日本維新の会の本拠地・大阪では、執行部への不信感が渦巻いている。
「『信じていたのにだまされた』っていうのは子供じみている」
調査研究広報滞在費(旧文通費)の見直しをめぐる自民党との党首間合意が決裂する結果となった維新。6月26日、馬場伸幸代表らによる異例の説明会の直後に開かれた党所属の大阪府議団の会合では、執行部を批判する声が相次いだ。
有権者からは「維新も既存政党になってしまった」「自民党とどこが違うのか」といった批判が寄せられており、「党員をやめる」と言われた府議もいるという。
府議団幹部は「自民党と同じように見られるくらいなら、維新の改革姿勢を貫く方が良かった」とこぼす。
ほころびの兆しは今年1月にさかのぼる。
昨年末に発覚した自民党派閥…