検索サーバー対策がしっかりした中身の無いコンテンツを大量に供給することで、インターネットのトラフィックを集めて広告収入を得るビジネス・モデルを、コンテンツ・ミルと言う。そして、コンテンツ・ミルを業務とする会社をコンテンツ・ファームと呼ぶ。
検索結果で欲しい情報にたどり着けないのに、妙に広告の多く中身の薄いブログに到達してしまうときは、このコンテンツミルが理由だと考えて良い。
いつの時代も存在しそうな裏道ビジネスだが、米国最大手コンテンツ・ファームの米Demand Media社が2011年1月にニューヨーク証券取引所に上々を果たしており、専門的かつ大規模にコンテンツミルが行われている(TechCrunch)。
このコンテンツミルがGoogleの検索価値を低下させているので、Googleの収益を圧迫するだろうという話があるぐらいだ(nanapi)。競合他社ではなく、Googleに依存している企業がGoogleを追い込むとは考えづらいが、2011年1月21日の公式ブログの記事によるとGoogleは検索アルゴリズムの改良に乗り出したようだ。詳細は触れられていないが、恣意的なページランクの上昇を防ぐために、他者のサイトの文面をコピペする等の行為は意味を持たなくなるようだ。
実際にコンテンツミルを防止できるかは分からないが、この手のSEOに関しては、常にGoogleがイニシアティブを持っている。過去に恣意的に相互リンクを大量に貼り、ページランクを上昇させていたサイトが『Google八分』にあったことがあるが、コンテンツ・ファームが同じ目にあう可能性は低くは無いであろう。
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