登録日:2018/12/20 Thu 14:58:31
更新日:2024/10/20 Sun 21:56:53
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概要
スマブラSPにおける、『基本的な体術が他ファイターを基にしている』が細かい差異のあるファイターの区分。
スマブラSPではシリーズ登場順にファイターに通し番号が振られているが、ダッシュファイターは登場順とは無関係に、
元になったファイターの後ろにダッシュ(´)をつけた番号が振られる。
海外では殆どの国で「´」を「プライム」としか読まない等、ダッシュでは伝わりにくいためか
『模倣者』等の意味を持つ『Echo』から『Echo Fighters』と呼称され、表記もイプシロン(ε)となっている。
早い話が
コンパチであるわけだが、すべての「モデル替えキャラ」がダッシュファイターに区分されるわけではない。
そもそもスマブラシリーズでは
第1作から似た手法で製作されたファイターが隠しキャラ枠として登場している。
以下にダッシュファイター以外のモデル替えキャラについてリストアップしておく。
上述のファイターたちのほとんどは、初参戦時点からダッシュファイターと言うには差異があまりに大きすぎるほどの性能差や固有モーションなどの個性が設けられていた。
例えば、キャプテン・ファルコンは素早さに優れるファイターなのに対し、ガノンドロフは真逆で鈍重高火力のファイターである。
『
DX』におけるピチューはピカチュウと異なりデメリットをこれでもかとぶっこまれたコンセプトからして最弱のファイターだが、
一方で着地硬直が他ファイターの半分で復帰力はピカチュウ以上にあるなど、ただの弱キャラには終わらない細かい性質の違いがある。
初参戦時はダッシュファイターに相当する性能だったルイージや
ドクターマリオも、続編でマリオとの大幅な差別化が行われているため、この定義からは外れている。
初代のコンパチ勢は『DX』、ガノンドロフは『
X』、ロイは『
for』、こどもリンクとピチューは『SP』において新規モデルを用意されている為「コンパチ」ではなくなり「技が似ているだけの別人」という形に落ち着いている。
『SP』新規参戦ファイターの
しずえはワザの構成が
むらびとと似ているが、モデル替えではなく「似たワザを持つキャラを骨格から完全新規で作っている」という経緯からダッシュファイター扱いはされていない。似たワザを持つのは文化の共通性故とのこと。
ちなみに三作目の『X』のみモデル替えキャラが存在せず、
ウルフや
トゥーンリンクは上記のしずえの例と同様である。
この他、
クッパ7人衆や
ピクミン&アルフのような、別枠扱いはされていないがカラバリで音声と表記が別キャラのものになるファイターもいる。
ダッシュファイター一覧
『
メトロイドプライム』シリーズから登場。
リトル・マックやしずえと同様、
アシストフィギュアから昇格したファイター。
サムスを軸に作られているが、気だるげで浮遊しているようなモーションに変わっている。
地上での判定は下半身が薄くなっていて下攻撃を躱しやすい一方で、空中判定はサムスより大きい。
モーションは判定がサムスに比べて大きくなっており、サムスのカラチェンみたいに扱うと攻撃がバンバン当たってしまう。
サムスより回避硬直が少ないので遠慮なく回避しよう。
それ以外ではサムスの炎属性攻撃が全て電気属性となっていて、ごく僅かにコンボがつながりやすい。
なお勝利時ファンファーレはサムスとは異なり、
リドリーと同じく「悪役っぽい」アレンジをされたファンファーレになっている。
『
スーパーマリオランド』から登場。パーティ系以外でプレイアブルになったのはスーパーマリオランに次いで二回目。
元々『DX』でピーチのカラチェンに存在しており、3作飛ばしでファイター枠を与えられた。かわいい。
ダッシュファイターとしては真っ先に公開された。かわいい。
性能差は当たり判定が微妙に違うくらいで、ごく一部の基本モーションを除いて全く無く、ピーチとまったく同じ感覚で使えるためプレイヤーからも統合扱いされている。かわいい。
ハートのエフェクトや最後の切りふだのときの桃が雛菊(Daisy)になってたりアピールも溌溂としている。かわいい。
勝利時ファンファーレはピーチと同じくマリオファミリーの通常のもの。
デイジーは
過去に「ピーチと被るからプレイアブルに出来なかった」と語られた事があり、それもあって既に参戦が絶望視されていたキャラクターの一人だった。それを考えると、ダッシュファイターというのはやはり画期的な枠組みだったのかもしれない。
From 21 マルス
『
ファイアーエムブレム 覚醒』より登場。
『
for』において『DX』のロイのようなマルスのモデル替え枠として登場した(後にDLCでロイが参戦し共演した)。
先に登場したロイと異なり再登場した『SP』においても「根本・先端の差がない」安定化マルスという性能差は外れることはなかった。
ゲームスピードが全体的に上昇したうえマルスは根本・先端の差が極端になった為、間合いを気にせずガンガン行けるという意味ではマルスと比べて扱いやすく、それでいて素直で機敏な挙動が健在なため万人向けキャラとしてのダッシュファイターの仲間入りを果たした。
しかも親父もダッシュファイターで登場した。
勝利時ファンファーレはマルスと異なり『「I」~為』のアレンジになっている(
ルフレと同じ)。
From 25 ロイ
なくはなかった。
ルキナと同じく『
ファイアーエムブレム 覚醒』より登場。
『for』で作り直されたとはいえ元々マルスのモデル替えだったロイのダッシュファイターとして登場したため、英雄王の末裔としての設定に違和感ない仕上がりになっている。
また、「ルキナの剣術は元々クロムのものだからマルスのコンパチなのはおかしいだろ」という意見も一部あったのだが、
クロムがマルスの(元)コンパチのコンパチとして登場したことで間接的にもルキナに埋め合わせがなされた。
ただし
ルキナよりも元ファイターであるロイからの違いは多い。
剣の判定はマルスやロイみたいな「根本・先端の差」がなく(ルキナの父親だからか)、技の炎属性も無い。
ロイの場合は根本の爆発力を頼りに戦うため見た目に反して肉弾戦ファイターのような立ち回りでガンガン行くキャラなのだが、
クロムは実質リーチ拡大した状態でロイの技を使いつつ切り込んでいけるので柔軟性は大幅にアップしている。
それに加えて上
必殺技が、アイクの天空のような『翔流斬』に変更された。
???「クロムが出てもアイクとキャラが被りそうじゃしのう。」「うッ。」
攻撃性能こそアイクの天空より上で、もっぱら復帰技と化した向こうと異なりコンボにも使えるが、復帰性能はロイと比べてもかなり低い。
にもかかわらず他の復帰手段を持たないため、「残念だったな!」とか叫びながら崖に届かず落ちるお父様の姿をお見かけする羽目になる。
???「"天空"でジャンプできないようなので復帰できませんね。」「放っておいてくれ!」
余談だが、他のダッシュファイターが
- コピーの存在であるブラピやダークサムス
- 似たポジションでピーチとの共演も多いデイジー
- マルスを名乗っていたルキナ
- そもそも原作の時点でリュウのコンパチであり、またライバルでもあるケン
- シモンの血縁者であるリヒター
…と、何かしらオリジナルと原作で繋がりがある中で、ロイとクロムは原作での接点が全く無い。一応DLCで会うことにはなるが、メインストーリーでの繋がりは一切ない。
この手のコンパチキャラでは珍しいキャラといえるだろう。
ファンファーレはルキナ、ルフレと同じく『「I」~為』のアレンジ(初期は通常のものだったがVer.3.0.0で修正)。
ルフレの切りふだや勝利時演出時にも依然として出続けている。誰だお前
一緒にするなよ!認めてもいないし、なかよしごっこもゴメンだ!!
『
新・光神話パルテナの鏡』から登場。
初登場の『for』の時点でピットとの差異がほとんどなく、一部技がピットの技巧的性質を殺してパワーよりに傾けたという仕上がりであったが、『SP』に於いてもかねがね同じ。
もっとも、原作設定を考えればピットと差がありすぎるのも不味い話だが。
具体的には通常必殺技、横必殺技、最後の切り札の3つの攻撃だけがピットから差別化または変更されている。
特筆すべきは通常必殺技『神弓シルバーリップ』。
ピットの『パルテナの神弓』より矢の軌道を曲げ辛くなっているが、ダメージ・弾速・吹っ飛ばし力が強化されておりブラピの個性をこれ一つで強めている。
これら以外の性能は同一なことから「当てやすい弓矢でダメージを堅実に蓄積させていく」ピット、「崖外に出した相手を弓矢で力強く撃墜していく」ブラピを、相手キャラによって使い分けるといった戦略が取りやすい。
勝利時ファンファーレはピット、パルテナと異なり『
ブラックピットのテーマ』。
『
ストリートファイターシリーズ』から登場。
元々コンパチブルキャラクターの代表格であったため、
ダッシュファイターの定義を聞いて誰もが確信した参戦。
…しかし、同時に現行作に至るまでの差別化を取り込んだため、「高威力の波動拳を駆使して中距離で牽制し、近付いたら一気に仕留める」リュウ、「リュウより優れた機動力と高火力コンボを用いて近距離でガンガン圧倒する」ケンといった、ダッシュファイターとは思えないほどの別物になっている。
公式曰く「サービス多めのダッシュファイター」…多すぎます。
勝利時ファンファーレはリュウと同じくストリートファイターIIのファンファーレである。
From 66 シモン
『
悪魔城ドラキュラX 血の輪廻』から登場。
ダッシュファイターの中では唯一、SPからの新規参戦キャラをベースにしたダッシュファイター。
御先祖様に当たる
シモンと同時に参戦が発表された。見た目は血の輪廻時代の姿。
もともとダッシュファイターとして作ることを想定してシモン側にもリヒターの技を入れているため、
見ようによってはシモンがリヒターのダッシュファイターとも言える。
当然ファンファーレは同じ。
基本的な性能はシモンと全く同じだが、聖水の属性が炎から波導になっているため、爆弾系アイテムの扱い方やスピリットのチョイス、一部キャラへの対策などで差が出る。
また、シモンと比較すると喰らい判定が若干低い横長型になっているのも特徴。(これはデイジーも同様)
特に下半身(下強攻撃に対する間合い)に差があるため、細かな位置取りを気にするのであれば注意したいところ。
余談
初代スマブラの公式サイト「スマブラ拳」のアンケート集計拳で、
桜井政博はカプコンによる格ゲー「
ジョジョの奇妙な冒険」に登場する「
恐怖を乗り越えた花京院」というコンパチキャラについて「いいなぁこの手。」と述べている。そして「おなかがいっぱいのピカチュウ」だの「
コンビニから帰ってきたルイージ」だのといったわけのわからないシチュエーションの別キャラを冗談交じりに提案した。
もちろんこれらは実際に登場はしていないが、ここまで述べてきた通りスマブラ初代から工数節約のためにモデルやモーションを別キャラに活用する手法は用いられ続けており、限られた工数で少しでも多くのファイターを出すための工夫を感じられる。
修正は、扱いを変えて追記のダッシュファイターとしました。
- クロムはもう完全にロイと別に扱ってもいいレベルなんだよなぁ。復帰力犠牲にした代わりにほか全部強い -- 名無しさん (2018-12-20 19:42:37)
- ケンもリュウで見たことない技がボンボコ出て「キミ本当にダッシュファイター?」ってなる -- 名無しさん (2018-12-20 19:51:33)
- 新キャラがいわゆるコンパチだと、大きな違いがあるにしろないにしろ「全部同じじゃないですか!」ってなりそうな気もするが、公式側で実質コンパチだと明確にされると、逆に違う部分が目立って普通に新キャラじゃね?ってなるような気がする -- 名無しさん (2018-12-20 20:16:01)
- 突っ込んじゃいけないんだろうけどデイジーの盾にされるキノピオ -- 名無しさん (2018-12-20 21:02:41)
- ダッシュファイターとしてシャドウが参戦する!…そんな風に思っていた時期が俺にもありました -- 名無しさん (2018-12-20 21:10:56)
- ↑2そこはあれだ、友好国の要人だからボディガード派遣してるんでしょう -- 名無しさん (2018-12-20 21:29:17)
- ちょっとした差異すらないがためにダッシュファイターではなくただの色違いとして続投する羽目になったアルフ... -- 名無しさん (2018-12-20 21:59:04)
- ディクシーコングはこれでワンチャンあるかな? -- 名無しさん (2018-12-21 00:28:27)
- ↑2 コクッパ7人衆「え?」 -- 名無しさん (2018-12-21 09:05:01)
- ダークメタナイトもこれで参戦できたはずでは…・ -- 名無しさん (2019-01-23 22:52:34)
- ↑カラバリで参戦できるだけでもラッキーなんやで -- 名無しさん (2019-01-23 22:58:42)
- スプラトゥーンやったことない自分が言うのもなんだけど、オクタリアンってインクリングのダッシュファイターにするには違いが大きすぎるのかな -- 名無しさん (2019-01-24 09:53:21)
- ↑原作では見た目が違うだけで性能は変わらんから、もし今後参戦するならカラバリかダッシュファイターかむらびととしずえさんみたいに技が一部共通って感じかも? -- 名無しさん (2019-01-24 12:22:54)
- ダッシュファイターの概念がもっと早く存在していれば、パチリスやデデンネが参戦してたかも。 -- 名無しさん (2019-02-03 12:07:00)
- クロムのファンファーレ変更されましたね -- 名無しさん (2019-04-25 17:26:10)
- ウルフはフォックスを元にしたのではなくフォックス、ファルコのノウハウを活かして作ったから定義がちょっと違う -- 名無しさん (2019-10-14 15:31:02)
- 今作のこどもリンクとピチューはコンパチと言えるかどうか微妙…というかピチューは流用モーション1つもないくらいの出来だからXでいうウルフみたいなもんじゃないの? -- 名無しさん (2020-02-03 05:24:39)
- 追加ファイターとしてはさすがに出せないのだろうけど、キャラのバリエーションを増やすことに成功していたから、終わらせるのはもったいない気もする -- 名無しさん (2020-05-30 00:16:10)
- こんな記事誰が書いたねん。ルイージがコンパチなのは64だけだしトゥーンリンクやウルフ、しずえはそもそもコンパチじゃねぇよ -- 名無しさん (2020-08-11 10:25:41)
- ダッシュファイター以外のモデルチェンジファイターの項、 -- 名無しさん (2021-02-15 18:08:03)
- ↑ミス。上の項っている?ダッシュファイターの記事だからダッシュファイターの記述のみに留めた方がいいと思う -- 名無しさん (2021-02-15 18:10:31)
- ダッシュファイターとそれ以外のコンパチブルキャラ(モデルチェンジ)の区別の話はむしろ必要では -- 名無しさん (2021-03-06 00:04:34)
- 全DLCファイター込みでオプションでダッシュファイターを元キャラに収めるとファイターセレクトが綺麗に収まる。 -- 名無しさん (2021-12-05 17:28:06)
- ブラッド・ファルコン、ピクミン&アルフは双方参戦ファイター少ないし分離してくれてもとは思うんだよなあ。 -- 名無しさん (2022-01-13 23:36:28)
- 次回作だとほぼ確実に参戦ファイター減るだろうからどうなるかな。「水増し感があるから消える」「作る手間少ないから残る」どっちもありえそうなんだが -- 名無しさん (2024-09-21 22:17:37)
- 次回作が大幅に路線変更しない限りは残る可能性高そうだけどね。ダッシュ元より人気高そうなキャラもいるし。サービス多め故に他のダッシュファイターより工数かかってるケンが1番危ない気がする。版権的にも自社キャラよりは面倒だろうし -- 名無しさん (2024-10-19 01:06:59)
- >編集人。デイジーの「かわいい」とかしつこいし要らんだろ。wikiてのは事実だけを明確に述べればよい。個人の感想みたいなのは削除してくれ -- 名無しさん (2024-10-20 21:56:53)
最終更新:2024年10月20日 21:56