従来の保険証新規発行停止、マイナへ本格移行 自治体窓口に相次ぐ人

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吉備彩日 佐野楓 村井七緒子
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 マイナンバーカードと健康保険証が一体化した「マイナ保険証」への移行が本格化し、2日から従来の健康保険証の新規発行が停止された。自治体によっては、マイナカードの手続きなどで窓口に訪れる人が相次いだ。ただ、トラブルなどを受け、マイナ保険証の利用は低調なままだ。

 2日、東京都墨田区のマイナカードの相談窓口「サポートコーナー」には、2020年の設置以降で最も多い58人が訪れた。各区は今後も手続きや相談をする人が増えるとみて支援を続ける方針だ。

 マイナカードをマイナ保険証として使うには、政府のオンラインサイトマイナポータル」や医療機関・薬局の窓口にあるカードリーダーなどでの登録手続きが必要だ。

トラブルの影響……利用率は15.67%

 従来の健康保険証は、2日以…

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この記事を書いた人
吉備彩日
くらし報道部|社会保障担当
専門・関心分野
社会保障、医療、共生社会
村井七緒子
経済部|デジタル庁担当
専門・関心分野
デジタル政策、AI、人権
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