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麗日お茶子

登録日:2015/12/27 Sun 01:35:29
更新日:2024/09/02 Mon 17:15:52
所要時間:約 9 分で読めます





私は絶対ヒーローになってお金稼いで
父ちゃん母ちゃんに楽させたげるんだ



麗日(うららか)茶子(ちゃこ)は、『僕のヒーローアカデミア』の登場人物。
CV.佐倉綾音


麗日's肉球:やわらかい。うららか。
麗日's頬:赤らんでいる。お茶子。
麗日'sヘアー:よくわからない髪型。お茶子。
麗日's全身:うららかお茶子。
麗日'sタイツ:履いている。
麗日's脚:意外と健脚うららか。

──「僕らのヒーロー解体新書」より


概要

雄英高校ヒーロー科1-Aに所属する生徒。
本作のヒロイン。

明るく朗らかな性格をしているが、言動がざっくりしすぎて若干口が悪い部分が初期に見られた。
出久の名前を知る前は第一印象で「地味めの」と呼んでいた。
とはいえそれは裏表のない証拠である。
作者が言っていたから間違いない。

全体的にどことなく丸い。
アニメで声を担当した佐倉綾音氏も「丸くて可愛い」とお茶子の印象を語っている。
この丸い目丸い顔フォルムは絵柄変化を経て、デクおよびエリにも収斂していく(大小差はあるが、お茶子・エリ・デクはおでこから下のパーツがほぼ同じ絵柄である)。

ヒーローネームは「ウラビティ」
志望理由は究極的に言えばお金のため。
実家は建設会社を経営しているが、経営は芳しくなく、お茶子の“個性”ならコスト削減が可能なものの、お茶子のことを想った父はそれを断り、自分の夢を叶えてくれた方が嬉しいと笑った。
そのため、自分の夢であるヒーローになり、稼いだお金で両親に楽をさせることを目指している。
ちなみに理想のヒーロー像はスペースヒーロー13号のような災害救助で活躍するタイプのヒーロー。

関西圏の出身であり、時々関西弁っぽくなる。
その為現在は両親と離れて一人暮らしをしているが、節約のために食事を抜くという荒業もこなす。
エリート校生がそれでいいのだろうか...?
好物は腹持ちの利くお餅で、クレープも好き。


出久との出会いは雄英受験前。
目標への第一歩からいきなり転びそうになった出久をその“個性”で助け、「お互い頑張ろう」と声をかけた。
この一件で出久には名前を知るまでは「いい人」と呼ばれていた。

実技試験では瓦礫に挟まれて動けなくなり、巨大ロボットに押し潰されそうになったところを出久に助けられ、
個性を使えば簡単に逃げられたけどそれによって腕と脚の骨が砕け、墜落しそうになった出久を再び“個性”で助けている。
また、試験終了後、出久が自分を助けるためにポイントにならないロボットに挑んだことを理由に、自分のポイントを彼に分けられないかと直談判しに行っていた。
※直談判のことは、後に試験結果通知のビデオにその時の映像が挿入され、出久に知らされている。
尚、この映像のことは本人は知らない可能性が高く、盗撮の可能性が高い。

これらのこともあって入学早々から出久と仲良くなり、女子と話した経験がない出久をキュンとさせている。
ちなみに出久のキュン顔はとても不細工。
彼は元々容姿が良い方ではないが。

ちなみに出久のことは「デク君」と呼んでいる。
勝己が出久のことをそう呼んでいるのを聞いていたためで、元々は蔑称ということを聞いたお茶子は知らずに呼んだことを謝りつつも、


でも「デク」って…「頑張れ!!」って感じで なんか好きだ私

まるで意味がわからんぞ!


デクです


緑谷くん!! 浅いぞ!!蔑称なんだろ!?


このコペルニクス的転回によって意味を変えられたその名を出久は自らのヒーロー名として名乗ることを決める。
それを聞かされたときのかっちゃんは睨み殺そうとしているかのような物凄い目をしていた。

ちなみに、出久とは入試のときから、同じクラスになったり、演習でペアになったりと妙に縁があり、友人として仲良くしている。
良きライバルとしても彼を意識しており、土壇場で「デク君ならどうするか」を考え、最善策を探ろうとしたりと見習っている部分もあるようだが、
それがいつの間にか恋愛感情に結び付いており、青山優雅に「好きなの?」と直球で訊かれたことをきっかけに、異性としても彼のことを意識し始め、その直後に出久と二人きりになったときには動揺のあまり逃げ出している。
ちなみにこのとき「うん…うんそう別に一緒にお買い物とかそういうんと違うもん。そもそも別に同じヒーロー志望としてスッゴイなってだけやしうん戻ろういや本当全然アレ違うし青山くんホントちゃんちゃらおかしいわさーて戻る戻るぞ本当もう変(ここでコマから見切れる)」と長々と言い訳していた。
このコマの顔芸は必見。

寮生活突入後は、出久がサポート科の発目明とラッキースケベを起こしたりしたときに血の気を引かせる等、より彼を意識し始めていると思われる描写が増え、
特訓に集中したいと思いつつ、胸がざわざわすることが多くなったと頬を赤らめながら話した際、芦戸に「恋だ!」と言われてうろたえたり、
慌てるあまり室内で浮いてしまったときに外で何故かわざわざ女子寮の前で自主訓練を行う出久の姿を窓から捉え、「そんなんじゃない」と呟きながら赤い頬のままその姿を見つめたりと、傍から見ると完全に出久に対して恋する乙女状態になっていた。

とはいえ、それらの感情とプロヒーローを目指す目的意識はちゃんと切り分けて考えており、109話で不安定なメンタルがミスを招きそうになったことを反省し「出久にも、自分にも、目指す所がある。この気持ちで行動がブレていては話にならない」と断じて一度は恋心をしまいこんだ。

だが押し込んだ心の片隅で、出久を特別に思う気持ちは何ら変化していなかった。
かなり時を経た第212話。ワン・フォー・オール第2の発現に苦悶する出久を見て
「ヒーローが辛い時、誰がヒーローを守ってあげられるだろう」
のモノローグとともに出久を体当たりで静止にかかった。
捨て身のヒーローの大ピンチに全身を張る女の子のその姿を、人は何と呼ぶ?

+ この「ヒーローが辛い時、誰がヒーローを守ってあげられるだろう」というテーゼは、連載本編第322~324話において結実する。

ずたずたに傷つき、もうまともに機能しない出久を総掛かりで確保したA組。
彼を休ませ立て直せる場所は雄英しかない。しかしAFOと死柄木弔が特別ターゲットとしている彼は、すでに雄英に避難している一般人にとって災厄とみなされた。
群集心理で吹き寄せる衆愚の悪意に、お茶子はメガホン1個で声を張り上げてたった一人で戦線を張った。

彼の姿を見てほしい、無残なずたずたのぼろぼろだ
彼は特別な力を授かった重要な戦力だが、
同時に、まだ学ぶ事がたくさんある、普通の高校生なのだ
どうか彼を、一時休ませてあげてほしい。そのために非ヒーローの皆さんの力を貸してほしい


彼女の叫びに、ヒロアカ第1話でデクと並んでシンリンカムイの戦いを観戦していたおっちゃんが演説をブチ上げた。そこから人々の「気」が変わっていく。

連載でも、アニメでも、ファンからの支持が特に大きいエピソードである。



Ep.324「未成年の主張」




個性:『無重力(ゼログラビティ)


麗日お茶子 “個性”「無重力(ゼログラビティ)

触れたモノにかかっている引力を無効化する!

ただしキャパオーバーすると激しく酔う!

指先に肉球があり、五指全ての肉球で触れたものを無重力状態にできる。
ちなみに解除するときは両手の肉球を合わせる。
基本的に物品に五本の指で触れることができないので、カップやお茶碗などの指使いが独特。

体調などにもよるが、許容量は約3t。
そのくらいになると酔ってしまい、超過するとゲロる。
自分自身を浮かせるのは勝手が違うらしく、その場合はすぐに酔って、やっぱりゲロる。

このデメリットもあって、ヒーローコスチュームには
  • 三半規管の刺激を軽減する「うららかメット」
  • 首回りのツボを刺激して頭痛などを軽減する「うららかネック」
  • 手首あたりの吐き気を抑えるツボを刺激する「うららかリスト」
  • 高所からの着地の衝撃を軽減する「おちゃちゃかレッグ」
等、吐き気対策が随所に仕込まれている。
ちなみにお茶子は吐き気対策の要望しか出していなかったため、デザインはパツパツのものになった。
エロい。

「ヒーロー科最高」by峰田



“個性”強化の訓練の際には三半規管を鍛えるためにビニールボールに入った状態でひたすら坂から転がされ、ゲロを吐き倒すという過酷な特訓を受けることになった。

またインターンの際にバトルヒーロー『ガンヘッド』からG・M・A(ガンヘッド・マーシャル・アーツ)を伝授されている。
格闘技に対する適性が非常に高かったのか、わずか1か月の訓練でB組との模擬戦において相手チーム5人の内3人を無力化する程の体術を習得している。
というかこの戦闘に限って言えばA・B組含め単独でのキルスコアは彼女が最多記録
なんだこのヒロイン。

なお、ふわふわ物を浮遊させるだけの能力というと破壊的な印象からかけ離れた穏やかそうなものに思えるが、その気になれば並の建物を上回るほどの結構な高度まで浮遊させることが可能。
少年漫画では無視されがちな要素だが、高いところに持ち上げてから落とすという行為は存外殺傷力が高く、生身の人間が対象であれば飛び降り自殺そのものとなる。
トガヒミコが個性をコピーした際には、大量の人間を巻き上げてから叩き落とすという手段をもって大量殺人を敢行しており、手を触れるだけで飛び降り自殺を強制できるという凶悪な一面を見せつけた。
一方、後にその使われ方を知ったお茶子自身は「私は人を落として幸せを感じたりしない」と強く否定している。


僕のヒーローアカデミアすまっしゅ!!

飯田とは異なる天然気質のボケで無自覚な毒舌キャラ。
野球には並ならぬ拘りを持ち、勝負事があると積極的に観戦する。
かなり無骨で、花見では塩おにぎりのみを作り生徒達を驚かせた程。
本編では出久を意識しているがすまっしゅ!!では描かれていない。
その代わり勝己とはダンスで手を繋いだり料理でフォローされたりと意外な絡みがある。
ちなみに節約生活を送っているらしいが、その割には体重が二キロ増した。
個性反転では男体化し、一人だけ生き生きと輝いていた。




余談

ヒーローネームの「ウラビティ」は「重力(グラビティ)」から「G(重力)」を消すことから。
ついでに名前の由来にもなっており、「麗(うら)」「日(び)」「茶(ティー)」となる。

序盤以降は主人公とかなり顔が似ている。
23巻のカバー下ではその事に触れていて、デク、エリ、お茶子の顔のパーツはほぼ同じとの事。






あのぉ頭もっさもさの人…そばカスのあった…
わかりますか…?っと〜地味めの〜

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最終更新:2024年09月02日 17:15