ども!kenjiです。
Appleの製品といえば、”シンプルで飽きのこないデザイン“というイメージがありますよね。
そのAppleのデザインに多大な影響を与えたとされているのがあの”髭剃りで有名なBraun(ブラウン)”なんです。
Appleと髭剃りのブラウン、まったく共通点がないように思えますがそこには1人のデザイナーの存在があったのでした。
2社に共通する製品デザインに対する考え方とは
ブラウンと聞くと私達に馴染み深いのは髭剃りですが、実は小型電気器具メーカーとして、時計などの小型電気製品も販売しているんです。
特にデザインは機能的でシンプルなのでまるでApple製品のようにも見えます。画像はデジタルアラームなんですが、iPhoneっぽく見えるのは気のせいでしょうか。
このようなデザインの原点を作ったのが、インダストリアルデザイナーのディーター・ラムス氏という方で、実はあのAppleのデザイナー ジョナサン・アイブ氏にも影響を与えたと言われています。
Braunの影響を受けたと思われるApple製品は数多くあり、特にiPhoneの電卓アプリが有名で、ラムス氏がデザインしたBraun ET66計算機にそっくりです。
その他にもBraunのラジオとiPodを並べてみると、クリックホイール周りの雰囲気が似ていたり、
BraunのスピーカーとiMacの形が影響を受けたと思わせるデザインになっています。
これらの写真だけを見てしまうと、AppleはBraunのパクリかよと思われるかもしれません。しかしそうではなく、ディーター・ラムス氏の考える「良いデザインの十か条」というものの影響ではないかと言われています。
- 良いデザインは革新的である。
- 良いデザインは製品を便利にする。
- 良いデザインは美しい。
- 良いデザインは製品を分かりやすくする。
- 良いデザインは慎み深い。
- 良いデザインは正直だ。
- 良いデザインは恒久的だ。
- 良いデザインは首尾一貫している。
- 良いデザインは環境に配慮する。
- 良いデザインは可能な限りデザインをしない。
これだけをみるとむしろAppleの製品デザインの考え方ではないかと思ってしまいますよね。それだけこの考え方はジョナサン・アイブ氏に影響を与えたということでしょう。
もちろん、Braunの製品には今もこの流れが受け継がれており、最初のアラームクロックもそうですし、こちらのデジタル腕時計はどことなくApple Watchに通じるものを感じてしまいますね。
この記事で初めてBraunの髭剃り以外の製品を見たという方もいらっしゃると思います。もっと見てみたい方は公式ページを見ると色んな製品を見ることができますよ