本田隆行(日本科学未来館・科学コミュニケーター)
新型コロナウイルスの世界的流行によって、「握手の習慣」が消えつつある
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)によって、挨拶のかたちが変わりつつある。欧州などの多くの国の衛生当局が、挨拶に欠かせなかった握手を避けるよう呼びかけているのだ。代替となるしぐさの誕生から人と人との距離感の変化まで、いまや“パンデミックカルチャー”は他者とのかかわり方に微妙な変化をもたらし始めている。
「地球人として宇宙へ」──毛利衛と日本人宇宙飛行士20年:「宇宙の日」記念特別企画【3】
9月12日が何の日であるか、ご存じだろうか?──答えは「宇宙の日」。国際宇宙年だった1992年、初めて日本人の乗ったスペースシャトルが打ち上げられた日にちなんだものだ。それから20年で、日本の有人宇宙開発を取り巻く環境は大きく変化してきた。日本人初のスペースシャトル搭乗者・毛利衛の話を交えながら、これまでの20年とこれから先を考える。【「宇宙の日」を記念して、本誌VOL.5の宇宙関連記事の転載、およびオリジナル記事を集中掲載!】