「正しさ」の時代に、
誤ることの価値を考える。
『観光客の哲学』待望の続編!
もくじ
第1部 家族と訂正可能性
第1章 家族的なものとその敵
第2章 訂正可能性の共同体
第3章 家族と観光客
第4章 持続する公共性へ
第2部 一般意志再考
第5章 人工知能民主主義の誕生
第6章 一般意志という謎
第7章 ビッグデータと「私」の問題
第8章 自然と訂正可能性
第9章 対話、結社、民主主義
おわりに
文献一覧
索引
実践的理性とはこう使え、といえるような「役に立つ」哲学書である。(鹿島茂・フランス文学者)
──『週刊文春』9月28日号より
東がたどりついたのは[……]人間の複雑さを肯定し、実直で、地に足をつけて少しずつであっても変革に向かうための哲学である。(石戸諭・ノンフィクションライター)
──『週刊現代』9月30日・10月7日号より
東自身の「訂正」の営みの記録であるとともに、民主主義について、さらに人間の営み一般について、読者にも再考を促している。(苅部直・政治学者、東京大学教授)
──『読売新聞』11月5日号より
「正しさ」を押し付けられ、生きづらさを感じる今の社会の中で、生きる希望を、生きていく勇気をもらった気がします。
──読者アンケートより
ふだんの仕事や生活と直結して実践していけるものだと感じました。抽象的な思考と具体的な生活とを繋ぐ、優れたお仕事だと思います。
──読者アンケートより
タイパ重視で敵か味方かをすぐ判断する社会に想像以上に疲れていたのだなと本書を読んで気がつきました。
──読者アンケートより