連邦選挙で市民権の証明を義務化 トランプ氏、大統領令に署名
2025年03月26日 15時39分
【ワシントン共同】米共和党のトランプ大統領は25日、連邦選挙の有権者登録の際に市民権の証明を義務付ける大統領令に署名した。義務に従わない州は連邦政府の資金拠出を止めると警告している。不法移民ら外国人による不正投票を防ぐ狙いとしているが、民主党は有権者の投票意欲を失わせかねないと反発している。
シンクタンク、ブレナン公正センターによると、米国で投票が可能な市民の9%に当たる約2130万人はパスポートなど市民権を証明する書類が手元になく、すぐに提示できない状態だという。
大統領令は郵便投票に関して投開票日当日までに到着した投票用紙しか有効とは認めないとした。