仲間由紀恵×堤幸彦監督、11年ぶりタッグも息ぴったり 『TRICK』連想させるやりとりで観客沸かす「犯人とか出ないです!」
2025年03月16日 12時07分

映画『STEP OUT にーにーのニライカナイ』公開記念舞台あいさつに登壇した(左から)仲間由紀恵、堤幸彦監督 (C)ORICON NewS inc.
【集合ショット】豪華登壇者…!にっこり笑みを浮かべる仲間由紀恵&橘ケンチら
本作は『TRICK』シリーズをはじめ、『天空の蜂』、舞台「テンペスト」など、多くの作品でタッグを組み、20年以上の親交がある堤幸彦監督と俳優の仲間が、11年ぶりにタッグを組んだ映画。久しぶりの共演に仲間は堤監督について「信頼を置いている堤監督。現場に行く不安は全くなく、テンポよく進んでいき、現場はただ沖縄の空気を楽しみながら、順調に進んでいきました」と笑顔を見せた。
イベントでは長年タッグを組んできた2人ならではのやり取りが展開され、堤監督が登場後のあいさつで唐突に「犯人は…」と切り出すと、仲間は「犯人とか出ないです!そういうやつじゃないです。ギャグなしなのは皆さん知っています」と『TRICK』を連想させる掛け合いで会場を沸かせた。
さらに仲間は共演したEXILEの橘ケンチに「監督に無茶振りされませんでした?」と切り出すと、堤監督との過去の撮影を振り返り、「私に関しては相当な無茶ぶりは過去にたくさんありましたけれども、爆発するとか海に入るとか。なんでしょうか。また走るとか…」と無茶振りの数々を暴露。これには堤監督も「置いときましょうか。一旦」と仲間をなだめた。
舞台は音楽やダンスが生活に溶け込んでいる沖縄。母親の朱音(あかね)、妹の舞(まい)と3人で暮らす照屋踊(てるや・よう)は、ダンススクールで出会ったリサに憧れ、ダンスを習い始める。朱音は家計を支えるためスナックで働き、人との関わりが苦手な舞はスクールの前でいつも兄の姿を一心に見つめていた。やがて踊はリサとペアを組み、その才能を開花させていく。そんな中、朱音のもとに一本の電話があり、ある男が訪ねてくる。偶然、家の前でその男を目撃する踊。後日、テレビでダンスオーディションを開催すると発表した音楽プロデューサーのHIROKIが、その男だった…。
沖縄県出身の仲間がシングルマザーの朱音を演じる。息子・踊役は、2023年に再始動となった沖縄アクターズスクール出身のSoul。兄を慕う妹の舞役は同じく沖縄アクターズスクール出身の又吉伶音。物語の鍵を握る音楽プロデューサーをEXILEの橘ケンチが演じる。