プーチン氏と習近平氏がオンライン会談 トランプ氏念頭に連携確認

トランプ再来アメリカ大統領選挙2024

北京=畑宗太郎
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 ロシアのプーチン大統領と中国の習近平(シーチンピン)国家主席は21日、オンラインで会談した。ロシア大統領府によると、習氏が17日のトランプ米大統領との電話協議の内容を伝え、両首脳は「互恵的で互いの尊重を基盤とした米国との関係を構築する用意がある」として中ロが引き続き連携する姿勢を示した。

 会談では、今後の米国側との接触の進め方についても話したという。両首脳の年始の電話協議は、昨年は2月に行われており、今回はトランプ氏の20日の就任に合わせた可能性がある。

 プーチン氏は「我々の絆は相互の信頼や利益が基盤で、国際情勢には左右されない」と強調。習氏は「中ロ関係を高い水準へとリードし、安定性と弾力性をもって外部環境の不確定性に対処する」と応じた。

 両氏はともに国際・地域の問題でも意見を交わしており、トランプ氏が早期の終結を目指すとしてきたウクライナでの戦争をめぐっても意見を交わしたという。プーチン氏はトランプ氏の就任式に先立つ20日、「米国との対話に前向きだ」との考えを示していた。

 一方、関税などをめぐって米国との関係悪化が懸念される中国の習氏は、17日にトランプ氏と直接電話で協議。対話を保つ姿勢を確認していた。

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この記事を書いた人
畑宗太郎
中国総局
専門・関心分野
中国の外交、安全保障、社会、東南アジア情勢
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