出雲市の井上さんが全国大会へ アマ将棋名人戦山陰ブロック大会
石川和彦
第47回朝日アマチュア将棋名人戦(朝日新聞社主催)の山陰ブロック大会が8日、松江市北田町の城東公民館であり、島根県出雲市万田町の通信制高校3年井上来渡(らいと)さん(18)が島根勢同士の決勝を制して初優勝した。井上さんは山陰ブロック代表として、来年3月に東京で予定されている全国大会に出場する。
11月と12月にそれぞれ開かれた島根大会と鳥取大会を勝ち抜いた4人がトーナメントで腕を競った。準決勝は井上さんと出雲市高岡町の会社員渡部哲大(てつひろ)さん(33)が勝ち、決勝は井上さんの先手で始まった。
終了後、井上さんは「相手の知らなさそうな戦型に持ち込むことができ、ぎりぎりのところだったが、思い通りに攻めをつなげることができた」と勝因を分析。別のアマ名人戦などで全国大会に進んだことがあるといい、「優勝を目指して頑張りたい」と語った。
成績は次の通り。(前が勝ち。敬称略)
【準決勝】渡部哲大(島根)―塩見晴義(鳥取)、井上来渡(島根)―遠藤康平(鳥取)【決勝】井上―渡部