痛快な研究である。古今東西の「悪口」について文化的側面から考察しているのだが、日本のさまざまな悪口とそれにまつわる歴史的な掘り起こしが特に面白い。「母開」など他ではまず目にしない単語が並び、当時の世相や政治局面の反映が分かりやすく語られている。筆者も巻末に述べているように、最近の「美しい日本語」的な潮流は、綺麗な表の側面にのみスポットをあて、悪口のような負の側面をないことにしようとしているように思える。しかしこの書物を繙いてみれば、悪口の豊饒な文化が見えてくる。悪口を実際に言うことを奨励するわけでは勿論ないが、言葉狩りをする前になすべきことがここに示されている。
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〈悪口〉という文化 単行本 – 2006/11/16
山本 幸司
(著)
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- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社平凡社
- 発売日2006/11/16
- ISBN-104582427154
- ISBN-13978-4582427158
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登録情報
- 出版社 : 平凡社 (2006/11/16)
- 発売日 : 2006/11/16
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 240ページ
- ISBN-10 : 4582427154
- ISBN-13 : 978-4582427158
- Amazon 売れ筋ランキング: - 272,988位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 557位文化人類学一般関連書籍
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2007年2月19日に日本でレビュー済み