【9月9日 AFP】北大西洋条約機構(NATO)加盟国であるラトビアのエドガルス・リンケービッチ(Edgars Rinkevics)大統領は8日、ロシアの軍用ドローンがラトビア領内に墜落したと発表した。その上で、NATO圏の東翼沿いで領空侵犯が増えている点を指摘した。

 リンケビッチ氏はX(旧ツイッター)に「ロシアの軍用ドローンがきのう、ラトビア東部に墜落した。現在、調査が行われている」と投稿。「われわれは同盟国と緊密に連絡を取っている。同様の事案はNATOの東翼で増加しており、われわれは集団的な対応をする必要がある」と述べた。

 ラトビア国防省は、ドローンはベラルーシからラトビア上空に飛来し、東部レゼクネ(Rezekne)で墜落したと発表した。

 同じくNATO加盟国のルーマニアも8日、夜間に隣国ウクライナの民間インフラを標的としたロシア軍の攻撃ドローンがルーマニア領空を侵犯したと明らかにした。(c)AFP