【8月12日 AFP】ウガンダの首都カンパラで週末、ゴミ処分場の堆積物の山が崩れる事故が発生し、多数の犠牲者が出た。市当局は12日、これまでに26人の死亡が確認されたと発表した。

 事故は10日に起きた。大雨の後、カンパラ北部にある埋め立てごみ処理場に積み上げられていた大量のごみの山が崩れ、近くの住民や家畜が巻き込まれた。

 カンパラ市当局はAFPに「これまでに23人の死亡が確認されている」とし、捜索活動は今も続けられていると話した。

 地域の代表者は11日、犠牲者には5人の子どもも含まれていると明らかにした。

 現場には重機が投入され、ごみの山を掘り起こして捜索活動が行われている。

 カンパラのエリアス・ルクワゴ(Erias Lukwago)市長は、14ヘクタールの処理場からあふれ出るごみの危険性について以前から指摘していた。1996年に開設された同処理場には、市のほぼ全てのごみが持ち込まれている。

 ヨウェリ・ムセベニ(Yoweri Museveni)大統領は、軍の特殊部隊に捜索救助活動を支援するよう指示し、また「潜在的に危険なごみの山」の近くに居住許可を出したことについて責任の所在を明らかにするよう求めたことを明らかにした。(c)AFP