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アマゾンのロングテールは、二度笑う 「50年勝ち組企業」をつくる8つの戦略 (講談社BIZ) 単行本 – 2006/10/19

3.0 5つ星のうち3.0 22個の評価

「会社の寿命30年説」は間違っている! イトーヨーカドーの「ダイエー化」、中国で勝った日本のコンビニ、ビル・ゲイツの天才性……など豊富な事例から、戦略のプロが「企業の生存力の高め方」を説く。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2006/10/19)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/10/19
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 244ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4062820315
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062820318
  • カスタマーレビュー:
    3.0 5つ星のうち3.0 22個の評価

著者について

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鈴木 貴博
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鈴木貴博(すずきたかひろ)

経済評論家、経営戦略コンサルタント。

大手企業の経営コンサルティング経験をもとに2013年に日本経済新聞出版社から出版した『戦略思考トレーニングシリーズ』が累計20万部を超えるベストセラーに。この本は「ビジネスモデル版 頭の体操」と呼ぶべき内容で、ほとんどの大企業の経営企画部でバイブル的に利用されている。

経済評論家としては未来予測の専門家(フューチャリスト)で、ダイヤモンドオンライン、東洋経済オンライン、現代ビジネス、プレジデントオンラインなどのメディアで月間100万PVの読者を集めている。

1986年に東京大学工学部物理工学科を卒業。世界最高の経営コンサルティングファームであるボストン・コンサルティング・グループに入社し、数々の大企業の戦略立案プロジェクトに従事。1999年のネットバブルの際にネットイヤーグループ(東証マザーズ上場)の創業に取締役として参加。2003年に独立し百年コンサルティングを創業。専門は大企業の競争戦略。

私生活ではメディア関係者の地下クイズサークル『夜会』に所属。得意ジャンルは未解決事件とオカルト・都市伝説。過去『パネルクイズアタック25』で優勝。『カルトQ』などクイズ番組出場経験も豊富。第四代地下クイズ王でもある。

文化人としてアスリートマーケティング所属。百年コンサルティング株式会社代表取締役。愛知県出身。

カスタマーレビュー

星5つ中3つ
22グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2018年3月25日に日本でレビュー済み
土俵を選ぶことが大事ということはよく理解できたが、非常に無駄が多い。
アマゾンとタイトルに書いてあるが実際はアマゾンのことは少ししか書かれておらず、いろんな企業エピソードの寄せ集めがたくさん書かれている。
専門的な高度な計算も書かれているのもおかしい。
物事をアイデアとして例えているのは面白いが、無駄を減らすだとかランチェスター戦略だとか、ほかの本にも書いてあるようなわかりきった内容が多い。
著者の言い回しも余計な単語や言葉が入っていて読み辛い部分が結構多かった。
2010年5月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『アマゾンのロングテールは、二度笑う』というタイトルから、Amazonに関する話題が大半を占めるのかと思ったが、本の一部だった。

タイトルに惹かれて購入した人にとっては、全然期待外れの内容になる可能性もあると思う。

ただ、本に書いてある内容は読みやすく、経営戦略について、いろいろな企業をケースを挙げて話をしていて、とても面白い。

「自分に有利な土俵を選ぶ」など、基本的なこと・当たり前のことは知っている人は多いと思うが、具体的な企業の名前を出して、実際に使われた戦法をネタに書かれているので理解がしやすかった。

「具体例が豊富」という点が本書の良い部分だと思う。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年8月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ロングテールの意義を断片的ではなく、総体的に把握しておこうと思い、それらしきタイトルの本を探している内、“二度笑う”なんていかにも詳しい説明が載っているとだろうと思ったのが大間違い。ロングテールに関してはホンの数ページだけ。自分でも思いつく程度の説明だけでした。タイトルで売らんかなの作戦にまんまと騙されてしまいました。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年11月3日に日本でレビュー済み
本書は経営戦略の本であり、要旨の骨格は「得意な土俵で儲けろ」ということを様々な例や視点で肉付けして説明している本である。
文章は非常に洗練されており大変読みやすいのだが、この程度の内容であれば問題意識のある人は戦略基盤として実生活から享受していると思われる。
コンサルタントとはどんな仕事や考え方をしているのかを垣間見ることは出来る。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年1月19日に日本でレビュー済み
 書名の『アマゾンの……』は、第7章に登場します。(章のタイトルは、「なぜアマゾンはロングテールで二度笑うのか」)

 書名自体がweb2.0関連本が良く売れていることを意識していますが、章のタイトルはあのベストセラー「さおだけ屋」をパクっています。

 じゃ、書名と章のタイトルで人目を引くだけの便乗本かと思ったら大間違い。

 おもしろい!

 競合他社に勝つ戦略というのは、こういうものなんだ。へえーー、ほーー。

 月並みで申し訳ありませんが、目からウロコの連続でした。

 私が知らない情報もたくさん書いてありました。いきなり第1章で「イトーヨーカドーがダメになった」なんて言われて、

  「えっ? ヨーカドーって、ダイエーや西友と違って業績好調じゃなかっの?」

と驚いてしまいました。

 鈴木敏文氏の経営手法を礼賛するような本がたくさん出ているのに……。そういえば、最近ヨーカドーへ行っても、お客さん少ないですね。

 また、第4章「なぜ外資系金融マンはBMWを買うのか」、第5章「なぜスタバはアメリカンコーヒーを駆逐したのか」では、「上流」と「下流」をターゲットにした市場攻略法を述べていました。

 詳細は本書を読んでいただくとして、その戦略を立案する前にヨーロッパの上流階級・下流階級を分析しているのが印象的でした。

 ヨーロッパの金持ちは、金持ちとしての歴史が長く、400年も続く富豪一族とか、歴史を通じて広大な地域の領主だったとか、金持ちのキャリアが違います。

 また、ヨーロッパの下流階級も長い歴史を持っています。

 フランスやイタリアの下流社会の人々は、所得は少なくても自由になる時間がたくさんあり、それだけ友人と語ったり、趣味に没頭したりと、自分のペースでのんびり優雅に人生を楽しむ生き方ができているとのこと。

 なんとスルドイ分析。

 お勧めです! この本。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年3月14日に日本でレビュー済み
有名な企業・商品・サービスを題材に、経営戦略の重要さを説明した書です。

著者いわく、やさしい経営戦略論の本、とのことですが、体系だった内容ではなく、ケーススタディといった感じです。

主な内容は以下

・外部環境の変化に合わせ、有利な土俵にシフトすることが、戦略にとって最も重要。

・大企業であっても、コスト構造の違う相手に対しては、同質化による消耗戦を取ってはいけない。

・自分の仕事の中で、こんなことはお断り、

 と思う頻度が高いものは、オンリーワンビジネスになる可能性が高い。

・上流市場相手には、絞った機能性サービスが効果あり

コンサルタントとしての経験から、興味深いエピソードがいくつかありました。

特にヨーロッパの歴史ある上流市場に関する題材は面白かったです。

一方、悪い点は、書名と内容が一致していないこと。

書名に関する記述は20ページ余りで、その内容も

「アマゾンは、ロングテールによる売上げ・収益への貢献がなければ、他の大手書店と業績面で大差ない」

といった程度のものでした。

売りたいがため、ではなく、本当に読者に伝えたいメッセージを、びしっと書名に込めていただけないものでしょうか。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年12月2日に日本でレビュー済み
本書はタイトルで損をしています。
そろそろ手あかのつき始めた「アマゾンのロングテール・・・」のタイトルを見て、
敬遠する方もいらっしゃると思います。実は私もそうでした。

なんの予備知識もなく読みました。
ビジネス書で本書のように面白かったことは、最近記憶にありません。
軽い驚きでした。(お世辞抜きです。)

まず文章上手ですね。わかり易い語り口です。
大事な内容と言えば、これも充実しています。
ヨーカ堂(私はこっちがしっくりきます)の経営状態やアマゾンの利益の源泉などを数字を用いて、
しかも思い切り簡単に説明しきっています。
しかもその後に戦略論を語ります。
これも巧くつながります。

私が面白かったのは、
ヨーカ堂の土俵論、スタバの格差社会におけるマーケィング論の二つです。

ただ「企業の永続性を確保するための戦略論」という本書の枠組みは、
テーマが多岐に渡っていて、
戦略論としては若干広すぎるかなあと思いました。
ただビジネス的な教養を獲得したい方にはお勧めです。
ビジネスのリベラルアーツ的な一冊になっています。
企業の成長戦略を身近に感じるには、
ちょうどいい難度で、知的好奇心をくすぐります。

著者には次回作を期待します。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年9月24日に日本でレビュー済み
この本に関しては、経営戦略といういかにも難しそうな内容をかみ砕いて、わかりやすく説明している。
以下、おもしろかった内容。

・なぜ松下はマネシナクなったのか
ほかの企業を真似する同質化戦略で儲けてきた松下が真似をしなくなったのは専売チャネルの低下にある。
シャープが液晶テレビを売って、松下が追随せずにプラズマテレビにしたのはそのためだ。

・なぜ小川直也はインリン様に負けたのか
オンリーワン戦略。新たな市場を築いてハッスルは成功した。
これはアスクルにも言える。

・なぜスタバはアメリカンコーヒーを駆逐したのか
下流市場を制す戦略。そしてドミナント戦略。スタバは「手に届く贅沢」を売っているのだ。

・なぜウィンドウズには欠陥があるのか
「欠陥率ゼロ」が日本の製造業を転落させている。不完全なベストエフォートが優勢の時代に。

てか、タイトル名はもっとほかにいいものがあったんじゃないだろうか(笑)
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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