ロス山火事、ペットも避難急ぐ 馬や犬など数百頭、施設が受け入れ
加藤あず佐
ロサンゼルス近郊で広がっている山火事は12日も続き、住民のペットの避難と保護も急がれている。ロイター通信は同日、近隣の乗馬センターや動物保護施設が、避難した馬や犬など数百頭の動物を受け入れたと報じた。
同通信によると、火災の被害を受けたロス東部には、乗馬の愛好家が多い地域があり、裏庭で馬を飼っていた人もいた。ロス北部バーバンクの乗馬センターは、馬やロバなど約400頭を保護。飼い主に連れてこられたり、逃げ回っているところを警察などが見つけて連れてきたりした。数十人のボランティアが、馬の散歩や敷地内の清掃を手伝っているという。
また、ロス北部パサデナの動物保護施設も7日以降、山火事で避難を強いられた犬など400匹以上の動物を受け入れた。けがをしたペットの治療に当たっているという。
米メディアによると、11日時点での山火事の死者は16人となり、被害を受けた家屋は約1万2千世帯にのぼっている。
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