Location via proxy:   [ UP ]  
[Report a bug]   [Manage cookies]                

製造

高い品質を生み出すヒトにやさしい製造体制

アマダグループでは、お客さまの工場で安定してマシンを稼働させるために、品質を何よりも厳格に管理しています。作業員一人ひとりが高いレベルで製造できるよう規定の整備や「品質道場」での教育を行っています。また、国内外に24の製造拠点を有することで、現地のお客さまへの迅速な納入を目指しています。BCPの観点からも、各地域拠点での現地生産化を推進していきます。

自社の製造においてもIoTを活用し、効率的に「ヒトにやさしいモノづくり」を行えるよう、工場全体と作業員一人ひとりをデジタル技術でサポートしています。さらに2030年までに、グループ全事業所や工場のCO2排出量の75%減(2013年度比)を目標にしており、製造におけるCO2排出量削減も推進しています。

写真
屋台ブースでの本体組立て
写真
IoTを活用した品質検査

富士宮/土岐事業所を中心とした品質マネジメント

板金加工機械の主要モジュールは富士宮事業所と土岐事業所で厳格な品質管理下で生産され、グループの海外生産拠点に届けられます。
富士宮事業所、土岐事業所を板金機械製造のマザー工場としてグローバルの製品品質の維持向上に努めています。
さらに、DX化を推進し、事業所や工場の連携を強化することで、変化に対する柔軟性と対応力を強化しています。

図版:板金機械製造のマザー工場である富士宮事業所と土岐事業所では、厳格な品質管理のもとに商品・ソリューションを生産するとともに、高い品質の期間モジュールを海外生産拠点に供給しています。

MAKによる品質管理・ヒトにやさしいモノづくり

アマダグループでは、品質を確保したまま生産性を高める「MAKの考え方」を取り入れています。これはシミュレータを活用した機能·性能検査を実施する「M(モジュール)」と、検査機器を用いた精度確認をして組み立てる「A(アッセンブリー)」、作業手順に合わせ複数の部品を集めて供給する「K(キット)」を指します。
また、加工機の根幹になるモジュール品については、最適な姿勢で作業ができるように専用作業台が作業者の身長や作業手順に合わせて可動できるようにしています。作業者に無理な姿勢を強いることを防ぐため、体格に関わらず標準作業を高いレベルで維持することが可能で、これにより安定した品質を担保しています。

写真
Yビームモジュールの機能・性能検査
写真
タレットモジュールの組立

グローバル生産

グローバル生産の取り組みとして、品質の要となるレーザ発振器や基幹モジュールは日本の中核工場からの供給を行うことで世界均一の品質を保持しております。一方で、各生産拠点では地産地消に取り組み、周辺装置、制御装置などは地域毎のニーズや調達環境に合わせたローカライズ設計を実施しております。また競争力のある製造コストを達成するため、積極的なグローバル調達にも取り組んでいます。

写真
アマダアメリカのカロライナ工場

ブースライン方式

組立工程は1台ごとに白線で区切られた屋台ブースで行われます。生産方式は機種特性やお客さまのニーズに対応するために「ブースライン方式」と「ブースチーム方式」の2つの方式を採用しています。「ブースライン方式」は量産に対応した方式で、作業者が同じ組立工程を繰り返すため、生産効率の改善とリードタイムの短縮が図れます。「ブースチーム方式」は多品種少量生産に対応した方式で、専属の作業者がチームで組立てを行うことで高い品質の商品をお届けします。

写真
白線で区切られた屋台ブース

生産システム(APEX:AMADA Production Enviroment Transformation)

アマダ独自の生産システムにより販売情報・開発情報・調達情報と連動し、生産計画および生産日程の最適化、在庫状況を加味した発注管理、作業進捗の可視化による工程阻害要因の即座の発見に繋げることを可能にしました。さらに協力会社様ともポータルサイトでの情報連携により、部品の納期情報や部品引当状況の最新情報を常に共有化できる環境を整えています。

写真
生産システム 座席日程管理画面