「ロシア領内からウクライナ砲撃」、証拠あると米政府
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【7月25日 AFP】米政府高官は24日、ロシア軍が自国内からウクライナ軍に向けて砲撃を行っていることを示す証拠をつかんでいると明言した。
米国務省のマリー・ハーフ(Marie Harf)副報道官はさらに、ロシアはウクライナの親ロシア派武装勢力に対する「より大型で強力な多連装ロケット砲」の提供を計画中だと述べた。
ハーフ副報道官によると、米政府は情報収集活動によって、乗客乗員298人を乗せて飛行中だったマレーシア機が撃墜された後もロシアから国境を越えてウクライナに武器が流入し続けているという証拠をつかんでいるという。ただ、ハーフ副報道官は情報源を明らかにはせず、それ以上の詳しい説明もしなかった。
米国防総省の関係者2人が匿名を条件に明らかにしたところによると、ロシアは数週間前から1週間に少なくとも1個大隊をウクライナ国境付近に増派しており、先週の時点で1万2000人程度だった兵員の規模は現在、1万5000人ほどになっているという。(c)AFP