コンサルホーダイ参加者はほとんどの場合、技術的な作業については無料で依頼でき、住太陽が作業を実施します。社内の技術的なスキルが不足している参加者さんや、制作会社などの外部スタッフを持たない参加者さんに対応し、手間や費用の負荷を解消する無料サービスです。
目次
無料で作業を依頼できるケース
サイト運営者が新たに習得して実施するには難易度が高い技術的な作業でも、僕が作業すれば数分から十数分で完了する作業は多いものです。こうした作業では、やり方を教えるより僕がやってしまうほうが早くて楽ですので、僕が無料(追加費用なし)で作業を引き受けます。
意図および基本的な考えかた
コンサルホーダイの基本的な方針は「ページの追加や、ページ内容のアップデート、広告運用など、サイト運営者が内製すべき作業は社内でやってもらう、そのための助言はするが作業労働力の提供はしない」というものです。しかし以下のようなものについては例外として、僕が無料で実作業を引き受けます。
- 日々のサイト運用とは切り離された、頻繁には発生しない作業である
- 技術的な課題であり、サイト運営者が新たにその技術を習得することが困難である
- 慣れた者であればごく短時間(目安として30分以内)で完了できる作業である
- やり方を教えて内製で実装してもらうよりも、僕が作業を代行してしまうほうが手間が少ない作業である
実作業時間が数分から数十分という作業でも、制作会社に依頼すれば膨大なコストがかかります。現状と意図を伝え、見積もりを依頼し、5〜15万円(場合によってはそれ以上)の見積もりを受け取り、作業依頼をするかどうかを検討し、依頼し、検収する、といった一連の手続きのすべてにコストがかかるためです。
一方で僕が作業を引き受ける場合には、日頃からコミュニケーションがとれているため現状や意図の伝達は速く、作業時間も数分で済むため納品も速く、費用は無料です。僕にとってはやり方を教える手間も省けます。双方にとってメリットだらけですから、技術的な作業については無料でどんどん引き受けます。
これまで無料で対応した作業の具体例
初期診断の結果に応じてさまざまな作業を引き受けているため、作業の例はどんどん増えており、この項目は定期的にアップデートします。それらの一例を以下の列記しますが、おおまかには「僕がやればすぐ終わる作業」は全般的に無料で対応できるとお考えいただいて構いません。
インデックスカバレッジ
インデックスエラーの修正やインデックス状況の健全化のための作業が中心です。これらは頻繁に発生する作業ではなくサイト運営者が覚える必要がないため、またほとんどの作業は短時間(数分から十数分)で済むため、無料で対応が可能です。
- サーバ設定ミスによるソフト404多発の修正(.htaccessやfunctions.phpの修正)
- XMLサイトマップの設定(Wordpressプラグインの導入・設定や、EC-CUBEのサイトマップの改修など)
- テンプレートへのcanonicalリンクタグの挿入(Wordpress、EC-CUBE、および一部のカートASPなど)
- URLパラメーターの設定(トラッキング用パラメーターなどの処理)
- テンプレートへのメタタグnoindexの挿入
- robots.txtを使ったインデックス制御およびそのミスの修正
- リダイレクト設定(.htaccessの設定)
ウェブに関する主な指標
高速化作業のうち、.htaccessの編集やプラグインの導入など、簡単な作業で済むものについて無料で対応します。
- CLS に関する問題の修正(CMSやカートシステムのテンプレートの編集)
- ブラウザキャッシュを利用するためのサーバ設定(.htaccessの編集)
- WordPressのおすすめプラグイン導入および設定(CSSやJavaScriptの最適化)
- WordPressのおすすめプラグイン導入および設定(画像やその読み込みの最適化)
CMSやカートの実装
各種CMSや各種ショッピングカートの部分的なテンプレート修正、またはレイアウト崩れの修正など、目視やデベロッパーツールでわかる実装ミスの修正なども、たいていのものなら無料で対応します。運営者が新たに技術を習得したり、外注先に費用を支払う必要はありません。
- テンプレート編集によるMixed Contentの修正(画像やJavaScriptなどページ外部から読み込むリソースのパス修正)
- レイアウト崩れの修正(CMSやASPカートのテンプレートやCSSの修正)
- お問い合わせフォームのスパム対策(Contact Form 7)
- OGPなど各種メタタグの実装(Wordpressなど)
- WordPress本体やプラグインのアップデートにともなう不具合の修正
Google Analytics
よくある設定ミスの修正作業が中心です。設定ミスを修正することで将来的には状態を見通しやすくなりますが、直後にはデータの連続性が部分的に失われる可能性があるため、修正するかどうか、修正するならいつ修正するかという判断が必要です。
- ビューから除外するURLクエリパラメータの設定
- タグの設置ミスの確認と修正
- 不要なイベント発火の確認と修正
- 不適切な「デフォルトのページ」設定の修正
ドメイン移転
- マイナーなCMSを使用したウェブサイトのドメインを.comから .co.jpに移転
メール関連
- レンタルサーバ上でのメールアドレスの追加や削除、メールボックス容量の変更
- SPF、DKIM、DMARC のレコード設定
有料で作業を依頼できるケース
作業を引き受けるものについてはできる限り無料で対応できるように作業内容を工夫しますが、どうしても有料での対応となる作業もあり得ます。基本的には、調査や仕様の検討などを除いた実作業時間が30分を超える作業については有料です。
意図および費用感
僕としては、有料での対応にはあまり積極的ではありません。外部に制作会社などの協力会社さんがいる場合にはそちらへの依頼を優先してください。ただし、外部の協力会社を持たない参加者さんにはできる限り協力します。
- 実作業時間が30分を超える作業については有料で対応します。この場合、1時間あたりの作業単価は5,000円とします。ただしそのほかの作業の状況によっては、1時間を超える作業でも無料で対応することもあります。
- 複数日にまたがる作業が発生する場合、1日あたりの作業単価は40,000円とします。ただしこれはあくまでも見積もり計算上の単価です。実作業1日の見積もりでも、作業完了までに数日かかる場合があります。
これまで有料で対応した作業の具体例
基本的には無料で対応しているため、現時点(2020年9月)での有料対応の例は2件だけです。この項も定期的にアップデートしますが、事例はそれほど増えてこないと予想しています。
- EC-CUBEにおいて、管理画面上での設定変更と、複数のテンプレートを修正し、サイト内リンクのほぼすべてを書き換えるとともにcanonicalリンクタグを挿入。また、低品質ページにnoindex処理を実施。実作業時間2日。
- WordPressにおいて、マルチサイト構成で6サイトに分割され運用が複雑化していたサイトをシングルサイトに戻し、テンプレートを開発(既存のものを改造)、投稿カテゴリと投稿タグを整理。実作業時間2.5日。
作業を依頼できないケース
大がかりなリニューアルなど、長期間を要するものについては現状のところ対応できません。僕自身がまとまった作業時間を確保することが難しいためです。将来的には協力会社を通じて対応できるようにするつもりでいますが、現時点では白紙です。
まとめ
日々の業務で忙しくされているサイト運営者さんにとって、滅多に使わない技術を習得するために時間をかけるのは得策ではありません。また、日頃から円滑な意思疎通ができていて頼りになる制作会社がいればよいですが、多くのサイト運営者さんはそうした協力会社を持っておらず、ちょっとした作業のために多くの費用を支払っているのが現状です。
- 社内にはウェブ技術についてのスキルがなく、習得も困難で困っている
- たまに作業を依頼する先はあるが、依頼するたびに面倒なやりとりと高額な費用が発生してしまう
上記のような悩みをコンサルホーダイが解消します。技術がない、頼りになる協力会社がない、という会員の皆さんは、気軽に相談または依頼してください。だいたいのことはその日のうちに綺麗さっぱり片付くうえ、年に1〜2回ほどこうした依頼をするだけでも参加費用の元が取れて、とってもお得です。