DEVICEで新型の救急車が紹介されていた。
デザイナーの卵のFrederic Schwab氏がデザインしたそうで、動力部以外は中々スタイリッシュな感じだが、怪我や病気のときは乗りたく無いかも知れない。それでは写真を見ていこう。
砂漠でも走れそうなタイヤの車輪と、セミトレーリングアームで立派なサスペンション。
インターネット上で話題になっている事件を、理論とデータをもとに社会科学的に分析。
コンシューマー向けのオンラインストレージ・サービスと言えばDropboxが人気であったのだが、ここに来てGoogle Driveが公開されて、選択肢が増えてきた。
しかし、使ってみた感じはウェブの画面デザインがかっこ良いとは言えない事を抜かせば、そんなに悪くないように思えるのに、Yahoo!Japanが開始したYahoo!ボックスは人気が無いようだ。
イスラエル工科大学(Technion - Israel Institute of Technology)のLior Gepstein氏率いる研究チームが、皮膚から作成したiPS細胞を心筋に変える事に成功したと、Reutersが伝えている。
iPS細胞に三本の遺伝子とバルプロ酸を加えて心筋細胞への分化を誘導し、51歳から61歳の高齢の被験者から作成した人口心筋細胞は、若者の被験者からのと同様に鼓動したそうだ。
やまもといちろう氏とandalusia氏が、固定価格買い取り制度(FIT)に関するディスカッションを行っている。
電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」と「平成24年度調達価格及び調達期間に関する意見」を見れば全て疑問は書いてあると思いつつ、議論が噛みあっていないように見えるので、幾つか横槍を入れたい。
世間では立体構造の半導体を使ったコンピューターが高性能だと話題になっているが、生物をコンピューターにしようと言う動きもある。蟹を使ったコンピューターだけでは無くて、もうちょっと小さい磁性細菌を使ったコンセプトがPOPSCIで紹介されていた。
The Economistが、投資を縮小して国民所得を低下させると問題視されて来た法人税と利子所得課税が、もっと多くても良いのでは無いかと言う最近の研究を紹介している。
論点としては色々あるのだが、法人税と利子所得課税が貯蓄(=投資)を減少させる効果が限定的であること、利子所得課税が安く所得税が高いとストック・オプションでの給与が多くなる事、相続による貧富の格差を解消する効果がある事などが考えられているようだ(関連記事:所得再配分は経済成長につながる)。
駒澤大学の飯田泰之氏が興味深い事を言っている。曰く『「構造問題=様々な難問」程度の意味しか無いのだから,雇用問題に限らないが論説において「構造問題」が説明のキーになっていたら,その筆者の真意は「この問題は難しくてわかりません」だと考えて良い』そうだ(こら!たまには研究しろ!!)。なるほど、具体性が無く、何も言っていないのも同じ政策論議は良く見るので、この主張には共感はできる。
5月17日にエグリン空軍基地(EGLIN AIRFORCE BASE)の格納庫の一つで、溶接工が誤って消化システムを稼働させ、格納庫全体から周囲まで泡だらけにする事件が発生していた(Local15TV.com、Izismile)。
格納庫内には、F-15、F-16、A-10の戦闘機があったが、基地の圧縮空気泡消火システム(CAFS)は僅か2分間で泡だらけにしてしまっている。開発中のF-35は無事だった模様。また、清掃作業にかかるコストに関しては、基地はコメントを差し控えたようだ。
以前に「イマドキのマクロ経済学には非自発的失業はねぇ!」と言う重鎮の若手への説教があったのだが、「良く勉強してから発言しろ!」では経済学の素養が無い人には事情を理解できないと思うので、解説してみたい。つまり、イマドキのマクロ経済学の基礎、実物的景気循環理論(RBC)における失業だ。コースワークで上級マクロ経済学を履修した人には、常識的な話となる。
国内のゲームアーケードSNSではなく、Facebookの話だが、上場前に終末論が出始めている。Grouponほどはひどくないが、今後の展開はmixiと大差ないのかも知れない。
Facebookの調達額は最大約120億ドル、つまり1兆円規模のお金が動き、時価総額は最大1040億ドル(約8兆3600億円)に達する。かなりの収益力を求められるわけだ。しかし、収益力に疑いを向けられている。
消費税増税に伴って、軽減税率を導入しようとする人々がいる。確かに欧州では食料品などの税率が軽減されているが、これは余り適切な経済政策だとは思われていない。手間隙がかかるのと、消費者行動に影響を与えるからだ。
ビックリマンチョコを思い出して欲しい。チョコ菓子付のシールだ。食品と玩具の消費税率が違っていたら、どちらのレートを適応すべきか分からなくなる。フランスではキャビア19.6%、フォアグラ5.5%で、ドイツでは店内でハンバーガーを食べると19%なのに、テークアウトだと7%になる(【図解・行政】海外の消費税の軽減税率(2012年5月))。現場で混乱が生じやすいはずだ。
経済学を多少学んだ事のある人には、常識的で当たり前な事を紹介したい。少子高齢化が自然利子率を低くする理由だ。
代表的な世代重複モデル(OLG)のDiamond(1965)を引用して終了なのだが、どうも経済評論家の人々には明白ではないようだ。そんなに難しい話でもないので、簡単にOLGを紹介をしてみたい。
CEOの給与が高すぎると批判がある米国だが、2000年代に入り待遇が少し悪化しているようだ(EPI)。
経営者の報酬額のベンチマークとしては、社長とヒラの賃金比率、つまりCEO対一般労働者報酬比率(the CEO-to-worker compensation ratio)が指標としてよく使われる。上位350社の業界平均賃金に対するCEO報酬の比率の平均値を見ると、80年代後半に50を超えて急上昇し、2000年には383.4に達している。これは生産性の伸びや株価を遥かに上回る水準だ。しかし、2000年以降はこの比率は低下している。
漁業資源には共有地の悲劇と呼ばれる、毎年一定量の漁獲高であれば永続的に利益を上げられるのに、漁業資源を捕り尽くして枯渇させてしまう問題がある。だから漁獲高を管理する必要があり、その方法も総漁獲可能量(TAC)、個別漁獲割当(IQ)、譲渡可能個別漁獲割当(ITQ)と色々と考えられている。
これに関連して、個別漁獲割当による漁業資源管理が漁業再生に役立つと主張する勝川俊雄三重大学准教授のインタビュー記事がBLOGOSに掲載されていたのだが、細々とした部分で疑問が多い。TAC、IQ、ITQについて用語確認をした後に、勝川氏の主張にある疑問点を整理し、氏が隠していると思われる目的を明確にしたい。
関越自動車道でツアーバスが防音壁に衝突し、乗客7人が死亡した事故だが、連日の報道はツアー会社やドライバーの素性、そして規制緩和の影響についてが多くなってきたようだ。しかし、ツアー会社の違法状態は問題ではあるが、規制緩和が事故を増やしているとは言えなさそうだ。
メディアとしては、最初にガードレールの施設工事の問題などを報じてしまったのでネタ切れ気味なのかも知れないが、本質的な問題からは段々と離れていっている。
アダム=スミスの時代から保護貿易論者と自由貿易論者の戦いは続けられており、南北問題や自由貿易協定に関する議論もその延長に近いものだ。しかし、世の中はそう単純なものなのであろうか。
南北問題に話を絞ろう。国際貿易によって途上国生産物の価格が適正では無くなっていると言う批判と、自由化によって適正な価格と需給がもたらされていると言う主張がある。
小松原織香氏が、日本で社会貢献型ビジネスが流行らない事を、『日本の消費者が「買いたくない」からじゃないですか?その買ったときの、偽善と無力感に耐えられないからじゃないですか?』と評している(キリンが逆立ちしたピアス)。
フェアトレードに関してはその通りかも知れ無いし、日本は直接投資や政府間援助を通じて貢献しているので、大半の人はそれで十分だと思っている。何か問題があるのであろうか?
小松原織香氏の反論に、やまもといちろう氏が反反論している。
先物相場にも経済的な意味があり、アフリカのコーヒー農家の生活が苦しいのは、生産するコーヒー豆の品質が悪く、コモディティ化しているためだそうだ。書いている事は間違ってもいないが、議論が少し噛みあっていない。
「コーヒーと搾取とブロガー」で言及したけれども、この議論を再整理して、サブサハラアフリカのコーヒー農場労働者の生活改善に必要なことを考察してみたい。
飲食店でのコーヒー飲料の価格に占める原価のうち、コーヒー豆が微々たる額である事が話題になっていた(facebook)。
単にサービスが高コストであるだけの話で、コーヒー農家に利益を持たせようと言うフェアトレードを正当化する数字では無いのは確かだ(やまもといちろうBLOG)が、定期的にこの話題が持ち上がるのは興味深く、また、全般的に思考が足りない人が多いのが気に障る。
DVICEで風力発電所が地表温度の上昇をもたらすと言う研究が紹介されていた。4つの世界最大の風力発電所を含む、合計2,350基以上の風力タービンのある西・中央テキサスの2003~2011年の8年間のデータを分析したところ、冬季の夜間に0.72℃の温度の上昇が見られたそうだ。
Mail Onlineが空気中の湿度から真水を得るEole Water社の風力発電システムを紹介している。
風力発電で電力を起こし、エアコンで使われるコンプレッサーを回して空気を冷却、水分を得る方式で、既にアブダビで試作機が1時間に62Lの水を精製しているそうだ。霧がある山岳地帯などでは網を張って水分を回収するシステムが活用されているが、このシステムならば砂漠でも活用する事ができる。
サンリオピューロランドでキティ着グルミに泣き出した子どもは多いと思うのだけど、エバー航空(EVA)のハローキティ好きは筋金入りのようだ。
エバー航空は台湾の民間航空会社で、以前からハローキティのグッズを配ったり、ハローキティ塗装の航空機を運航していた。このキャンペーンは2008年10月と2009年3月に終了していたのだが、2011年10月31日からA330-300/200機で復活させており、その画像がIzismileに掲載されていた。やつらはマジだ。
Business Insiderによると、昨年5月にAF447便A330-203型機のフライトレコーダーが回収された後に解析が進み、墜落原因が概ね判明したようだ。昨年7月末に伝えられていたように、パイロットのヒューマンエラーが主たる原因だ。
2009年6月1日に大西洋上空を自動巡航中だった事故機は、二つある対流速度計のうち一つが切り離され、自動的に手動運航に戻された。対流速度は揚力に直結する最も重要な計器の一つだが、バックアップがあるため問題は無いはずだが、操縦を担当していた副機長は機種角を水平に維持し、速度を一定にする代わりに、機種角を急角度にした。
21世紀になって、妄想を映像にする人が増えたと思うが、秋に発売されると噂のiPhone 5についての妄想映像が出回っている(DVICE)。
iPhone 4Sの初期設定状態のSiriには、暗証番号でロックされた状態でもテキスト・メッセージを送ったり、カレンダーの予定を改ざんしたり、電子メールを作成したりすることができるセキュリティー・ホールがあったが、(妄想では)iPhone 5ではSiriの忠誠心が強化されるらしい。
ロシアの西シベリア・チュメニ州の州都チュメニ郊外で4月2日、乗客乗員43名が搭乗したロシア航空会社ユーテイル(UTair)のプロペラ旅客機ATR72が墜落し、うち33名が死亡した事故で、ロシア運輸省の監督官は、機体の氷結が原因だと見ているようだ(RIA Novosti)。
30年前にNASAが行った、メキシコの砂漠での旅客機の不時着テストが公開されている(Mail Online)。
胴体が折れていたりしてショッキングなのだが、科学的実験デザインに基づく初のテストで、乗員・乗客は乗っておらず、クラッシュダミーと記録用のカメラしか内部にはない。Boeing 727型機を利用している。
POPSCIが風船型の風力発電タービンを紹介している。円筒形の気球になっており、上空で安定した発電が可能だと言うアイディアのようだ。
MITをスピンアウトしたベンチャー企業Altaeros Energiesが開発しているシステム(AWT)で、現状では(直径?)10m級タービンのプロトタイプが300メートルまで上昇して発電を行う。牽引可能なトレーラーで移動ができ、コンピューター制御で全自動だそうだ。