ウィルスタイル株式会社 / Will Style Inc.

はじまり

最初のきっかけは、弊社代表の坂口が同期の吉川と私に言った「カフェはじめてみたら？」のひとこと。
もともと学生時代カフェでアルバイトをしていたこともありコーヒーが好きだったので、好きなお店で美味しいコーヒー豆を選んできてハンドドリップで淹れる時間が作れるというのは私にとってすごく魅力的でした。カフェがはじまると決まってからは、2人で「どんなカフェにしようか？」「どんなメニューにしようか？」とわくわくしながら想像を膨らませていました。

willundi caféは事業というようなものではありませんが、はじめるからにはきちんと考えようということで、事業計画から考えています。新卒ならではの視点で、「お客様やスタッフの皆さんにどんな価値を提供したいのか？」を重点的に考え、運用計画を検討しました。
提供したい価値について「なんとなくこんな風にできたらいいな」というものはありましたが、新卒の私たちにコンセプト作りの経験はなく、想いを言葉にまとめるところにとても苦戦したことを覚えています。

しかし、せっかくなら納得するものにしたいという想いも強く、「これだ」と思えるものになるまで話し合いの時間を重ね、名前は「willundi café」、コンセプトは「がんばる人のぜいたく時間」に決定。
想いがたくさん込められていますので、コンセプトや名前の由来について詳しく記載しているこちらもよろしければご覧ください。

事業計画書の一部

ロゴ制作

カフェの始まりとともに、ロゴも制作することに。
私自身、ロゴ制作の経験がほとんどなかったため、制作の流れがわからず、伝えたいことの整理やそれらをどのように表現すればよいのか悩みは尽きませんでした。
しかし、困ったときには周りに助けを求めると、どんなことでも丁寧に相談にのってもらえたので、多くの学びがあり、自分自身の成長につながる良い機会だったと感じています。

willundi caféでは、お客様やスタッフの皆さんに「こころ安らぐ時間」を感じてもらえるような、ゆったりとした気持ちを提供することを大切にしています。また、willundi caféは完成形ではなく、これからさまざまな意見を取り入れながら、みんなで作り上げていくカフェにしたいと考えています。
そのため、筆の流れがゆったりとし、親しみやすさを感じられるロゴを目指して、さまざまなフォントを検討しましたが、なかなかうまく表現できるものが見つかりませんでした。

最終的にはスタッフの皆さんのご意見を参考にし、手書きで作成することに決定。しっくりくるものができるまで何度も書き直し、手が痛くなるほど書き続けたことも、今ではいい思い出です。

作成したロゴは、ステッカーとエプロンの刺繍に使用しています。

メニューが決定するまで

メニューはざっくりとコーヒー、紅茶、チャイの３つと決定していましたが、お店や種類選び、抽出練習の試行錯誤期間が想定よりも長くかかりました。

事前リサーチをしていても、やはりお店に足を運ばないとなかなか分からないことも多く、なるべく足を運んで店員さんとコミュニケーションを取りながらその時々に合ったものを調達できるようにし、美味しい淹れ方も聞くようにしています。

そうするようになったのも、失敗を重ねたからこそ。
いつもと違うお店で購入したものだと今までと同じように抽出すると風味がうまく出なかったり、ストレート用に購入した紅茶がストレートで飲むには渋すぎたり、チャイが思ったように味が出なかったり…
色々な壁がありましたが、スタッフの皆さんにも味見を手伝って頂きながら美味しいものを提供できるように試行錯誤を重ねました。

社内プレオープン！

まだまだ未熟な状態ではあったものの、カフェ事業が始まった約2ヶ月後の8月に社内プレオープンをしました。お客様オープンの9月に向けて、どうしたらもっと美味しく作れるのかスタッフの皆さんに一緒に悩んでもらったりしながら準備を進め、より一層カフェらしくなったように思います。
そんな中で、スタッフの皆さんから「月曜日のカフェが楽しみ」や「美味しい！」という声を聞けた時はとても嬉しかったです。
この1ヶ月間、カフェを通してスタッフの皆さんとコミュニケーションを取ることが増えたように思いますし、なにより自分たちにとって月曜日が楽しみに変わっていきました。
「もっとこうしていきたいな」と思うこともたくさんあり、willundi caféがお客様にとって何かの「きっかけ」を提供できるカフェにしたいと思うプレオープン期間となりました。

さいごに

始まった当初は2人だったカフェスタッフが今は3人になったりと少しずつ変化しているwillundi café。
私たちは、「willundi caféがあるし、ウィルスタイルの事務所に行こうかな」と思ってもらえるようなカフェを目指しています。これからも素敵な時間やきっかけを作れるように奮闘してまいりますので、よろしければウィルスタイル事務所に足を運んでくださいね。