豪ブレイキン選手、汚名返上の世界1位 パリ五輪では物議の演技
発信地:シドニー/オーストラリア
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【9月11日 AFP】世界ダンススポーツ連盟(WDSF)は10日、ブレイクダンスの最新世界ランキングを発表し、パリ五輪での演技が物議を醸したオーストラリアのレイチェル・ガン(Rachael Gunn、ダンサー名・Raygun)が女子の1位になった。
37歳のガンは、パリ五輪のブレイキン女子でカンガルーをまねる動きなどを取り入れた演技が世界的に嘲笑の的となったが、このたび世界ランク1位になり、汚名を返上した。
WDSFによれば、世界ランキングは過去12か月間の上位成績四つに基づいて決められる。ただし、2023年12月からパリ五輪までの期間に開催された世界ランクの対象大会が少なかったため、「多くの選手はランキングに反映される大会結果が一つしかなかった」という。
その中でガンは対象期間にオセアニア選手権で優勝し、1000ポイントを獲得していた。
日本の津波古梨心(Riko Tsuhako、ダンサー名・Riko)も2023年12月に香港で行われた国際大会「ワールドシリーズ」を制して1000ポイントを手にしたが、WDSFは、オセアニア選手権の方がワールドシリーズよりも大会としてのグレードが高いため、ガンを1位にしたと説明した。
ただし、ポイントは1年で失効となり、世界ランキングは来月に次回の更新を控えているため、ガンはすぐに1位の座を失うことになるとみられる。(c)AFP