピクチャーズのロゴも流されている。

クロスオーバーの最もたる例が『アベンジャーズ』であり、ここではシリーズの集大成としてこれまで登場した映画の主役であるヒーロー達が一堂に会しチームを組んでいる。
*2
*3
*4

そのため『アベンジャーズ』シリーズと『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』は作中に登場するヒーローの映画をあらかじめ観ることが推奨されている。

これだけではなく、各映画でも共通のキーワードや小道具、登場人物に至るまで他の作品と密接なリンクが見受けられ、世界観を共通していることがわかる。

また、映画だけでなく短編シリーズ「マーベル・ワンショット」やテレビドラマ『エージェント・オブ・シールド』や『エージェント・カーター』、Netflixのドラマシリーズ(『デアデビル』『ジェシカ・ジョーンズ』『ルーク・ケイジ』『アイアン・フィスト』等で結成されるヒーローチーム『ザ・ディフェンダーズ』)も世界観に組み込まれている。
あくまで映画が本筋であるためドラマのキャラ、設定が映画内で語られることは長らくなかった。

その後、2019年に開始したディズニーの配信サービス・Disney+で、サブキャラクターのスピンオフドラマが配信されることが決定した。
これに伴って、Netflixで配信されていたドラマシリーズは全てキャンセルされた。
Netflixとマーベルは、使用から終了してから2年はNetflix側がキャラクター権利を保有するという取り決めがあり、2年後の2020年から、随時Netflix側が保有していたマーベルキャラクターの権利がマーベル/ディズニー側に返還された。
これにより、2021年からマーベル・スタジオが製作するMCU作品に彼らが登場するようになった。

なお無数にあるマルチバース(多元世界)の中の「アース199999*5」の物語として、一応原作コミックの世界にも含まれている。
(前述したX-MENシリーズやF4などの映画シリーズ、スパイダーマンの映画シリーズ、その他のMCU始動以前に制作された様々な映画、ドラマ、アニメ作品などの映像作品なども一応含まれている)

MCUのヒット以降、他会社も映画のユニバース化を試みるようになった。
しかし、ユニバース化を目的とするあまり各作品の構成が歪になるという欠点が目立って酷評されるパターンが多い中で、MCUはいずれも映画として一定の評価を得ている上、同時に世界観の構築にも成功している、先駆者にして稀有な例であると言える。
*6
*7
*8
*9
*10

ちなみに本来は『キャプテン・アメリカ』を中心とした企画であったが、『アイアンマン』の予想外の大ヒットで急遽アイアンマンも物語の中心位置になった事がコミコンで明かされている。


主な登場人物


ヒーロー


トニー・スタークアイアンマン
演:ロバート・ダウニーJr(吹き替え:藤原啓治
大企業スターク・インダストリーズの社長にして稀代の発明家。
自身の発明した特殊スーツにより武装し、戦争をふっかけてくる敵と戦う。
自信過剰なところが玉に瑕だが、根は真面目で繊細なのでやる時はやる。

スティーブ・ロジャースキャプテンアメリカ
演:クリス・エヴァンス(吹き替え:中村悠一
1940年代、ドイツから亡命してきた科学者のエイブラハム・アースキン博士が発明した超人血清を打たれ肉体を超人化した兵士。
強靭な肉体とトレードマークである特殊合金「ヴィヴラニウム」の盾を武器に持つ。
愛国心と責任感に優れた好青年であり、アベンジャーズの指揮を務める。愛称は「キャップ」。
登場するたびに強くなってると評判。成長力まで超人のようだ。

ソー
演:クリス・ヘムズワース(吹き替え:三宅健太
神々の国アスガルドの王子。
怪力と雷を呼び起こすハンマー「ムジョルニア」を駆使し敵を駆逐する。
元々は傲慢な性格だったが地球人の女性との交流を経て成長し、思慮深さも出た。

ブルース・バナーハルク
演:エドワード・ノートン(吹き替え:水嶋ヒロ『インクレディブル・ハルク』)
→マーク・ラファロ(吹き替え:宮内敦士『アベンジャーズ』以降)
人体実験が失敗し怒ると緑色の巨大な怪物に変身するようになった科学者。
一たび変身すると制御不能になるため、戦力になるが扱いづらいという諸刃の剣を持つ。
普段は冷静かつ温厚だが、ハルク化すると性格も粗暴になる。

ナターシャ・ロマノフブラック・ウィドウ
演:スカーレット・ヨハンソン(吹き替え:佐古真弓『アイアンマン2』→ 米倉涼子『アベンジャーズ』以降)
S.H.I.E.L.D.の女エージェント。
元ロシアのスパイで、隠密行動や対人戦闘に長けている。
幼少時の悲惨な訓練生時代で、人には言えないトラウマを抱える。

クリント・バートンホークアイ
演:ジェレミー・レナー(吹き替え:阪口周平『マイティ・ソー』→ 宮迫博之『アベンジャーズ』~『アベンジャーズ/エンドゲーム』→ 東地宏樹『ブラック・ウィドウ』以降)
S.H.I.E.L.D.のエージェント。二児の父。
百戦錬磨の弓使いで、どんな無茶な射的もこなしてしまう。「ただの弓の人」でもヒーローなのだ。

ジェームズ・“ローディ”ローズウォーマシン
演:テレンス・ハワード(吹き替え:高木渉『アイアンマン』)
→ドン・チードル(吹き替え:目黒光祐『アイアンマン2』以降)
トニーのよき友人の空軍大佐。
強い愛国心を持ち、アイアンマンスーツを基にしたアーマーで武装した戦士となる。

サム・ウィルソンファルコン
演:アンソニー・マッキー(吹き替え:溝端淳平『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』~『アベンジャーズ/エンドゲーム』→ 濱野大輝『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』以降)
スティーブと親しい退役軍人。
人工翼による空中戦を得意とする。

バッキー・バーンズウィンターソルジャー
演:セバスチャン・スタン(吹き替え:白石充)
スティーブの幼馴染でかつての同期の軍人。
ヒドラとの戦いで谷底に転落死したと思われていたが生存しており、ヒドラの実験により洗脳された傀儡兵士と成り果ててしまう。
スティーブとの再会以降、紆余曲折を経てヒーローとして再起し、地球を守るために戦う決意を固める。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
 ○ピーター・クイルスター・ロード
  演:クリス・プラット(吹き替え:山寺宏一
 ○ガモーラ
  演:ゾーイ・サルダナ(吹き替え:朴ロ美
 ○ドラックス・ザ・デストロイヤー
  演:デイヴ・バウティスタ(吹き替え:楠見尚己)
 ○ロケット・ラクーン
  声:ブラッドリー・クーパー(吹き替え:加藤浩次)
 ○グルート
  声:ヴィン・ディーゼル(吹き替え:遠藤憲一)
 ○マンティス
  演:ポム・クレメンティエフ(吹き替え:秋元才加)
銀河の果てで戦っている元ロクデナシ集団。
陽気なリーダーとクールな女戦士、脳筋破壊魔におっさんアライグマと癒し系植物人間の五人。後に新メンバーとしてエンパス虫少女が加入。

ネビュラ
演:カレン・ギラン(吹き替え:森夏姫)
ガモーラの義理の姉妹で、サノスの養子。義理の父と姉を恨んでいる。
ガーディアンズとの関わりを経てガモーラと和解し、サノスとの決着を付けるためアベンジャーズとともに戦う。

◆ハワード・ザ・ダック
演:セス・グリーン(声のみ)(吹き替え:不明)
別次元、アース791021から来た水鳥型宇宙人*11
半ば原作通りに主にガーディアンズシリーズのカメオ出演キャラとして活躍している。
実はエンドゲームの決戦のシーンにも、一瞬だが参戦している様子が見られる。

ワンダ・マキシモフスカーレット・ウィッチ
演:エリザベス・オルセン(吹き替え:行成とあ)
ヒドラのインフィニティ・ストーンを利用した実験で超能力を得た少女。
テレキネシスとマインドコントロールの能力を持つ。
当初はウルトロンの配下として登場するも、彼の真の目的を知って離反しアベンジャーズに加入した。
ヴィジョンと恋仲になるが、『インフィニティ・ウォー』において思わぬ方向に。そして『ワンダヴィジョン』で更なる変化が…?

ピエトロ・マキシモフクイックシルバー
演:アーロン・テイラー=ジョンソン(吹き替え:小松史法)
ワンダの双子の兄。
高速移動の能力を持つ。ウルトロンとの戦いで戦死。
原作ではワンダ共々『X-MEN』シリーズに登場するミュータントだが、『X-MEN』映画化の権利を持つ20世紀FOXとマーベルの交渉の結果、設定変更することで参戦を果たした。
しかし、X-MENがMCU入りする事になったので、なんだかんだで蘇るかもしれない。…と思ったら、『ワンダヴィジョン』に演者が20世紀FOX版準拠に変更されたピエトロが登場したかと思いきや、ただの洗脳された一般人だった。

ヴィジョン
演:ポール・ベタニー(吹き替え:加瀬康之)
↑のジャーヴィスを、マインドストーンの力で人工肉体に意識を移植して完成した人造超人。
紳士的で人間に友好を示すチート能力者。あまりにチートすぎるため、脚本の都合でよく弱体化させられる。

スコット・ラングアントマン
演:ポール・ラッド(吹き替え:木内秀信)
身体を縮めるバツイチ男。
ピム粒子の力で怪力を持った小さなヒーローとなり、隠密工作を行う。

ホープ・ヴァン・ダインワスプ
演:エヴァンジェリン・リリー(吹き替え:内田有紀)
ピム博士の娘で、スコットのパートナー。
母の後を継いでワスプとなり、飛行能力を生かした戦闘をする。

キャシー・ラングスタチュア
演:アビー・ライダー・フォートソン(幼少期)(吹き替え:太田梨香子『アントマン』『アントマン&ワスプ』)
→エマ・ファーマン(成長後)(吹き替え:イブ優里安『アベンジャーズ/エンドゲーム』)
→キャスリン・ニュートン(成長後)(吹き替え:高橋李依『アントマン&ワスプ:クアントマニア』以降)
スコットの愛娘にして、ヒーローである父に憧れるティーンエイジャー。

ピーター・パーカースパイダーマン
演:トム・ホランド(吹き替え:榎木淳弥)
蜘蛛のスーパーパワーを得た高校生にして親愛なる隣人。
アントマンとヒドラ残党が対決した時点で既に活動して世間の注目を集めていた。
ヒーロー活動に目を付けたアイアンマンにスカウトされる。
『シビル・ウォー』の制作に伴いルッソ兄弟がMCUへの登場を熱望し、映画化の権利を持っていたソニーとマーベルの業務提携により、映画化権を共有することで奇跡の参戦を果たしたアメリカ内外屈指の人気キャラ。

ヴァルキリー
演:テッサ・トンプソン(吹き替え:沢城みゆき
アスガルドの女戦士隊の一人。ノリのいい豪快な女性。

ティ・チャラブラックパンサー
演:チャドウィック・ボーズマン(吹き替え:田村真)
アフリカに存在するワカンダ国の若き王。
ワカンダの守護神たる黒豹の名を冠したヴィヴラニウム製の強化スーツと爪で戦う。

シュリブラックパンサー
演:レティーシャ・ライト(吹き替え:百田夏菜子)
ワカンダの王女にしてティ・チャラの妹。そしてワカンダ一の頭脳を持つ天才科学者。

オコエ
演:ダナイ・グリラ(吹き替え:斎賀みつき
ティ・チャラの親衛隊長を務めるワカンダ最強の槍使い。

リリ・ウィリアムズアイアンハート
演:ドミニク・ソーン(吹き替え:早見沙織
トニー・スタークのアイアンマンスーツに匹敵するアーマースーツを開発する天才少女。トニーの母校であるMITの学生であり、大学の課題で提出したヴィブラニウムの探知装置を危険視したタロカンに命を狙われる羽目に。

ドクター・スティーヴン・ストレンジ
演:ベネディクト・カンバーバッチ(吹き替え:三上哲)
天才外科医だったが事故で両手が麻痺し、マスターズ・オブ・ミスティックアーツの寺院カマー・タージにて魔術の才能に目覚めた。
多元宇宙の力を引き出した魔術で武器の出現、空間移動、マントによる浮遊、時間操作を駆使する。

ウォン
演:ベネディクト・ウォン(吹き替え:田中美央)
ストレンジの同僚の魔術師。

アメリカ・チャベス
演:ソーチー・ゴメス(吹き替え:鬼頭明里
マルチバースを渡り歩く能力を持つ少女。

シュー・シャン・チー
演:シム・リウ(吹き替え:細谷佳正
秘密結社テン・リングスの首領ウェンウーの息子。
妻を失ったウェンウーによって暗殺者として育て上げられアメリカに渡るが、そのことを隠して生活を送っていた。

キャロル・ダンヴァースキャプテン・マーベル
演:ブリー・ラーソン(吹き替え:水樹奈々
四次元キューブの力を得てクリーで訓練を受けた地球人の空軍パイロット。
全身にフォトンエネルギーを宿し、放出による攻撃や、単独で宇宙空間を活動し空を飛べる。

◆エターナルズ
 ○セルシ
  演:ジェンマ・チャン(吹き替え:恒松あゆみ)
 ○イカリス
  演:リチャード・マッデン(吹き替え:川田紳司)
 ○エイジャック
  演:サルマ・ハエック(吹き替え:戸田恵子)
 ○スプライト
  演:リア・マクヒュー(吹き替え:金子陸)
 ○キンゴ
  演:クメイル・ナンジアニ(吹き替え:杉田智和
 ○ファストス
  演:ブライアン・タイリー・ヘンリー(吹き替え:後藤光祐)
 ○ドルイグ
  演:バリー・コーガン(吹き替え:内山昂輝
 ○マッカリ
  演:ローレン・リドロフ
 ○セナ
  演:アンジェリーナ・ジョリー(吹き替え:深見梨加)
 ○ギルガメッシュ
  演:ドン・リー(マ・ドンソク)(吹き替え:稲田徹
セレスティアルズに生み出された、永遠の命を生きる種族。
有史以前から地球人の営みを監視し続け、人知れず脅威から守り抜いてきたが、それにはある目的があった。

ケイト・ビショップホークアイ
演:ヘイリー・スタインフェルド(吹き替え:種﨑敦美
NY決戦でクリントに命を救われて以来、ホークアイに憧れを抱き、弓術を極めるようになった。

マーク・スペクタームーンナイト
スティーヴン・グラントMr.ナイト
演:オスカー・アイザック(吹き替え:関智一
寡黙で頑固な人格「マーク」と温厚で知識のある人格「スティーヴン」が混在している多重人格者の傭兵。
エジプトの神コンスと契約して化身(アバター)となり、悪人を懲罰するダークヒーローとなる。

カマラ・カーンミズ・マーベル
演:イマン・ヴェラーニ(吹き替え:松岡美里)
アベンジャーズオタク(特にキャプテン・マーベルの大ファン)のパキスタン系アメリカ人の高校生。祖母から送られた魔法のバングルから発生する光(ヌール)エネルギーを具現化して利用し、構造物を作成する能力を獲得した。

ジェニファー・ウォルターズシー・ハルク
演:タチアナ・マスラニ―(吹き替え:井上麻里奈
超人法を専門とするGLK&H事務所の弁護士で、ハルクことブルース・バナーの従姉妹。交通事故により同乗者のブルースの血液に触れてしまい、力強く緑がかったシー・ハルクに変身する体質となってしまう。
第四の壁を破ることができる。

ウェイド・ウィルソンデッドプール
演:ライアン・レイノルズ(吹き替え:加瀬康之)
ご存知、俺ちゃん!
二刀流と二丁拳銃を扱う傭兵。
特殊部隊の元隊員だったが、末期癌を患ってしまい、治療と偽った人体実験の末に驚異的な回復能力と引き換えに焼け爛れた醜い姿へと変貌してしまった。
ディズニーが20世紀FOXを買収した事でFOXのマーベル映画作品群『X-MENユニバース』からそのまま編入された異色の経歴を持つMARVELの人気ヒーロー。
第四の壁を破ることができる。
↑おいジェニファー! 第四の壁を破るのは俺ちゃんの代名詞だって事を忘れるな!

ヒーローの協力者達


ニック・フューリー
演:サミュエル・L・ジャクソン(吹き替え:手塚秀彰『アイアンマン』~『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』→ 竹中直人『アベンジャーズ』以降)
S.H.I.E.L.D.長官。左目に眼帯をした壮年の男。
アベンジャーズの総指揮として結集の役目を果たすも、自身の腹に色々と一物を抱えている為人望は薄い。

◆フィル・コールソン
演:クラーク・グレッグ(吹き替え:村治学)
S.H.I.E.L.D.のエージェント。フューリーの補佐を務める。
アベンジャーズ結集のため様々な映画の裏で頑張っていた苦労人。
映画オリジナルキャラだが人気が出たためコミックに逆輸入された。
一度死亡したがドラマ版で極秘に蘇生されS.H.I.E.L.D.を陰で支える。

◆マリア・ヒル
演:コビー・スマルダーズ(吹き替え:本田貴子)
S.H.I.E.L.D.のエージェントで、フューリーの副官。
長官の右腕として高い射撃の腕前を持つ。

◆ペッパー・ポッツ
演:グウィネス・パルトロー(吹き替え:岡寛恵『アイアンマン』~『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』→ 小林さやか『アベンジャーズ/エンドゲーム』)
トニーの秘書で恋人(のちにスターク・インダストリーズの社長を襲名)。
色々勝手をやらかすトニーに冷や汗をかきつつも、彼の身を案じ見守っている。

◆ジャーヴィス
声:ポール・ベタニー(吹き替え:加瀬康之)
トニーの執事AI。アイアンマンのサポートを行う。

◆ハワード・スターク
演:ジョン・スラッテリー(吹き替え:仲野裕)(壮年時)、ドミニク・クーパー(吹き替え:野島裕史)(青年時)
トニーの父親で、偉大な先達発明家。
キャプテン・アメリカと共に戦場を駆け巡り、絆を培った。
S.H.I.E.L.D.の創設メンバーだが、仕事で多忙な日々を送っていたために息子を放任してしまい親子仲に溝を作ってしまう。
1991年に妻のマリア共々交通事故で死亡したが、その裏には衝撃的な真実が隠されていた。

◆ペギー・カーター
演:ヘイリー・アトウェル(吹き替え:園崎未恵)
キャップの監督役兼パートナーの女性軍人。
スティーブにとっても彼女にとっても、互いに運命の人と思っていた。

◆ハンク・ピム
演:マイケル・ダグラス(吹き替え:御友公喜)
アントマンの後見人の博士。
ハワードのライバルで、彼と息子のトニーを敵視。
若い頃は初代アントマンとして戦場を駆け巡っており、キャプテン・アメリカが凍り付いた後の世界の平和を陰から支えていた。

◆ジェーン・フォスター
演:ナタリー・ポートマン(吹き替え:坂本真綾
ソーと初めて知り合った人間の天文学者。
彼と通じ合ううちに恋人同士になるが、『バトルロイヤル』前に破局。しかし…?

◆エリック・セルヴィグ
演:ステラン・スカルスガルド(吹き替え:金子由之)
ソーと対面した物理学者。
これを機に、S.H.I.E.L.D.絡みで様々な事件と関わりを持つが色々とひどい目に合う。

◆タロス
演:ベン・メンデルソーン(吹き替え:関俊彦
クリーと敵対する、変身能力を持ったスクラル人の将軍。
窮地を救ってくれたキャプテン・マーベルとフューリーには恩義を感じており、その後も彼らに手を貸している。

◆スタン・リー
演:本人
劇中のあらゆる場所、あらゆる星、あらゆる時代にも登場する謎の御大。

ヴィラン


ロキ
演:トム・ヒドルストン(吹き替え:平川大輔
ソーの義弟。
自身の出生と兄の立場を妬んでいる。『アベンジャーズ』ではメインヴィランを務め、ヒーロー達との激戦を繰り広げた。
紆余曲折を経てソーとの和解を果たし、改心して兄を支える決意を固めた矢先、サノスによって壮絶な最期を遂げてしまう。
しかし、『エンドゲーム』での2012年の世界で発生した思わぬ出来事により、2012年当時のロキが四次元キューブと共に逃亡。その後の彼の動向はスピンオフドラマ『ロキ』で描かれる。

サノス
演:ジョシュ・ブローリン(吹き替え:銀河万丈)(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』以降)
銀河最強最悪の力を持つ戦士。
インフィニティ・ストーンを集め、宇宙の半分の生命を虐殺することで宇宙の救済を果たそうとする狂気のタイタン人。

その他のヴィランについてはこの項目を参照。

マーベル・テレビジョン作品の登場人物


スカイ/デイジー・ジョンソン
演:クロエ・ベネット(吹き替え:渋谷はるか)
コールソンにスカウトされた新人S.H.I.E.L.D.エージェント。
実は過去にクリー人と関係が…。
その後、なんやかんやあってインヒューマンへと覚醒してしまい、超振動によってあらゆる物を粉砕する“クエイク”へと生まれ変わってしまった。

マット・マードック/デアデビル
演:チャーリー・コックス(吹き替え:内田夕夜)
ニューヨークで弁護士として働く盲目の男。
発達した聴覚を活かし、法では裁けない悪人を成敗している。

ジェシカ・ジョーンズ
演:クリステン・リッター(吹き替え:渡辺明乃
ニューヨークの女探偵。怪力のスーパーパワーを持つ。
変態男キルグレイヴに執着されており、執拗に追い回されたことがトラウマとなって酒を飲んだくれている。

カール・ルーカス/ルーク・ケイジ
演:マイク・コルター(吹き替え:武田雅則)
ハーレム在住の黒人ヒーロー。
刑務所で受けた人体実験により強靭な肉体と怪力を持ち、街を守るために雇われヒーローとして戦う。

ダニー・ランド/アイアン・フィスト
演:フィン・ジョーンズ(吹き替え:森宮隆)
秘境クン・ルンで修行を重ね、ついには龍の試練を突破しアイアン・フィストの称号を得た若きカンフーマスター。
幼いころ両親と共に飛行機事故に遭い、ひとりクン・ルンに拾われそこで育ったが、自らの生家であるランド社に忍び寄る危機を前に帰還する。

フランク・キャッスル/パニッシャー
演:ジョン・バーンサル(吹き替え:坂詰貴之)
犯罪者を抹殺する使命に燃える復讐者。
如何なる悪人でも殺さないデアデビルと対立する。

エレクトラ・ナチオス
演:エロディ・ユン(吹き替え:桜木可奈子)
富豪の令嬢でマットの元カノ。
自身が継いだ会社の金が犯罪に使われていた為、ヤクザから取り返す為にマットに接触するも断られてしまう。
そこでマットに勝手に金を振り込んで、無理矢理仕事を引き受けさせてパートナーにした。

ロビー・レイエス/ゴーストライダー
演:ガブリエル・ルナ(吹き替え:桐本拓哉)
地獄の炎をまとう復讐の精霊。
ストリートギャングの銃撃による交通事故で死亡するが、先代ゴーストライダーとの取引で復活を果たす。

◆ランナウェイズ
 ○アレックス・ワイルダー
  演:レンジ―・フェリズ(吹き替え:林勇)
 ○ニコ・ミノル
  演:岡野りりか(吹き替え:志田有彩)
 ○カロリーナ・ディーン
  演:ヴァージニア・ガードナー(吹き替え:潘めぐみ
 ○ガート・ヨークス
  演:アリエラ・ベアラー(吹き替え:石田嘉代)
 ○チェイス・ステイン
  演:グレッグ・サルキン(吹き替え:中島ヨシキ)
 ○モリー・ハイエス
  演:アレグラ・アコスタ(吹き替え:遠藤さやか)

タイロン・ジョンソン/クローク
演:オーブリー・ジョセフ
闇の能力者。
石油基地の爆破事故により、漆黒のマントで自在に姿を消せるようになった。

タンディ・ボウエン/ダガー
演:オリヴィア・ホルト
光の能力者。
石油基地の爆破事故により、光の短剣を操れるようになった。




シリーズ中での主なキーワード

▼地球
シリーズの主な舞台となるMCUの地球であり、銀河の人間からはテラとも呼ばれている。
他の星々と比べ文明の発展は遅れ銀河の中では重要なものはないとされ、ある人物からは「マジでクソ溜めみたいな場所」と言われるほど。
しかし、アイアンマン以降から続々と超人達が現れ始めたり、後述のインフィニティー・ストーンが6つの内3つも存在したり、2度も銀河中を巻き込んだ大事件の中心になったりとパワーバランスが不安定すぎるある意味魔境と化している。

▼S.H.I.E.L.D(戦略国土調停補強管理局)
アメリカ合衆国の危機に対して対策を取り、防衛するために結成された組織。
アベンジャーズをはじめとするヒーローを管理・サポートしつつ国土防衛するのが仕事。

▼超人兵士
1940年代の第二次世界大戦時に計画された、兵士を最強の兵器として改造する人体試験計画。
ハワード・スタークが一部の技術を提供し、被験者としてスティーブ・ロジャースが選ばれ実験は成功したが、計画自体は中止となってしまう。
後にブルース・バナーが軍からの依頼で独自の案で再現しようとしたが失敗に終わった。

▼アスガルド
北欧神が支配する九つの世界の一つ。
他の世界と行き来できる虹の橋を有している。

▼ヒドラ
第二次世界大戦中のドイツに潜伏していた秘密結社。
世界征服を目論んでいたが、キャプテン・アメリカにより野望は打ち砕かれ、組織は解体されたが、その残照は今もなお残っている。

▼チタウリ
凶暴で好戦的な宇宙人種族。サノスを通じ、ロキの指揮の下、地球を攻撃した。
所謂戦闘員枠。
大軍勢でNYを襲撃するも、結成したアベンジャーズとアイアンマンの決死の覚悟によって壊滅し、失敗した。
この襲撃によって、全世界に宇宙人や超人達の存在が知れ渡り、チタウリが地球に残した外宇宙のテクノロジーの多くは一般人への流出を防ぐために
S.H.I.E.L.D.やダメージコントロール局によって回収されたが、その強引なやり方はバルチャー一味が止む無く犯罪に手を染める遠因にもなり、彼らやS.H.I.E.L.D.内部に潜んでいたヒドラ残党は回収されなかった兵器を手中に収め、これを悪用してしまう。

▼クリー
アンドロメダ銀河系に住む、青肌が特徴の種族。
地球にも太古の時代から何人か来訪し、地球人に何かしらの影響を与えている。

▼スクラル
クリーと敵対する種族。
変身能力を持ち、他の惑星に潜伏している。

無限の石(インフィニティ・ストーン)
宇宙誕生の特異点の残骸となった6つの石の総称。
それぞれの石には宇宙を揺るがすほどの力を有している。
  • スペース・ストーン/テッセラクト(コズミック・キューブ)
  • リアリティ・ストーン/エーテル
  • パワー・ストーン/オーブ
  • マインド・ストーン/セプター(チタウリの杖の先端の石)
  • タイム・ストーン/正式名称不明(アガモットの目の中央の石)
  • ソウル・ストーン
の6つがある。
そして、これら6つを全て嵌め込むことで完成するインフィニティ・ガントレットが存在する。

▼ピム粒子
ハンク・ピムが開発した、物体の原子・分子間の距離を縮めて密度を変化させ、自在に縮小・拡大ができる粒子。しかし、どんなに密度を変えても対象の物体が持つ元々の質量は変わらないため、小さい姿のまま強烈なパンチやキックなどを繰り出したりできるなど、対象のパワーをそのまま発揮できる優れもの。
アントマンやワスプの力の源であり、制御を解除し、分子以下の未知の大きさの限界まで小さくなると「量子世界」と呼ばれる異界へと転移できる。

▼ソコヴィア協定
ニューヨークやソコヴィアでのアベンジャーズの戦闘被害を危惧した国連が制定した協定で、スーパーヒーローの出撃許可や管理を国連が全て行うというもの。
この協定の賛否および協定締結式で発生したウィンター・ソルジャーのテロ事件を巡り、最終的にアベンジャーズは瓦解することとなる。
協定自体はその後も廃止されておらず、『インフィニティ・ウォー』ではホークアイとアントマンが協定を受け入れた結果、協定違反の罪で2年間の自宅軟禁の処分を受けた事が語られた。

▼ワカンダ国
ジャングルの奥深くに存在するアフリカの小国家。
宇宙最強の鉱物ヴィブラニウムの技術の恩恵を受けており、発展途上国の皮を被った超科学大国を築き上げている。ティ・チャラ以前の国王の代までは技術を封印していたが、ティ・チャラにより、国の全貌と、その技術が全世界に知らされることになった。

▼魔術
マルチバースの力を借りて発現する、人の技を超えた力。
ドクター・ストレンジや魔術師たちはこれを駆使した武器や特殊能力で戦う。

▼“指パッチン” / "The Decimation"
『インフィニティ・ウォー』ラストで発生した事象。

▼ヘルズ・キッチン
Netflix製作ドラマシリーズの舞台。ちなみに「ヘルズ・キッチン」はニューヨークにある実在の都市。チタウリ襲撃の爪痕が未だ多く残っているニューヨークのスラムで、治安も回復しておらず海外マフィアや怪人が跋扈し、犯罪の温床となっている。


作品一覧

シリーズの区切り(主にアッセンブルスの「アベンジャーズ」名義の作品)ごとに区切られている。
2作品以上登場しているキャラも軽く紹介する。

インフィニティ・サーガ

フェーズ1~フェーズ3の22作の総称。『アベンジャーズ/エンドゲーム』の公開に合わせて命名された。






マルチバース・サーガ

フェーズ4~フェーズ6の総称。2022年のサンディエゴ・コミコンで命名された。









ドラマ


マーベル・スタジオ製作

≪Disney+配信ドラマ≫
ディズニー主導のストリーミングサービス。映画シリーズと同じく、マーベル・スタジオが製作し、映画でキャラを演じた俳優も続投。映画と変わらぬ大規模なスケールで物語が展開される。
後述のドラマ作品群とは違い、Disney+配信作は映画を製作しているケヴィン・ファイギ率いるマーベル・スタジオの手によるものになり、ファイギ氏がインタビューで示唆しているように他のドラマ作品群よりも、映画世界とのかかわりが濃密になる。

詳細は各フェーズの欄を参照。


マーベル・テレビジョン製作

MCUと同世界観だが、ケヴィン・ファイギが製作に関わっていないためか映画とのリンクは今一つ希薄*14

マーベル・テレビジョンの指揮を務めていたアイザック・パルムッターが、人種やジェンダーなどの認識を巡りファイギと根深い確執を抱えている事情や、それに対してディズニーの介入で
マーベル・スタジオがディズニー直属の部門となり、テレビジョンの管轄が別々となったのも映画とドラマの関わりが薄くなる一因となり、さらに映画とTVの予算の違いによるクオリティの差も目立つようになってしまった。
テレビジョンが制作していたドラマは、制作部門の統合によるテレビジョンの閉鎖などの影響で打ち切りとなり、ほとんどのドラマが物語道半ばで完結。計画されていた企画も全て白紙になってしまった。
これに対して、ファンの間では各ドラマ再開の要求の声が根強くあり、一部のドラマに関しては、出演していた俳優陣たちも賛成の声を上げている。

2020年、マーベル・テレビジョンは閉鎖され、マーベル・スタジオ内のマーベル・テレビスタジオへ統合。今後はドラマ製作も全てマーベル・スタジオとケヴィン・ファイギが関わり、ほとんどがDisney+や傘下のHuluなどで展開されていく予定になっている。
そして2021年以降、ドラマの登場人物の一部がMCU本軸の作品に登場するようになった。





その他の映像作品











TSUIKI SHUSEI WILL RETURN

この項目が面白かったなら……\ポチッと/
+ タグ編集
  • タグ:
  • 映画
  • 洋画
  • MARVEL
  • アメコミ
  • ドラマ
  • Earth_199999
  • ディズニー
  • ケヴィン・ファイギ
  • アベンジャーズ
  • アイアンマン
  • キャプテン・アメリカ
  • ソー
  • ハルク
  • ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
  • クロスオーバー
  • 壮大
  • 世界観
  • アントマン
  • スパイダーマン
  • ドクター・ストレンジ
  • MCU
  • マーベル・シネマティック・ユニバース
  • ブラックパンサー
  • キャプテン・マーベル
  • マーベル・スタジオ
  • 原点にして頂点
  • フランチャイズ
  • パラマウント映画
  • ユニバース
  • シリーズ項目
  • ブラック・ウィドウ
  • ホークアイ
  • ファルコン
  • ウィンター・ソルジャー
  • エターナルズ
  • シャン・チー
  • 豪華俳優陣
  • 豪華声優陣
  • シェアワールド
  • スカーレット・ウィッチ
  • ヴィジョン
  • ロキ
  • 所要時間30分以上の項目
  • 所要時間60分以上の項目
  • デアデビル
  • ムーンナイト
  • ミズ・マーベル
  • マイティ・ソー
  • シー・ハルク
  • コメント欄ログ化項目
  • ユニバーサル映画
  • ソニー・ピクチャーズ
  • ウォーマシン
  • デッドプール

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年11月24日 17:55

*1 『インクレディブル・ハルク』のみ、リメイク前との兼ね合いでユニバーサルが担当。日本では『アイアンマン』と『ハルク』をソニー・ピクチャーズが担当

*2 ただし、FOXの保有するX-MENシリーズとファンタスティック・フォーに関しては、同じマーベルでも組み込むことはできない。しかし原作ではX-MENのメンバーかつマグニートーの子供であるスカーレットウィッチとクイックシルバーが『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で登場。クイックシルバーはX-MENシリーズにも登場しているが、MCUとはパラレルな存在である。その後、ディズニーがFOXを買収したため、X-MENやF4のMCU登場が内定した。

*3 ソニー・ピクチャーズが保有するスパイダーマンは、ソニーとマーベル・スタジオの業務提携によりMCU参戦が決定し、単独映画制作に先駆けて『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』にて初登場。また、デアデビルやゴーストライダー、パニッシャーといった、以前は他社が配給していた作品も映像化権利がマーベルに戻った事で、ドラマシリーズに登場している。

*4 また「ベイマックス」こと「Big Hero 6」も含まれない

*5 作中では「アース616」と呼称

*6 ディズニー買収前の20世紀FOXのマーベル映画では『ファンタスティック・フォー』のリブート版を、将来的に『X-MEN』とクロスオーバーさせる企画があったが、その『F4』が制作段階で多くのトラブルに見舞われた上、酷評や大コケによって同作の続編が製作中止となる形で共演も中止になった。

*7 またソニー・ピクチャーズ製作の『アメイジング・スパイダーマン』シリーズもユニバース化が構想されており、『2』の製作段階で4作目までの公開日が決定していた他、スピンオフ作品として『シニスター・シックス』や『ヴェノム』の製作が内定していた。しかし、『2』の全米興行収入が作品の制作費を下回るほど少なく、内容的にも観客及び批評家の受けが良くなかった事、『2』の公開翌年にソニーとマーベル・スタジオが業務提携を結び、MCUにスパイダーマンを登場させることが決定した事などといった要因が重なり、シリーズの製作は打ち切りとなり、スピンオフ作品の製作も中止となった。なお、この時製作が内定していた『ヴェノム』は2017年にソニー・ピクチャーズによるMCUとは別のユニバース「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース(SSU)」の作品の一環として企画が再始動し、翌年の2018年に公開され、2021年に続編映画となる『レッド・ゼア・ビー・カーネイジ』が公開された。

*8 ライバルのDCも「DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)/DCフィルムズ・ユニバース(DCFU)」として『マン・オブ・スティール』以降のDC映画の世界観をリンクさせる試みを始めた。これに含まれるのは『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』『スーサイド・スクワッド』などで、ティム・バートン版およびジョエル・シュマッカー版『バットマン』シリーズ、『ダークナイト』トリロジーなどの過去作は含まれない。しかし、批評家からの賛否両論・酷評や『ジャスティス・リーグ』の制作上の紆余曲折を経ての興行的失敗を教訓に、現在はユニバース計画が大きく見直され、各映画の繋がりは薄まり、独立性の高い作風が強くなった。また、映画シリーズとは別に『ARROW/アロー』『THE FLASH/フラッシュ』『SUPERGIRL/スーパーガール』といったドラマ作品でも世界観をリンクさせている。クロスオーバーも積極的で、例えば『アロー』にはフラッシュやラーズ・アル・グール、コンスタンティンなどがゲスト出演している。

*9 ユニバーサル・ピクチャーズはトム・クルーズ主演の『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』を皮切りに、往年のモンスター映画を現代風にリメイクして世界観も共有する「ダーク・ユニバース」を展開予定であった。ハビエル・バルデムやジョニー・デップが主演予定だった作品の制作も内定していたが、『ザ・マミー』の酷評や大コケの影響で、ユニバースの展開が白紙となってしまった。

*10 その他、レジェンダリー・ピクチャーズ製作で『GODZILLA ゴジラ』『キングコング 髑髏島の巨神』等のハリウッド製怪獣映画の世界観「モンスターバース」やニュー・ライン・シネマ製作の『死霊館』に連なる「死霊館バース」、『アンブレイカブル』『スプリット』『ミスター・ガラス』の「シャマランバース」など様々なユニバースシリーズが製作されてきた。

*11 ただし、それはあくまでも正史世界“アース616”での話であり、MCUの世界であるアース199999ではその設定を持つかどうかは不明。

*12 未公開シーンでノーウェアの牢獄で監禁されていることが判明している

*13 なお、プロフェッサーXなどのX-MENメンバーは先行して映画作品に登場している。

*14 彼が関わっていたのは『エージェント・カーター』くらい。ドラマ内で映画の出来事が語られる程度でそれ以上のクロスオーバー要素は控えめである。

*15 アメリカではFreeformで放送された。