AirTagのバッテリーを交換する方法

アップルのAirTagが電池切れ?バッテリーを交換してトラッキングを再開する方法をご紹介しよう。
AirTagのバッテリーを交換する方法
Photograph: James D. Morgan/Getty Images

おそらく、あなたはiPhoneからAirTagのバッテリー残量が少なくなってきたという通知を受けたからこの記事を読んでいるのであろう。あるいは、AirTagを以前購入し、久しぶりにバッテリーの状態を確認したいのかもしれない。いずれにせよ、AirTagのバッテリー交換は簡単で、全工程でも数分しかかからないはずだ。

AirTagはどのくらいの頻度で交換する必要があるのか?新品のAirTagをアクティベートした後、最初からついているバッテリーは約1年で交換する必要がある。その後の交換のタイミングは、購入したバッテリーの品質と、トラッカーをどれだけ使っているかによる。iPhoneやApple Watchとは異なり、AirTagのバッテリーは充電式ではないので、切れたら交換が必須だ。

幸い、アップルから特別なバッテリーを買う必要はない。一般的なリチウムCR2032コイン電池で大丈夫だ。これは腕時計や台所用温度計、そのほかの小型電子機器によく使われているのと同じ3ボルトの電池だ。アマゾンでは一個200円ぐらいだ。

ただ、これらのCR2032電池の中には、子どもが飲み込まないように苦味剤コーティングが付いているものもある。誤飲防止コーティングがされている電池がすべてエアタグで使えるわけではない。もしコーティングが施されている場合は、互換性があるかどうか確認しておこう

交換の手順

新しいバッテリーを手に入れたら、古いバッテリーを取り外して新しいバッテリーを入れるのは簡単だ。以下の手順に従おう:

1)アップルのロゴのある銀色の面が上になるようにAirTagを裏返す。

2)指先で銀色の部分を押し下げ、反時計回りに約4分の1回転させる。銀色の蓋が外れて緩むはずだ。

3)銀色の部分を外すと、古いバッテリーが飛び出す。

4)新しいCR2032電池を、「+」印が手前になるように、空のスロットに入れる。

5)銀色の部分を上に戻し、押し下げ、蓋が所定の位置にロックされるまで時計回りに回す。

6)これで交換完了だ。しかし、古いバッテリーをゴミ箱に捨ててはいけない。アップルか信頼できる電子廃棄物サービスを通じてリサイクルしよう。

AirTagは『WIRED』が推奨するiOSデバイス用のトラッカーだが、もし電池交換のいらないものを探しているなら、PebblebeeなどのUSB-Cコードを使って充電できるトラッカーもある。

(Originally published on wired.com, translated by Miranda Remington, edited by Mamiko Nakano)

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