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食べチョクで「月2500万円稼ぐ農家」も、残る課題。3つの新サービスで挑む、次のステージ

三ツ村 崇志[編集部]

三ツ村 崇志[編集部]

Nov 8, 2024, 7:05 AM

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会見
会見の様子。ビビッドガーデンの秋元里奈代表と、新サービスを利用する生産者たち。
撮影:三ツ村崇志

コロナ禍で話題になった産直ECの「食べチョク」。

「7年運営してきて、ポジティブな面も、一方で課題も出てきた。今日は私たちにとってすごく重要な一日です。生産者から消費者に直販する食べチョクから、一気にサービスのラインナップを拡充します」

運営元であるビビッドガーデンの秋元里奈代表は、11月7日に都内で開かれた事業説明会の場で、そう宣言した。ビビッドガーデンは、創業以来初めて物流拠点を持ち、新たなビジネスモデルにも挑戦する。

月2500万円稼ぐ農家も

食べチョクの生産者
食べチョクの生産者の中には、月間で2500万円近く稼ぎ出すつわものもいる。
撮影:三ツ村崇志

食べチョクのサービス開始は2017年。コロナ禍での急成長を経て、2021年には年間流通金額が数十億円規模にまで成長した。7年目を迎えたいま、登録生産者数は1万人、ユーザー数は100万人を超えた

128倍成長でも「まだ足りない」。食べチョク・秋元里奈代表が語る「上場」、一次産業と歩むIT企業の未来

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ビビッドガーデンは、実家が農家だった秋元代表が、産者のこだわりが正当に評価される世界の実現を目指し設立した。食べチョクも、低所得になりやすい中小規模の農家に新たな販路を提供することで、所得における課題を解決することを狙ったサービスだった。

コロナ禍では、野菜などを卸していた飲食店などが営業停止になったことで販路を失った生産者をサポートした。在宅需要も追い風に、販売数が増えていった。

「生産者さんにとって新たな販売の選択肢になっているのかなと思います」

と、秋元代表はこれまでの歩みを振り返る。

実際、食べチョクに登録している生産者の中では、月間最高収益で2500万円近く稼げるようになった農家もあったという。

ただ、7年運営してきた中では、課題も見えてきた。

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