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機動戦士ガンダム Extreme vs. 2

登録日:2020/11/11 (水曜日) 11:08:00
更新日:2024/06/15 Sat 16:05:41
所要時間:約 14 分で読めます




極限進化は更なるステージへ!

機動戦士ガンダム Extreme vs.シリーズの一つで、2018年10月30日に全国のゲームセンターで稼働を開始したアーケードゲーム。
前作の機動戦士ガンダム Extreme vs. MAXI BOOST ONのアップデート作品ではあるものの、シリーズ初のナンバリング作品でもあり大幅な改修が施されている。
主題歌はcoldrainの『REVOLUTION』。


新要素
◆新基板・新筐体の導入
前作まで使用していた『SYSTEM357』から変更され、同時に筐体やライブモニターがフルHD画質に対応。
新筐体はイヤホンジャックが搭載。音量調整も可能。更にUSBポートも付属しているので、ゲームをプレイしながらスマホの充電が可能。十分充電できるほど筐体に座っていられるかは別として
兼ねてからの要望もあってか、ゲームパッドも付属。ケーブルと盗難防止用金属ケーブルで筐体と繋がり、PS4のものに酷似しているが別物で、ボタン配置は公式モバイルサイトとカードを連動させれば変更可能。2020年11月の公式生放送では全体プレイ割合の5%ほどが使用しているらしく、これは運営側には予想以上の使用率だったとのこと。

◆プラスコイン制の導入・トレーニングモード等の追加
ソロプレイだと100円1クレジットで最大10連勝か1敗北するとゲーム終了になった前作までのシステムの他に、200円2クレジットで最大5連勝か3敗北するとゲーム終了になるプラスコイン制度が導入。チームプレイなら最大6連勝か4敗北で終了する。CPU戦であれば3ルート完走(3ステージ×3回)可能。
更にトレーニングモードが追加。100円で5分ほどプレイでき、自機と敵機の随時指定や敵機挙動の変更などが可能。与ダメージ表示がされるので、ダメージ計算がしやすく初めて使う機体の練習には最適。
従来のCPU戦も3ステージ制に変更され、レベルに応じたバリエーションが展開。一時は消失を危ぶまれたアスラン・ザラ(DC)も続投した。
尚、店舗設定によっては上記のトレーニングモードとCPU戦は選べない場合がある。

◆新ボス機体
ガルヴァリアというガンダムタイプのMSを内包した大型MAがCPU専用機体として参戦。前作シリーズまでのGACKTや竹達彩奈など声優が付かず、公式からの情報も僅かという詳細が不明な機体となっている。プレイヤーからにしても、プラスコインでCPU戦を最低二巡しなければ出会えないため、そもそも存在さえ周知されていない節がある
現在はB34M3R(BEAMER)、H4ND3R(HANDER)、W45P3R(WASPER)の三形態が確認されている*1


変更点
◆グラフィック
アップデート恒例のグラフィック変更だが、今作ではフルHD画質対応というのもあって目を見張るほどの変化を遂げている。およそPS4専用ゲームGUNDAM VSと同等レベルの画質まで上昇し、細かなエフェクトにも力が入っている。

◆武装関連
既存機体の武装に大きくメスが入り、多数の新規武装が追加された。GUNDAM VSに参戦していた機体はその要素も取り込まれている。また中間アップデートで6機に武装変更が施された事もある。
追加武装も色々と革新的なものが多く、本格的にプレイヤーの実力が試される強い武装がてんこ盛りになっている。
また上述の基板変更に伴って機体グラフィックを一から手直しする都合上、作業量の多さからかアシスト武装の多くに見直しが入りプレイアブル機体やGUNDAM VS参戦機体に差し替えられている。

◆ステージの選定
前作まで存在したステージが幾つか削除されている。元々サイド7一択という風潮が生まれていた本シリーズではあるが、08小隊のトーチカ基地など急こう配や破壊不可能壁で機体に有利不利が生まれやすいと判断されたステージが削除されたようだ。
代わりに新登場した鉄血のオルフェンズのステージもフラットなステージとなっている。

◆トライアドバトル
前作のブランチバトルは「トライアドバトル」に名称が変更された。
構成も変更されており、コースは自由に選択可能。
各コースには三つのシーンが存在しており、それを順番に攻略し、三つ全てクリアする事で、そのコースはクリアとなる。
また、ガルヴァリアが登場するコースは「◯−99」となっており、
コースを二つ(種類は問わない)クリアする事で、各ルートの「◯−99」が解禁される。
Aルートは初級者向き、Bルートは中級者向き、Cルートは上級者向きの難易度となっている。
Dルートは曜日によって出現するコースが異なり、各シーンの敵構成は、作品の枠組みを超えたテーマになっている事が多い。
シーンのログは全て「TARGET」。

◆パイロットのグラフィック変更
極一部の作品や直近で参戦した機体を除き、通常時と覚醒時に表示されるパイロットのグラフィックが変更されている。また中間アップデートでマスク修正されたパイロットも僅かだが存在した。
外伝などで作品中の同時期に存在・搭乗していた機体のパイロットは統一(TV版ガンダム00とOOMSVの刹那など)されている。またかなり前から疑問視されていたフォビドゥンガンダム搭乗していないのに立ち絵には存在しているキャラクターや、機体と一緒にトランザムしてしまうOO勢は一括して修正された。
しかし、戸田泰成版ロウ・ギュールのイラストなど原作に似せたキャラクターデザインの変更や、Ex-Sガンダム黒塗りパイロット絵が削除されるなど、そこは残してほしかったという声もある。

◆声優関係
既に逝去されてしまった本多知恵子さん(エルピー・プルプルツー役)が本多陽子さんへ、同じく水谷優子さん(カリス・ノーティラス役)が遠藤綾さんへ引き継がれる形で交代している。
本作稼働直前に逝去されてしまった辻谷耕史さん(シーブック・アノーバーナード・ワイズマン役)は本作では変更が無く、本作稼働中に逝去されてしまった藤原啓治さん(アリー・アル・サーシェス役)はヤークトアルケーガンダム新規参戦時の収録で追加音声を収録しており、どちらも遺作の一つとなっている。

◆覚醒システムの追加・変更
本作では従来のシューティングバーストエクステンドバーストファイティングバーストの他に、モビリティバーストリンケージバーストが追加された。
  • シューティングバースト
通称S覚醒。キャンセル補正が一律追加。CS系武装のチャージ高速化廃止。
  • エクステンドバースト
通称E覚醒。ブースト回復量減少と抜け覚醒時のゲージ消費量増加。
  • ファイティングバースト
通称F覚醒。機動力とブースト回復量が低下。
  • モビリティバースト
通称M覚醒。機動力が大幅に上昇し、ブーストゲージ消費量も減少。足を止める武装に慣性が乗るようになり、射撃もステップキャンセル可能。覚醒時のゲージ回復領も多い。
……が、あまりに汎用的過ぎて殆どの機体が迷ったらM覚醒という風潮が出来上がってしまったため、後に二度の修正を受け万能感は薄れた。それでもやっぱり機動力上昇が大きいので、迷うようならM覚安定ではあるのだが。
  • リンケージバースト
通称L覚醒。覚醒した時の自分の補正値上昇は全覚醒中最も少ないが、味方の武装ゲージ&ブーストゲージ&覚醒ゲージを回復させる。また前作初期のE覚醒と同様に覚醒中に撃破されても再出撃時に覚醒ペナルティが無い。
……が、やはり万能過ぎたため被撃墜時の覚醒ペナルティが付与され、味方に与えられるブーストゲージと覚醒ゲージの回復量も減少。僅かに残っていた自機の防御補正も取り上げられてしまった。

◆僚機の覚醒ゲージ可視化
前作では体力が可視化されていたが、本作ではL覚醒追加に伴い覚醒ゲージも見られるようになった。

◆一部機体の仕様変更と削除
前作まであった『マラサイ&ガブスレイ』や『カプル&コレンカプル』のような交代制を採用していた機体は分割され、それぞれに別個のコスト配分とコマンド変更を受けた上でリリースされている。
有料会員限定で使用できたエクストラ機体は稼働時に全機使用不可能となった。但し期間限定かつ一機ずつではあるが、有料会員限定で再度使用権利を取得できるキャンペーンが開催されている。
またパーフェクトガンダムが使用機体から消失している。これについてはインタビューでマキブ・マキオンでの実装が特例だったような事が触れられている。漫画原作の機体で版権が特殊なのだろう。
ユニコーンガンダムのデストロイモード変形直後のファンネル系武装封じや、アシスト系武装誘導の武装が一律で効果を削除されている。

◆出撃ムービーの削除
前作までは選択した機体ごとの作品によって出撃ムービーが挟まれたが、本作からは一切無くなっている。

◆プレイヤーのカスタマイズ性上昇
モバイル会員サイトの連動機能が更に上昇している。
プレイヤーネームは既存の10文字から12文字へ増加。月に3回申請ができる他、1つ前のプレイヤーネームへの戻しはいつでも可能。
カスタマイズコメント機能が追加され、各ガンダム作品の台詞に最大二つほど換装可能な場所があり、そこにコメントパーツを入れて独自のものを作れるようになった。マッチでは最初の開始時に表示される。
機体熟練度に応じた報酬も追加。星の数が5つ毎溜まっていくたびに称号やコメントパーツが付与される。チャレンジ機能も搭載され、3つのキャラクターや機体を選択し、それに応じたミッションを規定レベルまで熟す事で特殊衣装やスタンプ通信*2を報酬で受け取れる。
通信コメントも大幅な調整が入り、オンラインシャッフル用ではコメントカスタマイズが不可能になった他、前作で問題視されていたマッチ終了後の通信連打もできなくなった。


参戦機体
新規追加機体を太文字表示とし、有料会員限定の機体は赤色表示とする。
前作EXVSMBONよりコスト変更のあった機体は、コスト横に『』『』表記を設ける。


  • 機動戦士ガンダム








  • 新機動戦記ガンダムW -Endless Waltz-


  • ∀ガンダム
∀ガンダム:30
ターンX:30
ゴールドスモー:25
カプル:15
コレンカプル:20



  • 機動戦士ガンダム00

  • 劇場版 機動戦士ガンダム00 -A Wakening of the Trailbrazer-







  • 機動戦士ガンダム0083 Stardust Memory




  • 機動戦士ガンダムサイドストーリーズ




  • 機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY


  • 機動戦士ガンダムSEED C.E.73 -STARGAZER-





  • ガンダムビルドファイターズAR
ホットスクランブルガンダム:30

  • MSV

  • 機動戦士ガンダム00V

  • SDガンダム外伝




余談
  • 以前より新規参戦機体の性能については警戒される傾向にあったが、本作ではライトニングガンダムフルバーニアンベルティゴが一時環境を圧巻するほどの強さだった。さすがに運営もこの騒動を放置しておけなかったのか、どちらも一週間後に緊急アップデートで下方修正を受けたが、前者はwiki荒らしが発生するほど大荒れする様相を見せた。

  • 一部ステージでバグを利用して床抜けができたゲドラフが一週間ほど修正のため使用禁止となり、バグ修正後に復帰した際"NEW"(新規参戦機体の欄に一定期間表示されるマーク)が付いた事がある。



2021年3月10日から、次回作の機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 X BOOSTが稼働開始。


追記・修正は進化する!


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最終更新:2024年06月15日 16:05

*1 いずれもLeet表記になっている

*2 キャラクターの絵と台詞が一体化したコメント機能で、マッチ開始時と終了時に送れる

*3 次点の3人参戦は複数いる。

*4 一時的に乗り換えるシャア専用ズゴックを数えると8機となる。