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ブランド(デュエル・マスターズ)

登録日:2022/10/16 Sun 23:47:18
更新日:2024/06/17 Mon 17:46:51
所要時間:約 24 分で読めます


タグ一覧
B・A・D DM DMBD-19 DMEX-04 DMEX-07 DMEX-19 DMRP-02 DMRP-06 DMRP-11 DMRP-12 DMRP-18 DMRP-21 DMSD-03 GRクリーチャー G・G・G S-MAX進化 “GoGo”ブランド “極限駆雷”ブランド “罰怒”ブランド “罰怒”ブランド 1st “罰怒”ブランド Ltd. “罰星怒”ブランド “轟轟轟”ブランド “逆悪襲”ブランド “魔神轟怒”ブランド “魔神轟怒”万軍投 ガイアール・コマンド・ドラゴン キングマスターカード コマンド コマンド・ドラゴン スター進化 スピードアタッカー スーパーカード デュエル・マスターズ ドラグナー ドラグナー(デュエル・マスターズ) ドラゴン ビートジョッキー ブランド ブランド <NEXT.Star> ブランド <ガイアール・ゼロ.Star> ブランド-MAX ボルツ マスターB・A・D マスターG・G・G マスターG・O・D・S マスターカード レクスターズ レッド・コマンド・ドラゴン ワンダフォース 双極篇 壊れカードのオンパレード 我我我ガイアール・ブランド 新章デュエル・マスターズ 殿堂入り 火文明 火文明のクリーチャー 火文明のドラゴン 王来MAX 王来篇 超GR 超天篇 速攻 進化 進化クリーチャー



1.TCGデュエル・マスターズ」のブランド
→デュエマの関連商品やコンテンツその物に付随する価値
 とにかく、壊れカードばかり刷るのは認めん・・デュエマのブランドに傷がつくからな・・


3.新章デュエル・マスターズから登場した火文明ビートジョッキー
→この項目で説明





「オレちゃんがチーム"罰怒(バッド)"のリーダー、"罰怒"ブランド様だ!」




ブランドとは、TCGデュエル・マスターズ」のクリーチャー。


概要


新章デュエル・マスターズから王来MAXまでの火文明におけるメイン種族・ビートジョッキーのリーダー的存在。
両刀のような形状のスケボーを乗りこなす、全身がメカで覆われ青髪を棚引かせた人型のクリーチャーである。

勝太編の終了に伴って無色(ジョーカーズ)使いの切札ジョーに主役交代した新章デュエル・マスターズでは、従来なら主に主人公が使用していた火文明もサブキャラクターのテーマへと移行。
熊本県出身のスケボー愛好家・ボルツの使用文明として扱われるようになった。

かくしてデュエマの歴史としては初めてサブキャラがメインで扱うようになった火文明だが、主人公のカードとしての使用頻度が落ちたから強化も控えめになった…
かと言うと別にそんな事はなく、むしろ「主人公種族」という枷から解き放たれたためか、追加ターンを気軽に取っていく《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》やミッツァイル・マスターズを引き起こした《BAKUOOON・ミッツァイル》など、以前以上に大暴れするように。

その中でも特に目覚ましい活躍を見せたのが、ボルツの切り札として活躍してきたこのブランドである。
新章での登場を皮切りに多数の派生カードが登場しては環境に名を残し、中には収録からわずか1年足らずで殿堂入りになる程のパワーカードも存在する。
共通してスピードアタッカー進化などで召喚酔いを無視しつつ、軽減や踏み倒しなどで名目上のコストを無視して場に出てくる効果を備えており、火文明らしい速攻を主体にしたクリーチャー群となっている。

マスターカードのブランドはどれも柔軟性が高く拡張性に富んだ性能に仕上がっている。
「速攻」をテーマにした最上級レアリティのカードで言えば過去に《轟く侵略 レッドゾーン》のシリーズがあるが、あちらとは異なり《ブランド》は特定の種族をデッキに入れる必要性がなく、【速攻】デッキにおいて汎用的に使えるのがウリ。
その観点から見れば、《ブランド》はデュエマの長い歴史において意外にも初めて登場した、火文明の【速攻】デッキにおける高レアリティのエースカード群とも言えるだろう。


ブランド一覧


新章デュエル・マスターズ

“罰怒”ブランド Ltd.(リミテッド) SR 火文明 (7)
クリーチャー:ビートジョッキー 7000
B・A・D2(このクリーチャーを、コストを2少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンの終わりにこのクリーチャーを破壊する)
スピードアタッカー
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体破壊する。

“罰怒”ブランド 1st(ファースト) P 火文明 (7)
クリーチャー:ビートジョッキー 6000
B・A・D2(このクリーチャーを、コストを2少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンの終わりにこのクリーチャーを破壊する)
スピードアタッカー
W・ブレイカー
このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。それがビートジョッキーなら、自分の手札に加える。それ以外なら、自分の山札の一番下に置く。

《“罰怒”ブランド》として本格登場する前の簡易版といった性能のブランド。
両者共にスピードアタッカーとW・ブレイカー、そしてビートジョッキー専用のキーワード能力B・A・D(バッドアクションダイナマイト)」を搭載していて、ターン終了時に破壊されてしまうのと引き換えに5コストで召喚可能。
出たターンに2打点放って即退場、というのが基本的なムーブである。

それに加えて《“罰怒”ブランド Ltd.》はcipによる6000火力を、《“罰怒”ブランド 1st》はアタックトリガーで山札の一番上がビートジョッキーなら手札に加えられる効果をそれぞれ持っている。
前者はゲーム序盤に出てくる厄介なメタ効果持ちを《とこしえの超人》等の地味に高パワーなクリーチャーでも処理でき、後者は【速攻】の欠点である枯渇しがちな序盤の手札を補填できる。

ちなみに設定上はリミテッドがボルツとのマスター契約を交わす以前の姿、ファーストが開発中のマスター版機械装甲を勝手に着用したリミテッドの姿である模様。


*1

“罰怒”ブランド MAS 火文明 (7)
クリーチャー:ビートジョッキー 9000
マスターB・A・D(このクリーチャーを、コストを2少なくし、さらに、このターンに召喚した自分の他の火のクリーチャー1体につき追加で2少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンの終わりに自分のクリーチャーを1体破壊する。ただし、このクリーチャーのコストは0以下にならない)
W・ブレイカー
自分の火のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。

ブランドとして本格登場を遂げたカード。

B・A・Dをも超える専用キーワード能力「マスターB・A・D」が搭載されていて、通常B・A・Dの2コスト軽減に加えてこのターン召喚した他の火文明クリーチャーの数×2も軽くする事が可能で、事前に2体以上場に出せていれば1コストで召喚できる。
それでいてコスト軽減の引き換えとなる自壊効果は範囲が自分クリーチャー全員にまで拡大され、コスト軽減のために展開した別のクリーチャーを犠牲にして次のターンにも持ち越せるように。

味方全員へのSA付与の強力さは《永遠のリュウセイ・カイザー》でも折り紙付きで、特にこのカードの場合はマスターB・A・D発動のために予め大量展開してきた小型クリーチャー達を一気に攻撃要員に転用できるなど、効果同士がシナジーしている。
壊れとはいかないまでも、水文明と組むことで過剰な手札から1ショットキルを狙うデッキ【ブランド】は環境でもある程度活躍した。

【赤青ブランド】規制後は純粋に【赤単ビートジョッキー】のフィニッシャーとして活躍し、その後も派生デッキの【赤単B-我】、【赤単我我我】のサブフィニッシャーとしてずっと最前線で活躍し続けている燻し銀なクリーチャーである。
尚、投入する際には4積み推奨な上収録パックは早い段階で絶版になり、再録時も特殊枠での再録だったためマスターカードの割に結構お高い。
まぁ他に投入されるカードはあんまり高くないので環境デッキの割には安価な方なのだが。

双極篇

GoGo(ゴーゴー)”ブランド P 火文明 (4)
クリーチャー:ビートジョッキー 4000+
スピードアタッカー
G・G・G:自分の手札が1枚以下であれば、このクリーチャーのパワーを+3000し、「W・ブレイカー」を与える。

《“轟轟轟”ブランド》として本格登場する前の簡易版といった性能のブランド。
B・A・Dは無くなっているが、代わりにビートジョッキーの新能力「G( ゴゴゴ )G( ガンガン )G(ギャラクシー)」によって手札が0枚か1枚ならパワー7000の2打点持ちに変貌する。
SAも持っている事から種族にコマンドがない点以外は《轟速 ザ・レッド》の強化版といった性能であり、このカード自体も十分強力である。
が…真のゴゴゴはあまりにも凶悪すぎた…。


*2

轟轟轟(ゴゴゴ)”ブランド MAS 火文明 (7)
クリーチャー:ビートジョッキー 9000
マスターG・G・G:自分の手札がこのカードだけなら、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
スピードアタッカー
W・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、自分のマナゾーンに火のカードがあれば、カードを1枚引く。その後、自分の手札を好きな枚数捨ててもよい。こうして捨てた手札1枚につき、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体破壊する。

ブランド関連の記念すべきぶっ壊れ第1号
そのヤバさは登場からわずか1年8日という短い期間で殿堂入りに追いやられている事が証明している。

火文明らしくスピードアタッカー&W・ブレイカー持ちで、基礎パワーも9000と7コストにしてはなかなか高い数値を記録している。
だが轟轟轟を凶悪たらしめているのはその専用能力「マスターG・G・G」で、手札がこのカードのみというG・G・G以上の厳しい条件と引き換えに0コストで召喚できてしまう。
元々の手札消費が激しい【速攻】とは無類の相性を誇り、《ニクジール・ブッシャー》も絡めればなんと先攻1ターン目に降臨可能という《轟く侵略 レッドゾーン》も赤だけど真っ青の超速展開が可能に。

更にはマナゾーンに火のカードがあればcipでカードを1枚ドローしつつ、任意の数手札を捨てる事でその数だけ6000パワー以下の相手クリーチャーを破壊していく火力効果まで持っている。
マスターG・G・G発動のために無くなった手札の補充に加え、6000火力で厄介な軽量級ブロッカーとメタ効果クリーチャー達の除去までこなせる。

なお現在は殿堂入りしているにため公式の場では出来ないが、0枚の状態からcip効果によるドローで引ければ続けて二体目・三体目の轟轟轟を複数並べる事も可能
メディアミックスでは実際にボルツがこのコンボを活用して漫画で三体、アニメでは四体もの轟轟轟を一気に展開しており、あまりの理不尽っぷりに敵のデュエル・ウォーリアからカードの積み込みを疑われた、さらに先述のデュエルウォーリアとは違う対戦相手からは「こんなのインチキだ!」と言われるなど、公式すらネタにしている。
こんな効果なのでデュエマでは非常に珍しい理論上先攻1ターンキルができる数少ないカードである*3
まぁ殿堂入りしてしまったので現在では不可能だが。


超天篇


*4

魔神轟怒(マジゴッド)”ブランド MAS 火文明 (5)
GRクリーチャー:ビートジョッキー/ワンダフォース 3000+
自分の火のクリーチャーを3体以上バトルゾーンに出したターン、このクリーチャーに「スピードアタッカー」「パワーアタッカー+6000」「W・ブレイカー」を与える。
超天フィーバー:各ターン、このクリーチャーがはじめて攻撃する時、このターン中に自分の火のクリーチャーを5体以上バトルゾーンに出していれば、自分のクリーチャーをすべてアンタップする。

GRクリーチャーとして新生したブランド。
3体以上の火のクリーチャーを場に出していれば、そのターン限定でパワー9000かつSAの2打点持ちというGRクリーチャーとしては破格の性能になれる。
超天フィーバーは1ターン中に5体以上ものクリーチャーが出せていればという更に厳しい条件ではあるものの、アタックトリガーにより一回だけ自分クリーチャーを全てアンタップできる。

GRクリーチャーの展開自体は《知識と流転と時空の決断》でも使えばこのカード含めて三体以上は容易に並べられ、条件は比較的達成しやすい。
ただ「三体」という数を鑑みると下述の《“魔神轟怒”万軍投》とのデザイナーズコンボが意図されているカードかもしれない。


*5

魔神轟怒(マジゴッド)万軍投(マグナ) MSS 火文明 (6)
呪文
マスターG・O・D・S(この呪文を、自分の手札を1枚捨てて、唱えてもよい。そうしたら、このターン中に捨てた自分の手札1枚につき、この呪文を唱えるコストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない)
GR召喚を3回する。

呪文ではあるが、万軍の兵を投げつける超兵器を装着した《“魔神轟怒”ブランド》という設定。*6
そしてブランド関連のカードとしては《“轟轟轟”ブランド》以来のぶっ壊れ第2号でもある。

効果自体はシンプルにGR召喚を三回行うというもので、3体ものクリーチャーが一気に展開できるのはかなり魅力的。
ガチャレンジ故にランダム性は伴うが、超GRゾーンを火文明で固めていれば上述の《“魔神轟怒”ブランド》は確実に能力増強効果を得られる他、《全能ゼンノー》といったメタ効果クリーチャーを大量展開して相手の動きを縛り上げるといった動きも可能。
場に特定の文明のクリーチャーが4体以上並べば起動する、ゴッド・オブ・アビスから登場したタマシード/クリーチャーとのコンボでも注目されている。

そして万軍投を壊れたらしめている最大の特徴が、専用キーワード能力「マスターG・O・D・S(ゴッドオーバーダイナマイトスペル)」。
6コストとやや重めなこの呪文が手札を1枚捨てれば4コストにまで軽減され、ほんの4マナ払えば場に3体が並ぶ異常なコストパフォーマンスを発揮するようになる。
更にはそのターンに手札から捨てていればどの数×2もコスト軽減されていくので、3枚以上捨てていれば1コストでの発動も可能。
"罰怒"といい"轟轟轟"といい名目コスト無視しすぎだろ…

とにかくやれる事が多すぎる1枚であり、「このカードが強すぎるからGRの性能が抑えめになったんじゃないか?」といった憶測が飛び交うほど。


*7

極限駆雷(クライマックス)”ブランド SR 火文明 (3)
クリーチャー:ビートジョッキー/ワンダフォース 3000
このクリーチャーが出た時、GR召喚する。
自分のGRクリーチャーが出た時、このターン、次に使う自分の火のカードのコストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
自分のGRクリーチャーが3体以上あれば、このクリーチャーの攻撃先は変更できない。

CLIMAX-ARMOR》を纏いパワーアップしたという設定の《“魔神轟怒”ブランド》。
超GRから通常のクリーチャーに戻ってきた。

cipでGR召喚でき、それと連動して次に使う火のカードを1コスト軽減して発動できる。
3コストで無条件にGR召喚可能なクリーチャーは地味に貴重で、打点を増やせる。
更にGRクリーチャーが3体以上場にいれば攻撃先が変更できなくなり、ブロッカーなどの妨害も受けずに相手への攻撃が通せるようになる。


王来篇

罰星怒(バスタード)”ブランド VR 火文明 (2)
クリーチャー:ビートジョッキー/レクスターズ 3000
G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
シンカパワー:このクリーチャーが進化する時、進化した後、それよりコストが小さい相手のクリーチャーを1体破壊する。

十王篇では未登場だったブランドがレクスターズとなって久々に参戦。
ブランド史上最軽量のコスト2であり、王来篇からの新能力・G・ストライクも搭載している。
シンカパワーによってこのクリーチャーから進化すれば、進化先のクリーチャーよりコストが小さい相手クリーチャーを一体破壊できる。

しかし“罰星怒”はあくまで第一形態。
例によってヤバいのはレクスターズとしての力を引き出した強化体の方で…


*8

我我我(ガガガ)ガイアール・ブランド KGM 火文明 (8)
スター進化クリーチャー:ビートジョッキー/レッド・コマンド・ドラゴン/レクスターズ 9000
このクリーチャーを、コストを3少なくし、さらに、このターン、自分の他の火のクリーチャーを召喚していれば、追加で3少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンこのクリーチャーは可能なら攻撃し、その攻撃の後でこのクリーチャーを破壊する。
スター進化:レクスターズまたは火のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
W・ブレイカー
このカードが離れた時、自分のクリーチャーをすべてアンタップし、このターンそれらに「スピードアタッカー」を与える。

ブランドが《ガイアール・カイザー》の力を継承した姿。よく見るとサーフボードが《激竜王ガイアール・オウドラゴン》の頭部を模しているのがニクい。
他のレクスターズに倣うなら名前は《ブランド<ガイアール.Star>》となるところだが、このカードの場合は過去の轟轟轟を踏襲してか「我我我」を名乗っている。
轟轟轟といい別のカードゲームネーミング意識してません?

ブランド史上初の進化クリーチャーにして、その実態はぶっ壊れ第3号
効果はガイアールと言うよりブランド寄りになっていて、B・A・Dを意識したコスト軽減により3コスト、そのターン中に火のクリーチャーを召喚していれば更に追加で3コスト軽減してわずか2マナで進化できるが、代わりにブレイズ・クロー状態になった上で攻撃終了時には自壊してしまう。
しかしこの自壊こそが肝であり、我我我が場を離れる事で味方全員はアンタップしてスピードアタッカーを付与される
すなわち我我我がいれば大量展開された軽量級クリーチャーは全てが打点に変換され、ワンショットキルも容易に狙えるのだ。
オリジナルでも先攻3ターン目にシールド5枚の状態からジャスキル+2打点で襲い掛かることができるケースがざらで「【赤単速攻】で出てはいけない打点」としばしば評される。
スター進化なのも能力と噛み合っていて、我我我の進化素材にされたクリーチャーすらも場に残って攻撃要員に加われる。

こんなぶっ飛んだ性能をしているので当然環境でも活躍しており、【赤単我我我】として速攻デッキの代名詞的な存在になっている。

何気に王来篇のレクスターズのキングマスターカードでは唯一のモモキングではないクリーチャーである。

ブランド <ガイアール・ゼロ.Star> P 火文明 (10)
スター進化クリーチャー:ビートジョッキー/レクスターズ 8000
このクリーチャーを、コストを3少なくし、さらに、このターン自分の他の火のクリーチャーを召喚していれば、追加で3少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンこのクリーチャーが攻撃する時、その攻撃の後でこのクリーチャーを破壊する。ただし、コストは0以下にはならない。
スター進化:レクスターズまたは火のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)

コロコロコミックの付録で登場した上記のお試し版。
「ガイアール」繋がりで《ガイアール・ゼロ》を継承している。…のだが、何故か種族からドラゴンもコマンドも消えてしまっている。

《我我我ガイアール・ブランド》の調整版といった効果だが、その性能はハッキリ言って微妙の一言。
軽減&自壊効果は我我我と共通しているものの、あちらより2コストも重くなっている上に最大の特徴だった味方全員のアンタップ&SA付与が消滅してしまっている。
10コストである事を活かして《流星のガイアッシュ・カイザー》とコンボすれば1コストで召喚できるが、それなら同じコストでもっと強いクリーチャーがいくらでもいるのでやはり厳しい。





*9

逆悪襲(ギャラクシー)”ブランド VR 火文明 (7)
クリーチャー:ビートジョッキー 9000
G・G・G:自分の手札が1枚以下なら、このクリーチャーの召喚コストを6少なくする。
スピードアタッカー
W・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体破壊する。

殿堂入りを食らった《“轟轟轟”ブランド》の調整版。
通常のG・G・Gだが手札に1枚しかない場合なら1コストで召喚できるため、マスターG・G・Gに近い使用感が再現されている。
最後の1枚がこのカードである必要性はないため、マナ召喚や墓地召喚に対応しているという本家にないメリットも。

cipのドロー&手札と引き換えの火力効果は6000火力のみに変更され、本家と違ってこのカードから更なるクリーチャーが展開される事は無くなっている。
その性質上轟轟轟との同時出しは不可能で、罰怒との相性が良いとも言えないので採用枚数は良く吟味する必要がある。
しかしながら1マナで2打点持ちのSAが火力を飛ばしながら場に出てくるのは依然として強力…というより、これでもまだ壊れかけている疑惑すらある
ドローで手札をケアできる上に火力連発まで可能だった轟轟轟がおかしすぎたんだ…。

なぜかこのカードのフレーバーテキストのみ一人称が俺ちゃんから私に変わっている。

王来MAX



*10

ブランド-MAX SR 火文明 (4)
S-MAX進化クリーチャー:ビートジョッキー/レクスターズ 5000
S-MAX進化:自分がゲームに負ける時、かわりにこのクリーチャーを破壊するか、自分の手札から《ブランド-MAX》を1枚捨てる。(このクリーチャーは進化元を必要としない。自分のS-MAX進化クリーチャーが2体以上あれば、そのうちの1体を残し、残りをすべて手札に戻す。)
このクリーチャーが攻撃する時、自分の他のクリーチャーを1体アンタップする。このターン、そのクリーチャーはシールドをさらに1つブレイクする。
相手がこのクリーチャーを選んだ時、相手のシールドを1つ、持ち主の墓地に置く。

S-MAX進化の力を手にしたブランド。
火文明のクリーチャーとして五大龍神の一角《炎龍神ヴォルジャアク》の姿を象っている。

アタックトリガーによって他のクリーチャーをアンタップした上で割れるシールドを1枚追加し、W・ブレイカー以上の打点を持つクリーチャーに使えば相手のシールドを一気に割る事が出来る。
更には相手がこのクリーチャーを選べばシールド焼却が発生するという、ヴォルジャアクのものを簡素にした擬似的なアンタッチャブル効果も搭載している。
S-MAX進化で高い耐性も備えているので、主に無限攻撃コンボの叩き台として活用されている。




*11

ブランド <NEXT.Star> VR 火文明 (7)
スター進化クリーチャー:ビートジョッキー/ガイアール・コマンド・ドラゴン/ドラグナー/レクスターズ 9000
B・A・D2(このクリーチャーの召喚コストを2少なくしてもよい。そうしたら、このターンの終わりにこのクリーチャーを破壊する)
スター進化:レクスターズまたは火のクリーチャー1体の上に置く。
W・ブレイカー
このクリーチャーが攻撃する時、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体破壊する。その後、自分のマナゾーンに火のドラゴンが5体以上あれば、カードを1枚引いてもよい。そうしたら、自分の手札からドラゴンを1体出してもよい。
このカードが離れた時、その下にあったクリーチャーをアンタップする。

ジョー編最後の最後に登場した、ブランドが《超戦龍覇 モルト NEXT》を継承した姿。
サーフボードにはかつてグレンモルトが振るっていた《銀河大剣 ガイハート》と《将龍剣 ガイアール》が、それぞれ半分ずつオーラとして形成されている。

効果は歴代ブランドにモルネクとバトガイ銀河を足し合わせたような仕様。
B・A・D2の軽減によって5コストで召喚でき、ターン終了時に自壊で場を離れても素材となったクリーチャーはアンタップされる。
アタックトリガーで6000火力が発生し、モルネクの「龍マナ武装 5」の再現としてカードを1枚引いた上で手札から無条件にドラゴンを1体踏み倒せる

条件達成のためにはドラゴンの割合が多い構築でもないと厳しいが、逆に言えば【連ドラ】とは抜群の相性になっている。
マナにドラゴンが多くなる事もあって、踏み倒し先としては元々連ドラでも活躍していた《超竜バジュラズテラ》が活用されている。
現在は《王来英雄 モモキングRX》と手を組み、最速3ターン目にゲームエンド級のドラゴンをぶん投げてくる恐るべき決戦兵器として環境でも活躍している。
レクスターズの進化クリーチャーとしては珍しく元となったクリーチャーと力を借りているクリーチャー双方の効果を上手く再現できている。



背景ストーリー


新章デュエル・マスターズ

ビートジョッキーのリーダー格としてチーム“罰怒”を取り仕切り、チュリス達から慕われている。
しかし過去に能力を制限された《“罰怒”ブランド Ltd.》の状態で光文明メタリカオウ・シディア》に挑み、敗北した事があった。
そして現代でも光文明の襲撃が迫る中、《ダチッコ・チュリス》が連れてきたデュエルマスターのボルツとマスター契約を交わしたブランドは速度制限から解放され、マスタークリーチャーの一体《“罰怒”ブランド》としてついに覚醒するのだった。

…が、直後に火文明への制裁として《オウ・シディア》より放たれた光線によって大怪我を負ってしまう。
万事休すと思われたところ、どこからともなく現れたジョーカーズのマスターが敵意を向けられても構わず治療してくれた事でブランドは無事復活。
再起した火文明はジョーカーズと共同戦線を張る事になり、自分達の能力であるB・A・DをJ・O・Eとして伝授して光文明との決戦に臨むのだった。

ついに開戦した光文明との闘いで、ブランドはかつて敗北を喫した隻眼の王《オウ・シディア》に挑んでいた。
マスター・クリーチャー同士の戦闘は激しいものとなったが、怒りの雄叫びと共にブランドより放たれた必殺技《最終(ファイナル)罰怒(バッド)梵破(ボンバー)》は隻眼の王を打ち抜き、見事打ち倒したのだ!

リベンジの成功に沸き立つブランドだったが、その喜びも束の間だった。
DGの力に取り込まれた隻眼の王が《オヴ・シディアDG》として復活を遂げてしまい、連戦に挑む羽目に。
二人は戦い続け、そして…

気になる闘いの行方だが、何と不明なまま次シリーズに移行してしまっている。
ジョニーサッヴァークの決着を持って光文明は敗北を認めたので、恐らくは戦闘の途中でオウ・シディアの方が切り上げたと思われる。

双極篇

自然文明が誇る最強戦士・ガイアハザードの一体である《キングダム・オウ禍武斗》に挑んでいた。
だがオウ禍武斗の力は強大で、ツインパクトの《轟破天九十九語》に敗れ去ったブランドはボロボロになりながらも火文明に帰還した。
トップの敗北に戸惑いを隠せない火文明だったが、リベンジに燃えるブランドは《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》と共に修行を行う事に。
修行場へと向かうその後ろ姿に、火文明の民はかつてB・A・Dを編み出した時を思い起こすのだった。

修行の末にブランドはB・A・Dに次ぐ新能力…限界ギリギリまで自分を追い詰めることで力を爆発させる捨て身の技「G・G・G」を開眼し、その性能をフルスペックで発揮すべく最新兵器「ゴゴゴ・ロケット」の開発に着手。
チュリス達の協力もあって完成にこぎ着けたゴゴゴ・ロケットを装着したブランドは《“轟轟轟”ブランド》として新生。
《キングダム・オウ禍武斗》へのリベンジに挑むが、その激闘はジョーカーズの介入で中断されてしまった。

その後は闇文明の侵略に対し、ジョーカーズと連携して食い止める活躍を残している。

超天篇

超GRゾーンが造り出され、GRクリーチャーを生み出していく火文明。
更には友への感謝の気持ちから超天フィーバーに目覚め、ブランドに魔神の如き力を与えた《魔神轟怒(マジゴッド)”ブランド》が誕生する。
超天の力を手にした《“魔神轟怒”ブランド》は闇文明より襲い来る闇の星を全て打ち落とし、更にはその力で元は荒野だったアチーチ・デ・バスの開拓を急速に進めてゆき、ついには灼熱の町アチーチ・タウンを完成させた。
そして来る闇文明との決戦に向け、着々と戦闘の準備を進めていく。

やがて火文明に襲来した闇文明の刺客《アドレック・ワークマン》に対し、ブランドは《CLIMAX-ARMOR》を纏い《“極限駆雷”ブランド》となって戦場に駆け付ける。
決闘のルールについて揉めに揉めながら誰とも知らぬチュリス「はよダイス振れや」もついに始まった闘いは、ブランドのハンマーがワークマンの万力を粉砕する形であっさり決着は付いた。
決闘を見届けていた《“FLG”レフェリー》は、ブランドと火文明の勝利を高らかに宣言するのだった。

十王篇

フライパン・マウンテン》よりドラゴンが卵から目覚める夢を見たブランドは、話を聞いたチュリスの「それ、絶対にやべーやつッスよ!」という熱弁もあって調査しに行く事に。
火口を掘り進めていくと本当にドラゴンの卵が見つかり驚愕するが、叩こうが暖めようがその卵は孵る気配をまるで見せない。

どうしたものかとボルツと共に思案していたところ、暴拳王国のキングマスター《剛力羅王 ゴリオ・ブゴリ》が火文明に単身攻めてきたという情報を耳にする。
強者を求めるゴリオ・ブゴリの圧倒的な強さにはブランドですら手も足も出ず完敗を喫し、最終的には卵より無事目覚めた《爆龍皇 ダイナボルト》の活躍で撃退された。

以降は火文明のリーダーポジションをダイナボルトにバトンタッチする形で物語からフェードアウト。
かませ犬も同然の役回りで出番を終えてしまうのだった…。

王来篇

零龍(とゴリオ・ブゴリ)の戦いで力不足を痛感したブランドは、アチーチ・タウンの郊外に建設された地下格闘技場で修行に明け暮れていた。
だが、そこへ「超獣王来烈伝」に連なるディスペクターの一体《連結 ガイゼキアール》が急襲し、ブランド含むファイター達を闘技場ごと吹っ飛ばされた。

単身でガイゼキールと戦いながら何とか急所へ攻撃を当てる事に成功するも、「EXライフ」の力で再生されてしまう。
超音速攻撃に翻弄されるが、レクスターズに目覚めたダイナボルトの提案に乗る形で共闘を承諾。
ダイナボルトの炎より凄まじい速度で射出されたブランドはガイゼキアールに体当たりを決め、見事勝利を飾った。

しかし脅威はまだ去っていなかった。
立て続けに出現した二体のディスペクター《熱核連結 ガイアトム・シックス》と《混成 ジョバンセンガロウズ》にダイナボルトは致命傷を負わされ、ブランドは激昂する。
気が付くと精神世界に飛んでいたブランドは、そこで先ほど倒したガイゼキアールより解放された「勝利王」ガイアール・カイザーと邂逅し、力を継承するに値するかの試練として「友を想う熱き気持ちが無ければ扱えない剣」を渡される。
しかしいつも乗っているスケボーの要領で剣をあっさりと乗りこなし、ガイアール・カイザーに無事認められると、気が付けば現実世界に戻っていた。

レクスターズの力に目覚めたブランドは《“罰星怒”ブランド》《我我我ガイアール・ブランド》へと瞬間的にパワーアップしていき、見事二体のディスペクターを撃破する事に成功した。

王来MAX

龍頭星雲向こう側より逆襲しに来た《終来王鬼 ジャオウガ》の手より放たれた最強の鬼レクスターズ神ナル機カイ「亜堕無」》と《EVENOMIKOTO》に対し、ゲンムエンペラーバラギアラ、Code:1059と共に立ち向かうブランド。
だが二体が発動した「創聖と蒼世の力」によって停滞と退廃のエデンに取り込まれてしまい、攻撃どころか脱出しようという思考すら出来ずにそのまま朽ち果てようとしていた。

そんなピンチを救ったのはなんと超獣世界
鬼の侵攻を感じ取った世界その物が各文明で紡がれてきた歴史をタマシードとして発現させ、更にはタマシード同士が共鳴してブランド達へと絆を繋げ、エデンに取り込まれていた四体全員がS-MAX進化の力に目覚めた。
ブランド-MAX》となって他の三体と共に無限の成長エネルギーで飽和させて内側からエデンを破壊すると、四体全員で放った各文明の絆の一撃で二体の鬼レクスターズを打ち抜いて勝利した。

全ての戦いが終わった後は《龍覇 ザ=デッドマン》と電融させられていた《超戦龍覇 モルト NEXT》の魂を継承した模様。
最終決戦の向こう側にあるB・A・Dな舞台で、スケボーにノリながらライブに興じている。



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最終更新:2024年06月17日 17:46

*1 画像出典:Twitter イラストレーターゆーこー氏 @yuukoo009 2021年4月17日投稿 https://twitter.com/yuukoo009/status/1383324853122392069?s=20&t=OAgY5Wwn-t7t6NNxa4_20g ©Wizards of the Coast/Shogakukan/Mitsui-Kids

*2 画像出典:Twitter イラストレーターゆーこー氏 @yuukoo009 2018年6月23日投稿 https://twitter.com/yuukoo009/status/1010401746454130689?s=20&t=gOfVSKpeyMcOgmYxE2dHCg ©Wizards of the Coast/Shogakukan/Mitsui-Kids

*3 他には《ラッキーダーツ》で《オールデリート》を当てて《伝説の禁断 ドキンダムX》を禁断解放させて殴る等。

*4 画像出典:Twitter イラストレーターゆーこー氏 @yuukoo009 2019年9月21日投稿 https://twitter.com/yuukoo009/status/1175212364330717184?s=20&t=0-vHZ0mwA9HO9exVq8bnUA ©Wizards of the Coast/Shogakukan/Mitsui-Kids

*5 画像出典:Twitter イラストレーターゆーこー氏 @yuukoo009 2019年10月19日投稿 https://twitter.com/yuukoo009/status/1185398077059813376?s=20&t=r7IljWa_VeoWcF-Q4gMelg ©Wizards of the Coast/Shogakukan/Mitsui-Kids

*6 同期にも《煌龍 サッヴァーク》の最終形態という設定で登場した呪文《煌銀河最終形態 ギラングレイル》がいる。

*7 画像出典:Twitter イラストレーターゆーこー氏 @yuukoo009 2019年12月20日投稿 https://twitter.com/yuukoo009/status/1207964431075774465?s=20&t=3PxNOLyPBGiNVYucsQI70w ©Wizards of the Coast/Shogakukan/Mitsui-Kids

*8 画像出典:Twitter イラストレーター村上ヒサシ氏 @M_hisashi 2021年6月26日投稿 https://twitter.com/M_hisashi/status/1408717427441995776?s=20&t=TaAwgFqhhA4ErQvztLBXMA ©Wizards of the Coast/Shogakukan/Mitsui-Kids

*9 画像出典:Twitter イラストレーターゆーこー氏 @yuukoo009 2021年10月23日投稿 https://twitter.com/yuukoo009/status/1451842393225920516?s=20&t=rw2CI25HKZ26VBZ-Am424Q ©Wizards of the Coast/Shogakukan/Mitsui-Kids

*10 画像出典:Twitter イラストレーター村上ヒサシ氏 @M_hisashi 2023年3月18日投稿 https://twitter.com/M_hisashi/status/1636936704845303811?s=20 ©Wizards of the Coast/Shogakukan/Mitsui-Kids

*11 画像出典:Twitter イラストレーターゆーこー氏 @yuukoo009 2022年7月23日投稿 https://twitter.com/yuukoo009/status/1550691931830697985?s=20&t=S1S1mWnU_AIVatLbDgVnCQ ©Wizards of the Coast/Shogakukan/Mitsui-Kids