満票MVPの大谷翔平、大リーグの固定観念覆した春先からの練習
安藤仙一朗
昨季までの6年間で、大谷翔平が大リーグに残した最大のインパクトは何か。それは、大リーグのルールを変えたことだ。
2017年オフに野球の本場・米国に渡り、球界関係者の間では懐疑的な声も少なくなかった投打「二刀流」を継続した。史上初めてシーズン10先発登板、20本塁打、10盗塁を同時に達成し、新人王を獲得した。
大リーグはその才能を出し惜しみさせまいと、先発投手が指名打者(DH)を兼務できるように22年からルールを改正した。大谷は23年、自身2度目の最優秀選手(MVP)獲得でそれに応え、二刀流のスーパースターとして地位を確立した。
他候補を圧倒した大谷の成績
右ひじを手術して迎えた今季…