【6月7日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は6日、フランク・リベリ(Franck Ribery)との契約を2017年まで2年延長したことを明らかにした。

 リベリの契約延長は、数週間前から本人とクラブの双方が望んでいることを公表していたため、かねてから予期されていた。

 クラブが発表した声明の中でリベリは、「ミュンヘンに居続けられることを大変嬉しく思っている。ファンに約束した通り、契約にサインをした」と述べた。

「僕の家族と僕自身にとって、バイエルン・ミュンヘンは第2の故郷になった。これから数年の間にまたバイエルンは新なトロフィーをいくつか獲得し、それらを王者として防衛するすることができるだろう」

 以前、フランス・リーグ1のオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)やトルコ1部リーグのガラタサライ(Galatasaray)に所属した経験を持つリベリは2007年にバイエルンに移籍。今シーズンはチームのリーグ優勝、欧州チャンピオンズリーグ2012-13(UEFA Champions League 2012-13)制覇、ドイツカップ2012-13(German Cup 2012-13)制覇の三冠達成に貢献した。

 リベリは5日の独紙ビルト(Bild)の取材に対し、バイエルンを去る理由はないと語り、引退試合を行うまで居続けることも視野に入れていると話した。

「なぜ他のどこかのクラブに行かなければいけないんだ?そこで不幸になるかもしれないのに。もしバイエルンを退団ことがあれば、僕は偉大な功労者のようにして去りたい。バイエルンで15年間過ごしたメーメット・ショル(Mehmet Scholl)のように引退試合をしたい」

 リベリは今季リーグ戦27試合に出場し、合計10得点、14アシストを記録した。また、チャンピオンズリーグでも1得点と、決勝での1つを含む5アシストを記録している。

■ファン・ブイデンも契約延長

 また、同じくバイエルンに所属するダニエル・ファン・ブイテン(Daniel van Buyten)も契約を1年延長し、来シーズン終了までクラブに在籍することとなった。

 35歳のファン・ブイテンは2006年にハンブルガーSV(Hamburg SV)からバイエルンに移籍。それ以前はオリンピック・マルセイユや、不遇に終わった2004年のマンチェスター・シティ(Manchester City)へのローンなどを経験した。

 バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲ(Karl-Heinz Rummenigge)社長は「我々はチームにとって重要な2人のメンバーと共に未来に進むことができるのを喜ばしく思っている」と語る。

「フランクとダニエルは、長年にわたり驚異的なことを成し遂げてきた。我々は常に2人を頼りにしてきたし、彼らは大事な場面でいつも変化をもたらす活躍を見せてくれた」

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