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ポケットモンスター ベストウイッシュシリーズ

登録日:2013/3/17 Sun 01:05
更新日:2024/11/26 Tue 16:51:12
所要時間:約 26 分で読めます




『ポケットモンスターベストウイッシュ』とはアニメ版ポケットモンスター第4期にあたるシリーズ。


ゲームの『ブラック・ホワイト』及び『2』を元にしている。
英語で書くと「Best Wishes!」。頭文字はBWである。

この「ベストウイッシュ」とは、作中では「旅立つ人の幸運を願う言葉」とされており、サトシ達が旅に出発する際に見送る側が度々口にする。
使用例:「ベストウイッシュ! よい旅を!」
実際に英語圏では手紙の結びに使われている。

よく間違えられるが、ウ「ィ」ッシュではなくウ「イ」ッシュ。
物語の舞台であるイッシュ地方と掛けている。
ただし、放送局によっては「ベストウィッシュ」と表記される。


【概要】

○シーズンについて

今までと違い各章ごとに番組名そのものが変わるため、見方によっては第4期~第7期とも捉えられる。

具体的には、

◆2010年9月~2012年6月までがゲームBW1をメインにした「シーズン1
◆2012年6月~2013年1月までがBW2の追加要素をいくつか加えた「シーズン2(無印)
◆2013年1月~4月までがプラズマ団とNが関わるシリアス展開メインの「シーズン2 エピソードN」
◆2013年4月から9月までがXYシリーズまでの繋ぎとして第6世代ポケモンが解禁されるオリジナル展開「シーズン2 デコロラアドベンチャー」(通称Da)

の4章に分かれている。

終了後はDPシリーズの時と同じく、仲間のその後を描いた特別編が2回放送された。
デント編が2013年10月、アイリス編が2014年3月。



○作品スタンス

アニポケは基本的に原作のスタンスに沿って作られる。
原作のDPをポケモンの究極形とした当時、アニメのDPシリーズも最も進化した形で作られた。
そして原作のBWである種の「仕切り直し」があったのを受けて、こちらも仕切り直しがなされた。

たとえば原作では殿堂入りまで旧世代ポケモンが出ないため、
本作もシーズン1の間はピカチュウとニャース以外の旧世代ポケモンが出ない(旧ポケはイッシュ人にレア扱いされる)。(物語の本質に関わるものではないのなら間接的にカイリューの骨格が出たり、ポカブブラッキーと間違えてポケモン図鑑で調べたり、写真で旧世代のポケモンが出たりしている。)

前作からの繋ぎ方も今までと違い、サトシが前作最終回で新地方に向かうのではなく、本作の冒頭で新しい服を披露、母とオーキド博士と共にマサラを立つ。

ジョーイさんやジュンサーさんはデザインとキャストが変わった。
ロケット団トリオはエリートキャラへ変わった
そして仲間の男女も二人同時に変更。
だが無印シリーズへの回帰として、二人とも原作でジムリーダーをしているキャラになった。

また、DPシリーズとは逆に日常回に力を入れ、バトル回は無印と同様にサトシの未熟さを出すようになった。
(ちなみにシリーズ構成はDPシリーズから変わっていないので、これらは意図的であると思われる)



○前作との関係

上記のことにより、シーズン1当時は「DPシリーズと話が地続きじゃないのでは?」と考える視聴者もいた。
だがロケット団トリオがサカキから新任務を任せられたのは前作最終回の後である、とされたためやはり地続き。
後にシーズン2にてヒカリシロナも再登場した。

なお、新番組予告などでサトシが口にした「新たな冒険」とは、シンオウ地方での冒険が終わったことを前提とする台詞である。
本作1話と最終話で映るサトシの部屋をよく見ると、彼がこれまでに各地方の大会等で受け取ったアイテムが棚に並べられている。
ピカチュウがAGで新たに覚えたアイアンテールとボルテッカー(後者は後に忘れていることが判明)を使用しているためやはり繋がっている。

シーズン2以降は旧世代のポケモンが大幅に解禁され、作中でもよく登場するようになった。
それに伴い、旧シリーズの手持ちだったリザードンが復帰するなど、前シリーズとの関係性が大きく強調されるようになる。
エピソードNやDa編では、無印やAGシリーズに関する回想シーンが新規作画で描かれている。
なお、回想におけるキャラクターデザインはBW編以降のデザインに修正される形で違和感ないように調整されている。



○震災の影響について

詳細はこちらを参照。

本作はDPシリーズと同じく、敵の組織「プラズマ団」をメインストーリーに組み込んで作る予定であったと考えられる。
最初にプラズマ団の登場が予定されていたのは、3つ目のジムバッジがある大都市・ヒウンシティ
しかも大きなスペシャルを組んで、シリアス悪役に徹するロケット団との組織同士の対立も描くつもりで、予告を見た視聴者からも期待の声が上がっていた。

しかし放送を間近に控えた3月11日、東日本大震災が発生。
その時は放送延期となり、サトシのヒウンジム戦が放送された。

だがよりによって初登場回を潰されたために、その後簡単にプラズマ団を出すわけにいかなくなり、結果的に放送は無期限延期(実質中止)。
大幅なストーリー変更を強いられ、結局プラズマ団は「エピソードN」まで出てこなかった(なおエピNのプラズマ団は黒装束の方で、白装束の方は登場せず)。


プラズマ団を出せなくなったことで、原作での重要キャラ「N」「ゲーチス」も出せず、本作はいきなり主軸を失ったも同然となった。
ギャグ調子を取り戻すタイミングをなくしたロケット団トリオを使って、何とか見せ場を作りながら、
日常回とジム戦を繋げてシーズン2へと持ち越したものの…gdgd感は拭えなかった。

この件はスタッフのモチベーションを低下させたのではないかと考える視聴者もいる。


余談だが、XYシリーズでは敵の組織「フレア団」の登場が全く無いまま一年過ぎ、
ボスのフラダリのみ特別編に出すという措置を取っている。
しかしXY&Z編に突入したことでようやく、登場するようになる。

他にもデントの釣り回で登場したバスラオの方がおまけコーナーの方で先に流れており、その後その話が放送された。
なお再放送としてされたものは直前のフシデの騒動の話はカットされ、いきなりジム戦に差し替えられた局もある。
海外版では整合性のためか、サトシ達はフシデ騒動の調査に向かっていない。


【主題歌】

○OP

◆ベストウイッシュ!
シーズン1のOP。DPシリーズではずっとお休みしていた松本梨香ソングに戻った。
映るポケモンは本編に登場するまでシルエットという仕様だった。
新シリーズ最初のOPということもあり、全てのポケモンのシルエットが明かされた後も特に映像を変更しないまま長い間使われていた。


◆やじるしになって!
シーズン2のOP。同じく松本氏が歌う。
ラストの映像はどう見ても武空術。
エピソードNから新バージョンになった。


◆夏めく坂道
デコロラアドベンチャーのOP。
歌っているのはMOCO'Sキッチンで有名なZIP!のレギュラー「ダイスケ」。
見方によってはアニポケの長い歴史で初のタイアップOPである。
また、ダイスケのアニメタイアップは放浪息子NARUTOに続いて3曲目。

ちなみに2013年の夏、あるラジオ局がこの曲をキャンペーンソングにしていたりする。
その局の番組にダイスケがゲスト出演した際には、制作秘話ともにポケモンの思い出も語っていた。



○ED

◆心のファンファーレ
シーズン1初代ED。
歌っているのは魔方陣グルグルや∀ガンダムの主題歌を歌っていた奥井亜紀。


◆ポケモン言えるかな?BW
シーズン1の2代目ED。
往年の名曲「ポケモン言えるかな?」がつるの剛士により復活。
元々はつるのが宣伝していたポケモンカードゲームのCMの曲だったが、話題を呼び逆輸入された。


七色アーチ
シーズン1の3代目ED。
ネタバレ映像として有名。
AGの江崎とし子、DPのあきよしふみえ、BWの奥井亜紀と各シリーズで主題歌を務めた3人からなる『ポケモンBW合唱団』が歌った。

◆みてみて☆こっちっち
シーズン2のED。
アイドルブームの流れか、まさかのももいろクローバーZの起用。
モーレツ宇宙海賊・ヨスガノソラ・ドラゴンクライシスとこれまでアニメ主題歌を担当した度に物議を起こしたももクロだったが、
今回はそこまで問題にならなかった。
映像はこれまでにも何度かあったダンス系。


サクラ・ゴーラウンド
エピソードNのED。
ももクロのEDが終わったと思ったら、今度はももクロの妹分にあたる私立恵比寿中学が歌うことに。
ももクロ一派がBW2発売直前~実質XY発売まで、およそ1年半の間連続で主題歌を歌うとは誰も予想しなかっただろう…。


◆手をつなごう
デコロラアドベンチャーのED。歌うのは続けて私立恵比寿中学。
過去の旅のパートナーやライバルと今作のライバル全員が登場する、ファンには堪らない作画。

…が5月下旬の放送から映画の宣伝に伴い、
ブイズをイメージした衣装でメンバーが歌う実写映像が作画の大半を占める&ラストカットがアニメ絵のエビ中メンバーという誰得仕様となり、
評価が一転して下がった。
ちなみに売り上げは好調でオリコン5位。




【放映済みエピソード】


【劇場版】

劇場版は3作。

◆1作目:ビクティニと黒き英雄ゼクロム・白き英雄レシラム
初の2作品上映だが話の流れは一緒。


◆2作目:キュレムVS聖剣士ケルディオ
サトシはあまり目立たず、主役のケルディオが活躍する。
中の人はしょこたん。


◆3作目:神速のゲノセクト ミュウツー覚醒
10数年ぶりにミュウツーが登場するが別個体。
うわべは第1世代プッシュだが、長編短編共々第6世代への橋がけだった。
NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」では、本作と思われる映画の商業不振が石原社長に伝えられるというシーンが放送された。

【登場人物】

主人公

サトシ
お馴染み主人公。
新展開に伴いキャラデザイン(特に目)が変わった。
性格は無印シリーズに近く、お調子者的な部分が強くなった。
シーズン1ではポケモンを沢山捕まえるという今までに無い展開も。(無印でも大量のポケモンをゲットしているが、その大半はのちにサトシの手持ちから離脱している)

だが前述の大幅なリセットによりバトル面はあまりよろしくなく、シーズン1後半から徐々に勘を取り戻し始めるも時既に遅し、リーグではベスト8。
シリーズ初の成績ダウンという事態になってしまった。
ただ、地方で捕まえたポケモンだけということを踏まえると、
リーグ成績はAGと同じ。


ピカチュウ
お馴染みサトシの相棒。
第1話にてゼクロムに雷を落とされ、バトル能力がレベルダウンをくらう。
ボルテッカーを忘れてエレキボールを覚えた。一応最大威力は同じ。
上記のレベルダウンの影響で弱体化の印象が強いが、中盤からは巻き返しており最終的な戦績自体は歴代シリーズでも良いほうだったりする。
以降のXY編、SM編の大活躍の先駆けと言えるかもしれない。



サトシのポケモン

ミジュマル
今シリーズのギャグ担当。
これまでのギャグポケ同様勝手にモンスターボールから出てくるが、相手が強いと逃げたり、見知らぬところで幾多の事件を起こすなど歴代屈指の問題児。
だが他の御三家より出番は多く、マスコットとして優遇されている。また、タケシを彷彿とさせる女好き。
基本的に自分から意気揚々と出てきて相手と戦う場合は十中八九負ける。作中でかませポケモンと呼ばれたことすらも。
ホタチを落としては上島竜兵のマネをする。


ツタージャ
メロメロとSMプレイに定評のあるポケモン(♀)
基本的にはお姉さんポジションらしくみんなをまとめている。
序盤は頭一つ抜けた強さだったが、中盤以降かませ気味。
進化しなかった。


◆ポカブ→チャオブー
捨てられた所を拾われて後に進化した、今シリーズのヒトカゲ(及び前作のヒコザル)ポジション。
これまでにサトシがゲットした炎御三家に比べれば白星は少なめ。
エンブオーには進化しなかった。


ズルッグ
タマゴから孵化して産まれたポケモン。
最初は赤ん坊そのもので何も出来なかったが、徐々に成長し最終的にリーグでも勝ちを納めた(ただしハイライト)。


◆ワルビル→ワルビアル
第3話で登場した野生のメグロコがサトシとピカチュウストーカー→途中でワルビルに進化→その後正式加入。なかなかに焦らした。
シーズン2序盤のアイリス戦で最終進化した。
今シリーズのメンバーではエース格。
進化後は全勝という、かのオニゴーリを超えるとんでもない記録持ち。


◆マメパト→ハトーポー→ケンホロウ
サトシがイッシュで初めて捕まえた、所謂序盤鳥。
♀なので見た目は少しく地味だが速く飛べる。
ロケット団の出番減少に伴い、歴代と比べて雑用が殆ど無い。
バトル方面も出番が少ない。でもフキヨセジムで活躍できた。あとロケット団との抗争でメロエッタを助けた。これはでかい。
エピソードNにて、リザードンと交代で一足先にオーキド研究所へ送られた。
これによりサトシがゲットした歴代序盤鳥でピジョットに並ぶ不遇な存在になってしまった。


◆クルミル→クルマユハハコモリ
ヤグルマの森で捕まえたクルミルが進化。
なかなか安定した強さを持つが出番が少ない。


◆ダンゴロ→ガントル
頑丈さが特徴だがやはり出番が少ない。映画で活躍。


ガマガル
友情抜きで普通に捕まえた。やはり出番がry…というより日常回に出場せずバトルでしか出番がなかったので、サトシの手持ちでも群を抜いてキャラが掴めない。


リザードン
まさかのレギュラー復帰(13年ぶり)を果たした最強のエースポケモン。
再登場回は新規イラストで数々の名場面が放送されるなど、無印シリーズをリアルタイムで視聴していた20代前半視聴者へのファンサービスも充実していた。



○レギュラーメンバー

アイリス
本作のヒロイン。
原作でコンテストが消えたためか、カスミ以来のジムリーダーモデル。
ドラゴンマスターになるのが夢。
他地方のポケモンに関しては無知であり、リオルの存在を知らなかったり、リザードンドラゴンタイプだと思っていたりした。だが、ドラゴン使いのワタルがなぜかリザードンを持っていることなどを考えると、彼女はある意味正しい。


◆キバゴ
アイリスのパートナー。
一人前のオノノクスに進化するのが目標だが、まだ赤ん坊のため進化はまだまだ遠い、どころかトラブルを起こすこともチラホラ。
戦闘描写は少なく、カイリュー加入以降は完全なマスコットに…。覚えた「げきりん」と「ギガインパクト」も前者は覚えったきり未使用、後者もプラズマ団の下っ端に一度使っただけ、となぜ覚えたのか分からない状態に…。
だがミジュマル同様グッズなどでは優遇されている。
女子中の娯楽部にいたりはしない。


エモンガ
アイリスのポケモン。
メロメロに定評があり、サトシのツタージャと仲が悪い。ビッt
空を飛べるのでたまに雑用もする。


ドリュウズ
アイリスが初めて捕まえたポケモンで、シーズン1でのエース。
あることがきっかけで言うことを聞かなくなり、和解するまではかなりの期間を要した。
カイリュー加入以降はこちらも出番が減った。そのせいでアイリスとドリュウズの原点とも言えるシャガとの再戦ではまさかの前座で済まされてしまった。


カイリュー
アイリスの現エース。アニポケ史上初の600族レギュラー。
その名に恥じない強さを誇るがこちらも最初は言うことを聞かなかった。
二回目のボルトロストルネロスランドロス戦で何となく和解。
が、その後の特別編によると結局未だにアイリスの事を完全に信用しきれていない


デント
タケシに代わる愛すべきバカ枠。元ジムリーダーなのも同じ。
ポケモンとトレーナーの相性を診る「ポケモンソムリエ」の上級クラスで、世界一のソムリエを目指して旅に出る。
だが他にも多数の自称〇〇ソムリエと言っている。
化学ソムリエ。探偵ソムリエ。釣りソムリエ。映画ソムリエ。メトロソムリエ。etc

キャストが宮野と発表され多数の女性が食いついたらしい。
まあ実際のところ宮野氏はかなりのハマり役だった訳だが。
キャラの濃さNo.1。
闇デントことデスマスデントにもなった。
俺に限界はねぇ!とは言わない。ガンダムにも乗らない。


◆ヤナップ
ゲーム同様デントのパートナー。
三猿で唯一レギュラーになったため、グッズではかなり優遇されてる。


イワパレス
デントのエース。シューティーに勝ったことある。


マッギョ
ご存じネタポケ。
まさかのレギュラー化。そしてED2のトリも飾っている。



ロケット団


ムサシ
コジロウ
ニャース
お馴染みのトリオ。
だが今シリーズでは最初ギャグ要素を封印しており、更にプラズマ団が一度お蔵入りになったことからギャグ皆無になり、結果完全な悪党となった。
かつて『ポケットモンスター サイドストーリー』にてサトシ達と出会う前のエリートだった頃を描いたエピソードが放送されたが、あんな感じ。

出てこない回もあり、約1クール退場していたこともある。
テンプレが廃止されたことで日常回の話に幅が出た。

デコロラアドベンチャーにておよそ2年半ぶりにコミカルなやられ役へと戻った。


サカキ
久しぶりにメインで登場。
実質的にサトシと初対面。
コピペロスを使い悪事を働いたが、逆に操られて失敗。


◆マトリ
サカキの秘書。初登場はDP編最終話。名前が明かされた。
BW編でムサシ達にイッシュ地方潜入任務の指令を出した。
XY編にも引き続き登場している。


◆フリント
ロケット団のエージェント。
ムサシ達に装備や情報を届けた。
スケジュール変更の煽りを受け出番が消滅。
その後、今に至るまで1回も出てきていない。


◆ゼーゲル博士
ロケット団のメカニック。
優秀なアイテムや乗り物をたくさん開発する。



ライバル

シーズン1からの登場。

シューティー
今シリーズのサトシのライバルで基本厨。
ただし、口が達者なだけで大会でのサトシ以外の相手とのバトルではことごとく惨敗(一回戦敗退)が続いたため人気は低い。
サトシとの最後の直接対決もリーグの予選だったりと散々な扱い。
圧倒的な強さを見せたシンジとは、雲泥の差である。直近のシリーズであることやシンジの人気が高かった分、シューティーは往々にしてシンジと比較されてしまう運命なのだろう。

アデクを慕っていたり途中で闇落ちっぽくなったり救われたりと、一応ゲーム本編でいうチェレン(BW1)ポジション。
ただし闇堕ちから救われるまでサトシはあまり関わっておらず、さらにサトシの成長にもまったく繋がっていない。
シゲルやシンジなどと比べると立ち位置の弱いキャラクターである。


ベル
原作とは違うベクトルの天然なおてんば娘。女版ジュン。
ウザい方向のキャラではあるが、明るく元気で嫌味が無いので相対的に見ると良いライバル
登場話数は準レギュラーの中では最も多い。
実は筋肉フェチ。


ケニヤン
名前の発音を毎回間違えられる。
本作最大の良心及び常識人と呼ばれるライバル。髪型は一昔前にはやったやつ。
相棒はダゲキ

リーグでは前後のシューティー戦・コテツ戦と比較しても、かなり見応えのある白熱したバトルを展開した。


カベルネ
デントのライバルでポケモンソムリエの端くれ。
だがバトルは弱く、ソムリエの知識もデント自身が既にソムリエとして完成されているため到底及ばない。
勝率は驚異の0%!
シューティーに比べるとキャラ自体は若干愛嬌があるものの、同じく否定的意見を持つ人が多い。

シーズン2序盤を最後に登場しなくなったが、ラストEDでその後の様子が描かれた。


ラングレー
アイリスのライバル
ドラゴンバスターを名乗っており、手持ちはこおりタイプが多い。
初登場こそ傍若無人な態度が目立ったが、再登場以降は比較的マシになり、
実力が伴っているのと役周りが上手いこと、そしてなんだかんだアイリスを認めて気に掛けているので、嫌味系ライバルの中ではマシな方。
ビジュアル面での人気は高い。

チート級の強さを誇るカイリューに負けたのを最後に登場しなくなったが、ラストEDでその後の様子が描かれた。


ルーク
映画監督を目指す少年(CV:バーロー及びヒロシ)。
イタズラ好きなゾロアがパートナー。
ケニヤン同様今シリーズの良心&常識人であるものの、シーズン1終盤を最後に登場せず。
最後のEDでは少しだが登場している。


シーズン2からの登場

コテツ
リオル→ルカリオがパートナー。
閃きでバトルを勝ち抜けるセンスを持っているが、日常ではかなり抜けている面がある。

リーグの開催地方を何故かジョウト地方と勘違いしたり、大会開催時期を間違える、
参加に必要なジムバッジの数やフルバトルにおけるポケモンの数を一つ間違えるなど。
おっちょこちょいというより、トレーナーとしての常識が欠けている、と言えるレベル。

登場当初はジュンを彷彿とさせるキャラで期待された。だが、後述の理由もあって最終的に期待を裏切られた人が多数出たと言わざるを得ず、イッシュリーグが酷評される最大の元凶。


バージル
公式の1年以上にわたるブイズ推しから生まれた、ブイズ統一パ使い。
そして、ブイズ統一パでリーグ優勝もしてしまった。
なお、リーグでサトシを負かすポジションではないかと予想されたがそうではなかった。
ブイズ販促のためだけに出てきたと言っても過言ではない。
外伝『ミュウツー ~覚醒への序章 ~』では主人公を務めた。

ちなみに中の人は次作XYシリーズでシトロンとなった。



プラズマ団

N
原作屈指の人気キャラであり、杉田ホイホイ。
様々な理由から登場が危ぶまれていたが、放送開始から約2年半、万を持して登場。
性格や目的は原作のBW1とBW2を混ぜて子供向けに優しくしたような感じで、ゲームより爽やか。
サトシが珍しく自分から一緒にいたがる反応を見せ、Nの方もサトシのことは「嫌いじゃない」と言って気に入る様子を見せる。

余談だが中の人は自身の番組にて「ポケモンに出るキャラじゃないよね」と関係者に言われたらしい。
しかしそのオンエアから数ヶ月後、まさかの大役抜擢となった。

BW劇場版3作目でも姿を見せている。


アクロマ
プラズマ団の登場が延びた結果、エピNの主要キャラとして登場。
原作とは違い最初から悪寄りで、様々なポケモンを操っている。
良キャラではある。


ゲーチス
容姿はBW2のもの。
Nの養父だがエピN前の時点で早々に脱走されており、Nを探している。



○周辺キャラクター

オーキド博士
お馴染みの博士。数少ない、何も変わっていない人物。
デコロラアドベンチャーにてスーパーマサラ人スキルを使用してロトムをゲットした。
以降ロトムは準レギュラーに昇格。XYシリーズのおまけコーナーにも続投している。


アララギ博士
イッシュ地方の博士。
口癖は「アララ」
パパラギも登場した。


◆ジョーイさん
海外なので衣装が変わった。声優も変わった。
パートナーもタブンネに変わった。


◆ジュンサーさん
こちらも海外なので髪型と声優が変わった。
パートナーはハーデリアに変わった。


ドン・ジョージ
「だったりする」が口癖だったりする。
バトル大会や施設を運営するオッサン。
ジョーイさんやジュンサーさんと同様に一族すべてが同じ顔だったりする。
忘れた頃に再登場しては大規模なバトル大会を開催した。
そして実況はTVキャスター・タケミツが担当だったりする。

シーズン1ではそれなりに出番があったが、シーズン2以降はあまり登場しなくなった。
DAでは久々に登場し、EDにも姿を見せたりした。


サブウェイマスター
人気に押されてか異様なまでの優遇。
次回予告もやりました。


アデク
イッシュ地方のチャンピオン
性格はタケシっぽくなっていた。寧ろタケシよりチャラい。
大雑把すぎて人の名前は間違えるわバトル中に居眠りするわ、シューティーを失望させたがバトルは当然強く、復讐に来たシュー太郎を返り討ちにした。

分かりにくいが信条は原作どおりで人望も厚い。
ギガイアス260kgを素手でブン投げることができるスーパーイッシュ人。


ヒカリ
前作の主人公兼ヒロイン。
シーズン2序盤にて一時的に復活。


ポッチャマ
ヒカリのパートナー。
キャラ被りやメロエッタをめぐりミジュマルと喧嘩していた。
でも別れる際は何だかんだで涙した。


シロナ
原作同様アニメでも再登場。
サザナミタウンでバカンスと言わんばかりの爽やかな衣装。


ハンサム
当初は例の回で登場する予定だったが、延期の結果、エピソードNにて再登場。
原作ではプラズマ団残党を探すチョイ役だったが、アニメでは準レギュラーに。


メロエッタ
シーズン2中盤まで同行していた幻のポケモンキラッ☆
フォルムチェンジのバンクが魔法少女並み。
コシコシコシとは言わない。


イブキ
無印終盤以来の登場(およそ11年振り)。
中の人はDP編のケンゴ。

デコロラアドベンチャーのOPにてまさかのメイン級。
コスチュームはHGSS仕様でセクシーになった。
色違いクリムガンを所持。

審判のカブラギさんも特別編にて久々の登場。


パンジー
新作からの先行出演キャラクター、無論所持ポケモンも第6世代ポケモンである。
旅先でサトシ達と出会い、目的地がカントーということもあり同行(レギュラー加入)することになる。
中の人は某歌姫であるが、1年前のメロエッタといいNの中の人と言いスタッフは狙っていたのだろうか…

ちなみに、新作の人間キャラがアニメに先行出演するのはアニポケの17年の歴史で初だったりする。


エリキテル
パンジーの手持ちとして登場。
とにかく臆病であり、パンジーの後ろに隠れたりする。
この時サトシのポケモン図鑑にはカロス地方(XYの舞台)のデータが無かったためデータ無しと表示された。


タケシ
カスミ
以前のシリーズの仲間。サトシの回想にて登場。
2人とも声あり出演。

そしてタケシは放送終了後の特別編にてデントとの共演を果たす形で再登場した。


ケンジ
以前のシリーズの仲間。
名前が出たり、OPにいたり、オーキド博士の後ろにいたりしたが、一言も喋っていない…。
最終話ではカスミに呼ばれたらしくサトシと会えなかった。



○その他

ディーノさん
ドンナマイトにて次回予告の犠牲者とネタにされたモブトレーナー。
リーグ戦にてまさかの再登場。またしてもモブだったが… まさかまさかのリーグ準優勝。


マサオミ
ドンナマイトに登場のイケメン
ナゲキ使いでケニヤンのライバル
悪そうな雰囲気だったが意外といい人。


◆イモタロー
リーグの最中に挟まれた日常回にて無駄に目立っていた。
そのためダークホースになるかと思われていた。だが、別にならなかった。




【総評価】

前作DPシリーズとはギャップが激しいことが良い方にも悪い方にも作用し、結果的に賛否両論な作品となった。
(なお、ここでの評価は当然ながら一部の視聴者からの評価であり、メインターゲットの子供達からの確定的な総合評価は誰にも分からないこと、また、ここに書かれていることはすべての視聴者の総意ではないことを明言しておく。)


○評価点

最大の評価点はロケット団テンプレの廃止である。
ロケット団テンプレとは、AG・DPの視聴者にとっては記憶に刻まれているだろう「ニャースがサカキにポケモンを献上した際のサカキの反応を妄想し、それを受けてロケット団が褒賞の為に動き出す」というお約束を主に指す。
更に言えば、この頃のロケット団は口調やらテンションまでほぼ一定の三枚目キャラであり、会話の内容が毎週ほぼ同じと言っても過言ではない状態にあった。
このテンプレはAGの頃から既に指摘されており、そうでなくとも無印の頃から起承転結の転結がワンパターンだった。(転→ロケット団がポケモンを奪う。結→やなかんじ〜)
これが絶対に悪いという訳でもないが、アンパンマンとバイキンマンの応酬のようなこのやり取りを、かれこれ10年以上、毎週常に行っていたため、飽食気味に感じる視聴者は少なくなかった。
前作はバトル回が秀逸だった反面、日常回におけるロケット団テンプレがマンネリの極みに達しており、日常回を「捨て回」と言ってのける視聴者もいた。

そこで本作ではロケット団を思い切って準レギュラーに降格して、日常回にテンプレを入れるのを辞めた。
更に、ロケット団を完全にシリアスキャラにしたり、シリアスに決めようとしつつも決めきれないシュールな三枚目として表現する、といった演出の趣向がかなり変わった。
ロケット団に尺を取られることなく、尺を取る場合にも豊富な展開のさせ方やキャラのリアクションが実現出来るようになり、日常回に良回が増えた。

話のテンポも、金銀とAGが約3年、仕切り直しがなかったDPは約4年をジムとリーグにかけたのに比べて、本作は約2年でリーグを終えたので非常に軽快。

これらもあって、日常回については金銀〜DPの頃と比べると格段に良い評価。

特に、殆どが日常回で構成される『デコロラアドベンチャー』は後述の問題点として頻繁に指摘されるバトルも少なかったため評価の高い章になっている。
海外では諸々の事情で放送されず、そもそもの知名度が低くなってしまった。

ちなみにテンプレ自体は金銀編から見られるようになったが、当時は時々あるだけの形式だった。



他にも、

◆ヒカリやパンジー、N、メロエッタのような一時的に旅に加わるキャラが多く、メンバー間の空気に定期的に新風を入れる
◆シーズン1の間は登場ポケモンを第5世代のみに絞ることで新鮮味を出す(これは原作も同様)
◆手持ちが長期間固定されていた前作の反動から、サトシに沢山のポケモンを捕まえさせることで仲間が増えるワクワク感を持続させる

など、新しい試みが新鮮で面白かったという声は多くある。

また、終盤は無印ファンのためのサービス回が多く、無印世代の人は盛り上がっていた。


○難点

難点は幾つかのパターンに分けることができる。

一、仕切り直した点・新しい試みが悪い方へ作用してしまった部分もあった
二、震災の影響で全体的な流れがgdgd
三、タイアップの悪い部分がモロに出た
四、その他

よく言われるのは大抵一つめに当たる。



◆仕切り直した点・新しい試みが悪い方へ作用した部分もあった

まず「サトシのリセットが大きい」というのがある。
前述のとおり、仕切り直しによってサトシのキャラは無印シリーズを意識した感じになった。
だが前作のサトシはトレーナーとしてかなり成長していたために、リセットによる落差が今まで以上に大きかった。

具体例としては、

  • ポケモンを捕まえるのに弱らせることを知らなかった
  • ジョーイさんはみんな同一人物だと思っていた(初めての外国で今までと容姿が異なるため仕方ないと言えなくもない。ジョーイさんが一人じゃないと知った際には「やっぱり」とも言っていた)
  • ジム戦を一匹で勝ち抜けると思い込んで一匹しか連れてこない→他のを取りに戻る

など。
アニポケのメイン視聴者は子供たちであるため、サトシのリセットが一概に悪いとは言えないのだが、アニポケの旧作ファンの中には、こういった展開を好まない人もいたようだ。


だがそんなサトシも肉体的には超人に磨きがかかりまくり、精神的にも意外なところで成長部分が残っていたり(シューティーの挑発にあまり乗らない等)、
また中盤からは元のカンを徐々に取り戻していったりと、無印回帰と割り切って見るにはどうも中途半端だった。


「ロケット団のシリアス化・準レギュラー化」は前述のとおり評価される反面、これまでのロケット団が好きな人からの否定的な声もあった。
「サトシがポケモンを沢山捕まえる」も、数が増えた反面キャラが立っていないという指摘もある。


次に「初の600族加入」であるが、アイリスのカイリュー及び彼関連のアイリス自身の姿勢も難色を示されることが多い。
たとえばカイリューの優遇が過ぎて、それまでのアイリスの手持ちの出番がやや雑になったこと。
特にポジションやキャラが被っているドリュウズは被害が大きかった。

また、幾度かイベントをこなしてもカイリューがアイリスを完全に信用できる日がなかなか来なかったこと。
それでアイリスも何度もカイリューを出しては負け、シャガやイブキとの大一番でもめげずに出しては負ける。
少しずつ信頼を高めていくのだが、結果的に信頼で勝利を掴めなかったので、あまりうまく描けていないと感じた人もいた。


◆震災の影響で全体的な流れがgdgd

プラズマ団を出せなくなったことで当初の土台が崩れたためか、全体的に混乱の痕跡が見えて不安定。これは不幸としか言いようがない。
ロケット団が頻繁に何かやってはすぐ撤退したり、そのわりに最終的な目的は大したことが無かったり。
シーズンが幾つも分かれた一因でもあるだろう。

スタッフのモチベーションに関しては邪推の域を出ないのでここでは記述しない。



◆タイアップの悪い部分がモロに出た

上にもあるように、一つの地方の冒険に4年かけたDPシリーズとは対照的に、本作は非常にテンポが速い。
ジム戦が一つ終わったその10話後に次のジム戦が…ということも珍しくなかった。
これは無印回帰の一つであると共に、第5世代自体が初の「3年で交代」であったこと、また原作でマイナーチェンジを出さず続編を出したことも影響しているだろう。

ただその影響で、先を急ぐあまりシーズンごとの節目が疎かになった。
BW2発売に合わせて急いでシーズン2へ突入したあと、Nやプラズマ団を出すための措置としてエピソードNの放送を決める…
結果的にシーズン2終盤のイッシュリーグはこれまでと比べると評価が低くなってしまった。
  • メインライバルであった筈のシューティーを予選で倒す(1on1で、使用ポケモンもシゲル戦やシンジ戦と違って地方エースではなくピカチュウで*1)
  • 何かの辻褄合わせか、1回戦と2回戦をカットしてまでリーグ中に日常回を挟む→尺が足りなくなる


また最大の問題であるコテツ戦は

  • コテツがフルバトルと言うルールを5VS5と勘違いしてポケモンを1体忘れる
    (この時点で失格・抗議されるはずである。と言うか出場選手及びトレーナー失格である)
  • コテツのポケモン達による種族値の暴力(これだけならまだ伝説のポケモンを使っていないだけタクトよりはマシかもしれないが)
  • チャオブー(ほのおタイプ)相手にナットレイ(ほのお4倍弱点)を無策で後出し、ピカチュウ(でんきタイプ)相手にスワンナ(でんき4倍弱点)を同じく無策で後出しという暴挙→当然瞬殺される。(対戦相手、自分のポケモン共に謝って済むレベルではない舐めプにしか見えない)
  • コテツが数的に不利なのにも関わらず、リオルがルカリオに進化した結果、サトシの逆転負け(3タテ)。
  • 前作や直前のケニヤン戦等ではトレーナー同士がある程度は創意工夫を施した評価の高いバトルだったのに対し、今作ではほぼ無策
  • 多くの場面で技はおろか、「かわせ」という指示すらしない
    自分のポケモンが被弾しても「やるな」等と他人事のようにつぶやくか、自分のポケモンを激励するだけ。サトシとコテツが出場選手でなく観客気分であるかのような光景が展開された
  • その後コテツがバージル及び決勝戦を制し優勝するか、全力を尽くした激闘の末にバージルに負けたと言うならならまだしも、
    コテツが上記のサトシ戦の反省の色も無く思考を放棄したヤケクソ指示を出した事によりあっさり負ける

サトシを勝たせなかったのは前作と同じく先を急いでのことであっただろうが、内容は多くの視聴者にとって後味の悪いものになった。
そして結果的にサトシは優勝に程遠いレベルの実力にとどまっているようになってしまった。
一応言っておくと、サトシはその前のケニヤン戦にて、主力のワルビアルハハコモリを使っていたため、仕方のない面もある。


その他、ミュウツーやブイズ、リザードンといった終盤出てきた旧世代ポケモンは商用プッシュに利用されているのがあからさまで、嫌う人には嫌われた。
EDにアイドルを起用したのは好みの分かれどころでもあった。
原作と連動したプレゼント配信も頻繁に行われたが、これが本作の内容を決めるのにどこまで関わっているかは不明。
ただし、商用プッシュの贔屓とはいうが、そもそもこのアニメ自体が商用アニメ、そしてポケモンシリーズはメディアミックス作品なのでしょうがない話にはなる。




【その他】

ライバルの性格がキツイのが多くて嫌だ、という人もいる。
(作中におけるヒカリの「面倒な人が多いのね…」と言う発言から、製作側も認めてはいる模様)


原作で人気のあるカミツレのジム戦が、サトシ側は舐めてるとしか考えられない言動の連続*2とカミツレ側はエースが未進化かつ電気タイプのジムのはずなのに「たいあたり」のゴリ押しな上に、敗因が指示を無視して攻撃、という風にかなり酷かったこと。
やはり人気のあるフウロの性格が大幅に変えられてジムリーダー失格の性格になってしまったことは原作プレイヤーからも不評を買っている。

また、両者はゲームとは違い面識がない。
ちなみにアニポケではジムリーダー同士の面識がないこともそれなりに多く、BW編はそれが他シリーズに比べてより強調されている。

ただ、カミツレの性格自体は原作と異なるとはいえむしろ好評で、逆にフウロのジム戦内容もまたそこまで酷くなく、むしろ作画はかなり動く見応えのあるもので、惜しまれることも多い。

まあそもそもアニポケにおいて改変されてないキャラの方が少ないので今更とも言えるが、ちょうどBWから公式がキャラの売り出しに力を入れてきたことも相まって、改変が悪い方向に出てしまった。

のちにサン&ムーンでのルザミーネも、エゴイストな毒親から盲目的な親バカという大幅な性格の変更がなされたが、こちらはかなりの好評を博している。


アニポケ自体が再スタートをするという目的が強かった本作だが、様々な点が裏目に出てしまった不運な作品であると言える。
だが巷で言われるほどダメダメな作品ではないのも確か。

それだけに本作で培った経験やノウハウを活かし、次作のXYシリーズにおける挽回が期待された。
その期待に応じるように、XYシリーズでは本作の経験や新要素を導入したと思われる要素が各所に見られた。

なお、XYシリーズは最終回がDP同様の締め方(次シリーズのプロローグ要素が薄い)だったことや、BW以外の過去作との関連性がこれまでのシリーズ以上に薄かったり、
XYシリーズの更に後のシリーズであるSMでは、DP→BWのようにキャラクターデザイン変更などが行われている。
このことから、一部のファンの間では『無印~DP』のように『BW~XY』という繋がりでシリーズを区分する見方も出ている。


今作を好きなファンもいるので過剰な批判は気を付けること。




追記・修正はプラズマ団を壊滅し、サザンドラを攻略した方からお願いします。

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最終更新:2024年11月26日 16:51

*1 ただし戦績を鑑みるに、イッシュ地方の実質的なエースはピカチュウだった

*2 ・ガマガルだけで勝てると思い1体しか持ってこない。・その上で負けたら試合を中断して他のポケモンを取りに行く。・メロメロが同性に効かないのを忘れる。・ガマガルが飛行技で負けたのにその存在を忘れる。・3体目を誰にするか審判の警告を無視して試合を中断する長考。