トランプ氏、ロシアのG7復帰を主張 中ロとの軍縮協議にも意欲示す

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ワシントン=清宮涼
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 トランプ米大統領は13日、ロシアを主要7カ国(G7)の枠組みに復帰させるべきだとの考えを示し、「ロシアを(G8から)追い出したのは間違いだった」と主張した。トランプ氏は、ロシアや中国と核軍縮防衛費の削減をめぐって協議することにも意欲を示した。

 ホワイトハウスで記者団に語った。2014年のロシアによるウクライナ領クリミア半島併合を受けて、G7は当時の主要8カ国(G8)の枠組みからロシアを除外した。トランプ氏は13日、当時のオバマ米大統領の対応を批判。「ロシアが好きかどうかの問題ではない。プーチン大統領は復帰を望むだろう」と語った。

 トランプ氏は、1期目に各国首脳とロシアの復帰をめぐって協議していたとし、「素晴らしい男、安倍晋三首相は100%同意していた」とも述べた。トランプ氏は1期目でもロシアを含む「G8」の枠組みの復活を主張していた。

 トランプ氏は12日にはロシ…

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この記事を書いた人
清宮涼
アメリカ総局
専門・関心分野
外交、安全保障、国際政治
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    佐藤優
    (作家・元外務省主任分析官)
    2025年2月14日9時18分 投稿
    【視点】

     トランプ大統領の認識では、G7(もしくはG8)は、価値観を共通にする国家の協議システムではなく、帝国主義列強の利害調整の場なのでしょう。<トランプ米大統領は13日、ロシアを主要7カ国(G7)の枠組みに復帰させるべきだとの考えを示し、「ロシ

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