登録日:2014/12/30 Tue 23:51:45
更新日:2023/07/21 Fri 08:42:50
所要時間:約 3 分で読めます
フォルテッシモは配下のドラゴンに叱咤する。「力が全てだ。力の限り、力を込めて。強く強く」
概要
偽りの王(コードキング) フォルテッシモ 闇/火文明 (8) |
クリーチャー:キング・コマンド・ドラゴン/アンノウン 8000 |
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。 |
バトルゾーンにある自分のドラゴンはすべて、「スピードアタッカー」と「スレイヤー」を得る。 |
W・ブレイカー |
自分のドラゴンにスピードアタッカーとスレイヤーを付与する能力は当然強力であり、自身も侮れない打点を持つ。
《
黒神龍グールジェネレイド》《
魔龍バベルギヌス》のコンボと非常に相性がよく、フォルテッシモを出しているだけでバベルギヌスが死んでグールわらわらさせた際に、SAとなったグールが相手をいきなり殴りつけて相手を殲滅することが出来る。
今までは《マイキーのペンチ》と《イモータル・ブレード》とか《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》のようなサポートが必須だったが、それが一枚で済むのは嬉しい。自身もドラゴンであるため、
ドラゴン・ゾンビとのサポートの共有は簡単だろう。
その他のドラゴンデッキであっても、デアリガズ・カラーが流行した時期では利用のしがいがあった、と言える。
だが、デアリガズ・カラーにおいて最も重要な自然を含んでいないのは非常に痛い。
大抵は色の調整の観点上《
偽りの王 ヴィルヘルム》や《
偽りの王 モーツァルト》などで色を補充しつつ、《
永遠のリュウセイ・カイザー》で単色マナ兼マッドネス兼SA化、スレイヤーは《黒神龍オドル・ニードル》でいいや、となってしまいがち。
フォルテッシモを使う場合は、デッキに置いて十分に活かせるかどうかを議論するべきであろう。永遠リュウセイが銀枠でなら安く手に入るようになった現在、逆境ともいえる。
また、最近のドラゴンはコマンド・ドラゴンが多いのもなかなかに苦しい。
というのも、《寄生の悪魔龍 パラスマル》と《熱血龍 パラスラッガー》を《
連鎖類寄生目 パラスレックス》から投げられるため、別にわざわざフォルテッシモを入れる必要性まではないのである。
以下、SA化ドラゴンの比較。
永遠(とわ)のリュウセイ・カイザー 火文明 (8) |
クリーチャー:レッド・コマンド・ドラゴン/ハンター 8000 |
バトルゾーンにある自分のクリーチャーはすべて「スピードアタッカー」を得る。 |
W・ブレイカー |
相手のクリーチャーは、バトルゾーンに出す時タップして置く。 |
相手の呪文の効果またはクリーチャーの能力によって、このクリーチャーが自分の手札から捨てられる時、墓地に置くかわりにバトルゾーンに置いてもよい。 |
マッドネスをもった《隠れしウラブラスク/Urabrask the Hidden》。
相手をタップインさせるほうがより相手に干渉しやすく、またマッドネスのおかげで変なタイミングで出てくることも可能。
フォルテッシモに比べてパワーが劣ることもない。多色である、スレイヤーを付与できる点で差別化していきたい。
といってもフォルテッシモがリュウセイ・カイザーに劣るわけではなく、むしろ結構拮抗している。
なにしろ、スレイヤーを付与できるドラゴンは少ない上、一枚で2つの仕事ができるのはカードスロットの節約にもなる。
相手だってドラゴン使い相手にわざわざハンデス打ってくれるほど菩薩のような心は持っていないだろう。
ガイアール・アクセル 火文明 (6) |
クリーチャー:レッド・コマンド・ドラゴン/ハンター 6000 |
バトルゾーンにある自分の他のドラゴンはすべて「スピードアタッカー」を得る。 |
W・ブレイカー |
スレイヤーには出来ないが、とかく軽い。
SA化を手出しで出す予定なら明らかにこいつのほうがいいだろう。
だがむしろこのコストの差ならドラゴンデッキではどうにでもなるのでフォルテッシモを優先したほうがいいかもしれない。
熱血龍 パラスラッガー 火文明 (5) |
クリーチャー:ガイアール・コマンド・ドラゴン 5000 |
バトルゾーンにある自分のコマンド・ドラゴンはすべて「スピードアタッカー」を得る。 |
ドラゴンデッキを一気に押し上げ始めたパラスシリーズ、そのうちの一体。
コマンド・ドラゴン限定ではあるが軽い上にパラス故にいつでもパラスレックスから飛んでくる。
おまけにパラスマルだけではなくチャンカンパラスによるアンブロッカブル化やトノサマパラスによる破壊時のケアまで備わっており、
緊急時にはパラス・ルーソワでブロッカー化も可能。
コマンド・ドラゴンを多用しない、アンノウン型連ドラなどで活用を図ったり、先述のようにドラゴン・ゾンビデッキで運用したいところ。
余談
フレーバーテキストはロックバンド「ハウンド・ドッグ」の「フォルテッシモ」の一節「愛が全てだ 愛の限り 愛を込めて 強く強く」の「愛」を「力」に変えたもの。
アンノウンは感情を否定しているため、これは「感情よりも闘うための力だ」とも取れそうである。
名前のフォルテッシモは「きわめて強く」。「強く」はフォルテ(《
勇騎恐皇フォルテ》)になる。
フォルテッシモは配下の
Wiki篭りに叱咤する。「追記が全てだ。追記の限り、追記を込めて。強く強く」
最終更新:2023年07月21日 08:42