ロシアによる侵攻が続くウクライナから多くの留学生を受け入れている日本経済大(福岡県太宰府市)で11日、留学生支援プログラムの修了式があった。カテリナ・マニキブスカさん(22)が代表してあいさつし「戦争の影響で不安や迷いもあったが、日本の文化や社会を深く学ぶ機会を与えてくれた」と感謝した。
卒業する留学生10人はいずれも日本企業に就職するなどして日本で新生活を送る予定。
式典に出席したスビトラナ・レジコさん(21)は、広島市の原爆資料館のウクライナ語音声ガイド作成に携わったのが大学生活の思い出だとし「日本で仕事を一生懸命頑張って、ウクライナにいる家族を支援したい」と話した。