前橋市をPR、5人に 観光大使から名称も変更
杉浦達朗
【群馬】前橋市は、落語家3人に委嘱していた「まえばし観光大使」に、より幅広い分野で市をPRしてもらおうと今月から新たに3人を加えた。名称も「まえばしPR大使」に変更し、大使の活動を通して市のイメージアップや知名度向上を図る。
PR大使に就任したのは、2016年から観光大使だった落語家・立川談之助さん(71)と三遊亭竜楽さん(66)に加え、バイオリニスト・成田達輝さん(32)、映画監督・飯塚花笑さん(34)、プロ野球巨人・井上温大投手(23)の市にゆかりのある5人。観光大使は、22年に亡くなった三遊亭円楽さんも務めていた。
13日に市役所であった委嘱式で、成田さんは「芸術分野で、市民参加型の前橋に誇りを持てるような作品を制作してみたい」とし、郷土カルタの「前橋かるた」の朗読による「スピーチメロディー」の制作など早速アイデアを出していた。
飯塚さんは、前橋で撮影した作品が来年公開されることを明かし、「地元が改めていい場所だと感じている。市民が映画に参加できる企画などを通して、生まれ育った場所に貢献できれば」と語った。