【9月21日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ2012-13(UEFA Europa League 2012-13)は20日、グループリーグ第1節の試合が各地で行われ、グループAのリバプール(Liverpool FC)は5-3でBSCヤングボーイズ(BSC Young Boys)に辛勝した。

 控え選手中心のチームでグループリーグ初戦に臨んだリバプールは、守備が崩壊してその代償を支払いかけたものの、敵地で勝利を収めた。

 同日行われた試合でニューカッスル(Newcastle United)はCSマリティモ(CS Maritimo)と、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)はラツィオ(SS Lazio)と、ともに0-0で引き分けたため、リバプールはイングランド・プレミアリーグ勢で唯一のグループリーグ白星発進を果たしている。

 主将のスティーブン・ジェラード(Steven Gerrard)をはじめ、ルイス・スアレス(Luis Suarez)ら多くの主力選手を英国内に残したリバプールのブレンダン・ロジャーズ(Brendan Rodgers)監督だったが、勇敢に戦ったヤングボーイズの前で温存策は逆効果となり、大量得点試合につながった。

 前身のUEFA杯(UEFA Cup)と合わせてヨーロッパリーグ通算100試合目となったリバプールは、前半4分にヤングボーイズのユハニ・オジャラ(Juhani Ojala)のオウンゴールで先制すると、1-1の同点に追いつかれた直後の同40分にはアンドレ・ウィスドム(Andre Wisdom)の得点で勝ち越し、前半を2-1で折り返した。

 迎えた後半8分にオジャラ、続いて同18分にゴンサロ・サラテ(Gonzalo Zarate)と立て続けに失点を喫し、ヤングボーイズに2-3と逆転されたリバプールだったが、22分にセバスティアン・コアテス(Sebastian Coates)のゴールで試合を再び振り出しに戻すと、31分と43分には20歳のジョンジョ・シェルビー(Jonjo Shelvey)が得点を奪い、ヤングボーイズを突き放した。(c)AFP