北山村で「じゃばらの里の収穫祭」 人口400人の山里に歓声響く
菊地洋行
特産のかんきつであるジャバラの収穫期に合わせた「じゃばらの里の収穫祭」が17日、和歌山県北山村であった。人口約400人の村に県内外から1千人以上が集うという人気の催し。村全体が他県の自治体に囲まれている国内唯一の飛び地自治体にちなんだ大縄跳び大会などで会場は盛りあがった。
「飛び地でジャンプ!」と銘打った大縄跳び大会は、職場の仲間など1チーム10人で跳んだ回数を競った。今回は14チームが参加し、県内の田辺市や白浜町、上富田町などで勤める郵便局職員でつくるチーム「ポストフレンズ」が36回を記録して優勝した。主将の岩本七音(なおと)さん(21)は「ぶっつけ本番で臨んだが、優勝できてうれしい」と、仲間と喜び合った。
木々が色づきはじめた会場では、イノシシ肉と野菜を煮こんだ、名物の「獅子(しし)鍋」もふるまわれ、多くの来場者が味わっていた。