【11月11日 AFP】12-13イタリア・セリエAは10日、第12節の試合が行われ、ユベントス（Juventus）はデルフィーノ・ペスカーラ1936（Delfino Pescara 1936）に6-1で大勝した。

　ユベントスはファビオ・クアリアレッラ（Fabio Quagliarella）が今シーズン初のハットトリック、クワドォー・アサモア（Kwadwo Asamoah）が移籍後初得点を挙げて首位を守った。

　11日に敵地でのアタランタ（Atalanta）戦を控えるリーグ2位インテル（Inter Milan）とユベントスの勝ち点差は暫定で4となった。また3位ナポリ（SSC Napoli）と4位フィオレンティーナ（Fiorentina）の試合も11日に行われる。

　ユベントスは4日に行われた本拠地での第10節インテル戦に1-3で敗れ、独走となりつつあった連覇への歩みに歯止めがかかるとともに、49戦続いた驚異的な無敗記録もストップしていた。

　前半9分、ペスカーラのアントニオ・ボッケッティ（Antonio Bocchetti）の拙いクリアを拾って攻め込んだチリ代表のアルトゥーロ・ビダル（Arturo Vidal）がGKマッティア・ペリン（Mattia Perin）を破ってユベントスが先制すると、同22分にはセバスティアン・ジオビンコ（Sebastian Giovinco）からのボールを起点にクアリアレッラがグラウンダーのシュートを決めてリードを2点に広げた。

　ペスカーラはその3分後にマティ・ルント・ニールセン（Matti Lund Nielsen）の完璧なクロスにエマヌエル・カッショーネ（Emmanuel Cascione）が頭できれいに合わせ、跳び付いたGKジャンルイジ・ブッフォン（Gianluigi Buffon）の指のわずかに先を抜き、点差を1点に縮めた。

　しかしユベントスはその後主導権をしっかり取り戻し、同30分にビダルの折り返しをクアリアレッラがバックヒールで浮かせてつなぎ、アサモアがオーバーヘッドシュートを決めると、その8分後にはクアリアレッラとのワンツーで抜け出したジオビンコがボレーで4点目を決め、ホームのペスカーラを打ちのめした。

　前半終了間際、守備の裏のスペースへ抜け出したクアリアレッラが自身2点目を決めて勢いに乗ると、後半8分にはアンドレア・ピルロ（Andrea Pirlo）の右サイドのコーナーキックから、再びクアリアレッラがオーバーヘッド気味のボレーを決めるという離れ業でハットトリックを達成した。(c)AFP