【5月15日 AFP】12-13イングランド・プレミアリーグは14日、第37節の2試合が行われ、アーセナル(Arsenal)が4-1でウィガン(Wigan Athletic)に勝利した。敗れたウィガンは、FAカップ(FA Cup)を制した同シーズンに、降格を喫した史上初のクラブとなった。

 最終節を残して17位サンダーランド(Sunderland AFC)との勝ち点差が4となったウィガンは、来季は2004-05シーズン以来となるチャンピオンシップ・リーグ(2部)での戦いとなることが決まった。一方のアーセナルは16シーズン連続のサッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)出場へ道が開けた。

 ウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で行われたFAカップ2012-13(FA Cup 2012-13)決勝でマンチェスター・シティ(Manchester City)を破り、ロンドン(London)中に驚きをもたらしたわずか72時間後、ウィガンはアーセナルの本拠地エミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)で大敗を喫し、すでに降格の決まっているレディング(Reading FC)、クイーンズ・パーク・レンジャーズ(Queens Park RangersQPR)とともに、来季のチャンピオンシップ・リーグ行きが決まった。

 ウィガンは前半終了間際にショーン・マロニー(Shaun Maloney)が強烈なFKを決め、ハーフタイムの時点では1-1と耐えていたが、アーセナルはルーカス・ポドルスキー(Lukas Podolski)の2ゴール、セオ・ウォルコット(Theo Walcott)とアーロン・ラムジー(Aaron Ramsey)の得点で快勝を収めた。

 勝利したアーセナルは、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2013-14)出場権を自力で獲得できる望みを残し、19日に行われる今季最終節のニューカッスル(Newcastle United)戦に臨むこととなった。

 12日の試合でトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)が2-1でストーク・シティ(Stoke City)に勝利していたため、試合前にはトッテナムと勝ち点2差の暫定5位に後退していたアーセナルだが、これで敵地でのニューカッスル戦に勝利すれば自力での4位以内が確定する。トッテナムが本拠地での最終節、サンダーランド戦に勝利できなかった場合は、引き分け以下でも4位となる。(c)AFP