ウクライナ、16歳少女を反逆罪で訴追 ロシア支援で
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【12月5日 AFP】ウクライナ保安局(SBU)は4日、北部チェルニヒウ州に対するロシアによる空爆を支援したとして、16歳の少女を逮捕し、反逆罪で訴追した。
2022年2月のロシアによる全面侵攻開始以降、ウクライナはロシア軍に協力した疑いのある自国民に対する捜査数千件を実施しているが、未成年者の逮捕は異例。
SBUによれば、ロシアはこの少女に対し、ベラルーシと国境を接する同州の防空システムの位置を知らせるよう任務を与えた。
少女はタクシーに乗って偵察を行い、暗号化されたオンラインメッセージサービスを通じて機密情報をロシアに渡したとされる。
当局が防衛施設を撮影していた少女を拘束した。
SBUは「ロシアを利する諜報(ちょうほう)・破壊活動の証拠が入った携帯電話を押収した」と補足。少女が反逆罪で訴追され、勾留されているとした。
SBUは同日、鉄道やエネルギー施設に対して破壊工作や放火を行ったとして、首都キーウと南部ミコライウ州でその他6人を拘束したとも発表した。(c)AFP