沢山の読者がインタビューの回答者となり、みんなで1冊の本を作り上げたっていう経緯が素敵です。
回答の内容は十人十色でも、みんな同志のようで、一人で読んでいても決して独りではではないような気にさせられます。
考えても永遠に答えの出ない、人生観を考えるような質問もあれば、「あなたのくしゃみの音を文字にすると？」なんて不思議すぎる質問もあったり、時々誰の回答も書いてない質問があったり。
自分と向き合う時間が増えた今だからこそ、沢山の人に読んで欲しい本です。
後半の「花言葉を束ねて」は金井さんらしい言葉の数々が紡がれています。
BIGMAMAのことを何一つ知らなくても楽しめますが、後から曲を聴いてみると「あっ、この歌詞ってあの本の…！」と、答え合わせが出来てそれもまた楽しい。
装丁も写真も綺麗で、手に取れる贅沢な美術館か図書館のような作品でもあります。おすすめです。
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教訓にしたくなるような、お守りにしたくなるような言の葉
空いた時間、暇を潰すのではなく、素敵に膨らむような過ごし方をしたい方に。写真好き、デザインに興味がある、花を愛でる人にも。いろんな方面から楽しめる一冊。人生の中で、なかなか聞かれることのない質問に答えて、インタビューされているような、新しい感覚で、読書時間を。自分の回答の中に、自分以外の人の回答の中に、またお礼と称して筆者が束ねた花言葉束の中で、大事な何かと出会るかも。
