【12月4日 AFP】2022年北京冬季五輪で金メダルを獲得したフィギュアスケート・アイスダンスのガブリエラ・パパダキス/ギヨーム・シゼロン組(フランス)が3日、引退を発表した。

29歳のパパダキスと30歳のシゼロンは、世界選手権で5度優勝し、北京五輪で金メダル、18年の平昌冬季五輪で銀メダルを獲得するなど、約20年にわたるキャリアで多くのタイトルを獲得してきた。

二人は「大きな感謝の気持ちで新たな一歩を踏み出すことを決めた」と発表し、「ファンの皆さん、氷上で喜びを共有してくれて本当にありがとう。素晴らしい思い出になった」と話した。

パパダキスとシゼロンは、五輪と5度目の世界選手権を制した後の2022年に休養を発表。その後は世界中のアイスショーに参加しながらも、競技復帰の可能性を完全には閉ざしていなかったが、ついに「それぞれ別の道を歩む」ことを決めた。

二人は2005年、パパダキスの母親でコーチでもあったカトリーヌ氏の勧めでペアを組んで以来、ずっと一緒に滑ってきた。二人は「これ以上は望めないほどの美しいキャリアだった」と付け加えた。(c)AFP