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マイクロバイオーム(微生物叢) / Microbiome

Science

ヒトにも脳マイクロバイオーム(細菌叢)は存在するか?

人間以外の脊椎動物の健康な脳の中で棲息する細菌が発見された。ヒトの脳の中にも細菌が棲息しているかもしれないという見解にはいまだ研究の余地があるが、今回の発見によってその可能性が高まっている。
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腸内マイクロバイオームの改善には、自然の中で過ごすことがかなり有効:研究結果

自然の中に存在する微生物は、皮膚などを通して体内に取り込まれ、それが腸内微生物の多様性を引き上げて、免疫システムまで強化する可能性がある──そう示唆する研究が続いている。健康なマイクロバイオームをつくる、最新の知見。
MICROBIOME

マイクロバイオームと健康の広範な関係が明らかになる──特集「THE WORLD IN 2025」

腸内の微生物バランスの研究が進み、若年者の学習障害や慢性疾患、さらにはがんの発生にも腸内の微生物叢が関係している可能性が示唆されている。わたしたちは病気の根本的な理由として、マイクロバイオームにますます目を向けるようになるだろう。
Science

「人間の大便」を永久保存せよ:多様な腸内細菌を残す“微生物版ノアの箱舟”が目指していること

人間の健康維持に欠かせないとされる腸内細菌だが、その多様性が工業化や都市化、環境の変化などで危機に晒されている。そこで多様な細菌を保存すべく、「微生物版のノアの箱舟」とも言える世界規模のバイオバンクの構築が始まった。
Culture

都市の未来を考えるなら「微生物多様性」に注目せよ! 日本科学未来館「セカイは微生物に満ちている」展レポート

日本科学未来館の新展示『ビジョナリーラボ「セカイは微生物に満ちている」』。微生物多様性が実現されつつある未来都市をテーマにしたSF小説から、『WIRED』日本版でおなじみのぬか床ロボット「Nukabot」まで、人と微生物が共生する未来を描いた作品が展開されている。その見どころを、ビジョナリー兼監修を務めた伊藤光平(BIOTA代表)に訊いた。
Science

大便が“万能薬”に!? 新たな治療法への期待と、浮かび上がる多くの課題

健康な人間の大便をさまざまな病の患者に移植する臨床試験が進められている。健康な他人の大便より本人の大便のほうが効果は高く、凍結保存もできるというこの治療法。凍結した便の保管コストや移植の安全性の確保など、実用化に向けた課題は多く残っている。
Science

若いマウスの「ふん」を移植すると、老いたマウスの脳が若返る:研究結果

わたしたちの体全体に大きな影響を与えることがわかっている腸内細菌。このほど発表された研究では、老いたマウスに若いマウスの腸内細菌を移植すると、脳の認知機能や免疫機能が向上することがわかった。こうした研究が応用され、認知力が衰えた高齢者の治療として若者の便が使われる日が来るかもしれない。
Science

あの有名なダ・ヴィンチのスケッチに、なんと微生物が棲んでいた

レオナルド・ダ・ヴィンチが残したスケッチに、なんと微生物が棲んでいた──。そんな驚きの研究結果が発表された。7点の素描から採取したサンプルをDNA解析して見つかった微生物叢からは、過去に作品が劣悪な環境下にあったという事実に加えて、紙を“台無し”にする微生物の脅威を撃退するための知見も得られそうだ。
Science

腸内細菌は「睡眠の質」にも影響する:眠りを“調節”する治療にもつながる研究結果

わたしたちの腸内に共生している小さな微生物群が「睡眠の質」にも影響している──。そんな可能性を示す研究結果を、このほど米大学の研究チームが発表した。腸内細菌叢の組成変化が睡眠に影響を及ぼす可能性が示唆されており、将来的に睡眠の質を高める治療法につながるかもしれない。
Science

誰にでも輸血できる「万能血液」への第一歩──A型の血液を「O型」に変える腸内細菌が発見される

どの血液型にも輸血できる「O型」の血液を、世界的に多い「A型」の血液から生み出せる──。そんな「万能血液」の生成につながる研究結果を、カナダの研究チームが発表した。ヒト腸内細菌叢において、A型の血液をO型に変換する酵素をもつ細菌を発見したのだ。特定の血液が足りない医療現場や地方の医療機関などで、ほかの血液型を“万能タイプ”に変換する技術の実用化につながることが期待されている。
Science

土に触れる生活が心身の健康につながる。抗ストレスの妙薬は「土壌」にあった:研究結果

土壌に生息する細菌に、抗炎症や免疫調節、ストレス耐性などの性質がある──。そんな研究結果を、米国の研究チームが発表した。アレルギーやメンタルヘルス障害の原因のひとつとして、わたしたちが泥や土に触れる生活から離れたことも影響していると示唆されている。
Other

腸内の細菌カタログが完成すれば、「大便が薬になる」日がやってくる

大便を薬に変える方法を模索している研究者たちが、ヒトの消化管に生息する細菌を網羅した膨大なデータベースを作成した。これらを「薬」にする研究が進めば、さまざまな消化器疾患に苦しむ人々を救う方法が見つかるかもしれない。
Science

これらの微生物さえあれば、“社畜”を効果的に育成できる(かもしれない)

トキソプラズマに感染している者は起業しやすい──。そんな論文が学術専門誌に発表された。感染すれば起業がうまくいくのか? それならスタートアップを後押ししてくれる微生物はほかにもいるのではないか?ということで、『WIRED』US版が社畜オフィスにもってこい…かもしれない微生物を見つけてきた。
Science

地球上の無数の細菌をすべてカタログ化──壮大なプロジェクトが目指すもの

地球上の微生物の一覧をつくるプロジェクト「アース・マイクロバイオーム・プロジェクト(EMP)」。30万7,572個の配列を特定したが、地球上の細菌の数は「宇宙の星の1億倍」あるとされる。終わりなきプロジェクトは何を目指し、どこまで続くのか。
Other

超高齢でも健康体でいられる秘訣は「腸内細菌の多様性を保つ」こと:研究結果

健康な高齢者の腸内フローラは、健康な30代のものと驚くほど似ているという研究結果が明らかになった。腸内フローラの多様性を維持することが、健康な老化の指標なのだという。
Science

「体重を減らす微生物群」のつくり方、米研究チームが発見──手術しない肥満治療につながるか

胃バイパス手術を受けた患者の消化管内では、術前とまったく異なるマイクロバイオームが発達し、体重減少を促進する微生物が優勢になることがわかった。この善玉菌を“移植”できれば、手術なしでも肥満治療が可能になるかもしれない。そのメカニズムに迫った。
Science

出生前後の抗生物質投与は、子の成長に悪影響? 脳と腸内細菌の知られざる関係が明らかに

出生前後に抗生物質にさらされた子どもの脳に変化が生じ、成長後の行動に長期的影響が残る可能性があるとの実験結果が発表された。その結果には、どうやら腸内細菌の減少が影響しているらしい。
Business

超清潔社会は健康にマイナスか──密閉されたオフィスとマイクロバイオーム

ヒトの体のなかに棲む微生物の集合体、マイクロバイオーム。わたしたちがはたらくオフィスも、大量の微生物に囲まれたひとつの巨大なマイクロバイオームだ。閉めっぱなしの窓や機械任せの換気、行き過ぎた潔癖主義は、この微生物群を変化させ、あなたの健康に悪影響を与えているかもしれない。
Science

「キーボード上の微生物」から持ち主が特定できる:研究結果

頻繁に使われる事務機器に付着したマイクロバイオーム(微生物叢)から、使用者とその親密なパートナーを特定できることがわかった。
Science

身の回りの「殺菌剤」がマイクロバイオームを乱している:研究結果

薬用ハンドソープや歯磨き粉といった身の回りの製品に含まれる殺菌剤は、健康に密接にかかわっているとして近年注目される身体の微生物群「マイクロバイオーム」に悪影響を与えているという。薬品にまみれた状態が当たり前になった現代の社会において、その危険性は広く認知されていない。